アゼルバイジャン旅行記2018②バクーの世界遺産と燃える丘ヤナルダグ

フレイムタワー

シルクロードの隊商宿(キャラバンサライ)やシェキハーン国の宮殿が残るシェキから首都バクーまで戻ります。バクーではアゼルバイジャンで最初の世界遺産に登録されたバクー旧市街やテレビでも紹介される高層ビルのフレイムタワー、燃える丘ヤナルダグまで足を運びます。

シェキから首都バクーまでバスで戻る

シェキ バスステーション

シェキ バスステーション

、シェキ バスステーションにやってきました。アゼルバイジャン北西部のシェキから首都バクーまで移動します。

バクー行きチケット

バクー行きチケット

まずは窓口でバクー行きチケットを購入、シェキからバクーまで運賃は6.5マナト(430円)になります。バクーからシェキの運賃は7マナトでしたが、逆のシェキからは6.5マナトで何故か0.5マナト安いです。バスは韓国製中古バスになります。席は最後尾でチケットは最後の1枚でした。

バクー行きバス

バクー行きバス

、バクー行きバスが出発します。エアコン付きバスでしたがエアコンの効きは悪く大して涼しくなりません。シェキから首都バクーまで直線距離で約230km、約6時間の道のりになります。

レストランで休憩

レストランで休憩

、高速道路沿いのレストランに昼休憩で停車します。私はトイレだけ行っておきます。トイレはアンモニア臭がきつくお世辞にもきれいとはいえません。
、昼休憩を終えて出発します。

首都バクーに到着

バスステーション近くの渋滞

バスステーション近くの渋滞

、バスステーションまで残り500mほどの所で渋滞です。このまま降ろしてもらって歩いた方が早そうなのですが気長に待ちます。
、渋滞でバスが一向に進みませんので首都バクーのインターナショナル バスステーションの手前で降ります。

地下鉄Avtovaghzal駅

地下鉄Avtovaghzal駅

5分ほど歩いて地下鉄Avtovaghzal駅へ行きます。バスステーションの隣が地下鉄駅なので地下鉄でバクー中心部の28May駅まで移動します。地下鉄の運賃は0.2マナト(13円)になります。

ホステルの入る建物

ホステルの入る建物

、28May駅から徒歩10分ほどの所にあるホステルへ向かいます。Booking.comで予約しておいたCheck-in Baku Hotel & Hostelに到着です。

ドミトリー

ドミトリー

1泊8.98マナト(584円)のエアコン付きドミトリーで近所にスーパーマーケットがあり便利です。

アゼルバイジャンビールXIRDALAN

XIRDALAN

XIRDALAN

XIRDALAN アルコール4.8% 500ml 1.49マナト(97円)
デンマークのカールスバーグがアゼルバイジャンで生産するローカルブランドでアゼルバイジャンビールになります。ラガービールで味はすっきり系、飲みやすいです。

ウズベキスタン航空 バクー→タシケントの航空券予約

バクーでの拠点を確保しましたので、次の目的地ウズベキスタン・タシケントまでの航空券を予約します。アゼルバイジャンは10日以上滞在する場合には宿泊施設か移民局で滞在登録が必要で色々と面倒なのでさっさと移動します。今回はウズベキスタン航空のWebサイトで予約です。8月2日のHY756便のエコノミークラスの航空券を予約します。チケットの料金は245.60ドルになります。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 4.59マナト
宿泊費 44.9マナト 1泊8.98マナト×5
交通費 0.2マナト 地下鉄
交通費 6.5マナト シェキ→バクー
合計 56.19マナト
旅行費用
項目 金額 備考
交通費 245.60ドル バクー→タシケント
合計 245.60ドル

バクーの観光地を一回り

アゼルバイジャンの首都バクーまで戻ってきました。バクーから次のウズベキスタン・タシケントまでの出発に日にちがありますのでバクー市内と郊外の観光地を一回りします。

世界遺産バクー旧市街

地下鉄28MAY駅

地下鉄28MAY駅

、地下鉄28MAY駅にやってきました。世界遺産バクー旧市街のある地下鉄Icharishahar駅へ向かいます。地下鉄の運賃は0.2マナトになります。

世界遺産バクー旧市街

世界遺産バクー旧市街

、バクー旧市街にやって来ました。このバクー旧市街は2000年にアゼルバイジャン初の世界遺産に登録されています。正式名称は「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔(Walled City of Baku with the Shirvanshah’s Palace and Maiden Tower)」になり、名前が長いのでバクー旧市街と呼ばれています。

世界遺産バクー旧市街

世界遺産バクー旧市街

こちらがバクー旧市街で一番の見所になる高さ30mの「乙女の塔」です。元々はゾロアスター教寺院として建てられたと言われ、現在の塔は12世紀に建てられたものになります。伝説では望まない結婚を拒否した王女が身を投げたと伝えられています。

世界遺産バクー旧市街

世界遺産バクー旧市街

バクー旧市街は城壁に囲まれた都市になっており、オスマン帝国やペルシャのサファヴィー朝が統治していた頃の姿を保っており、旧市街に散らばるようにイスラム教やゾロアスター教の遺跡が残されています。

世界遺産バクー旧市街

世界遺産バクー旧市街

旧市街は朝は人が少なく静かで散策するには丁度良いです。昼近くになると観光客で賑わってきます。

世界遺産バクー旧市街

世界遺産バクー旧市街

旧市街を囲む城壁です。

アゼルバイジャン国旗

アゼルバイジャン国旗

、旧市街の隣りにある海岸公園にやって来ました。海岸には大きなアゼルバイジャン国旗がはためいています。国旗の奥に見えるのがアゼルバイジャンで一番有名なビルのフレイムタワーです。これからフレイムタワーまで歩いていきます。

殉教者の小道

殉教者の小道

殉教者の小道

、殉教者の小道(Şəhidlər Xiyabanı)にやってきました。ここはソ連末期にバクーで起きたソ連軍との衝突で命を落とした市民やナゴルノ・カラバフ戦争での戦死者が眠る墓地です。墓地ですがフレイムタワーの近くにありバクーの主要観光地になっており多くの観光客が訪れております。

Shahidlar Monument

Shahidlar Monument

殉教者の小道を進んでいき奥にあるのがShahidlar Monumentです。

Shahidlar Monument

Shahidlar Monument

広島平和記念公園にある平和の灯と同じ様に火が灯されています。

Shahidlar Monumentから見えるバクー

Shahidlar Monumentから見えるバクー

Shahidlar Monument周辺からはバクーが一望できるようになっています。

フレイムタワー

フレイムタワー

フレイムタワー

、フレイムタワー(Flame Towers)にやってきました。ホテル棟、オフィス棟、住居棟の3つのビルから構成されるアゼルバイジャンを代表する建築物です。近くで見ると大きすぎてカメラに収まりきれません。

フレイムタワー

フレイムタワー

海岸から見ると高台の上にあるので全体がよく見えます。ちなみにフレイムタワーには三菱電機のエレベーターやエスカレーターが使われています。

バクーの夜景

バクーの夜景

、フレイムタワーの見えるバクー旧市街近くの海岸にやってきました。バクーの日の入りの時刻は21:58ですのでこれからテレビでアゼルバイジャンが紹介されると高頻度で出てくるフレイムタワーのライトアップを見物します。

フレイムタワー

フレイムタワー

日の入り前からフレイムタワーのライトアップが始まっていました。フレイムタワーの名前通り炎のライトアップになっています。

フレイムタワー

フレイムタワー

こちらはアゼルバイジャンの国旗の色でライトアップ。

フレイムタワー

フレイムタワー

アゼルバイジャン国旗です。

フレイムタワー

フレイムタワー

よくテレビで紹介される国旗を振る人たちです。フレイムタワーのライトアップは何種類もあるようです。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 10マナト
交通費 0.8マナト 地下鉄
合計 10.8マナト

朝からビール

Baltika #9 Strong

Baltika #9 Strong

Baltika #9 Strong アルコール7.5% 500ml 2.05マナト(133円)
朝から朝食にビールを飲んでおります。アゼルバイジャン生産のロシアブランドなのですがビールなのにアルコール度数7.5%です。さすがウォッカの国ロシアです。ビールは5%前後が標準的だと思うのですが、このロシアブランドはアルコール度数高めです。味の方は少し苦めです。

"33" Export

“33” Export

“33” Export アルコール4.2% 500ml 1.69マナト(110円)
変わり種でナイジェリア発祥のラガービールがアゼルバイジャンで生産されています。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 9.2マナト
合計 9.2マナト

アゼルバイジャンの燃える山ヤナルダグ

ヤナルダグ

ヤナルダグ

バクー郊外にあるヤナルダグ(Yanar Dag)にやって来ました。入場料は2マナトになります。交通手段は地下鉄28May駅からGreen Lineに乗車してAzadlig Prospekti駅で下車、駅近くのバス停から147番バスに乗車します。バクー市内から郊外へ出ると石油や天然ガスの採掘施設が無数に見えてきます。採掘施設を通り過ぎると終点のヤナルダグに到着、バスの運賃は0.3マナトになります。

ヤナルダグ

ヤナルダグ

ヤナルダグは地中から吹き出す天然ガスが燃え続けている丘です。ヤナルダグはアゼルバイジャン語で「燃える山」を意味しています。周囲にはガスが吹き出す音が響いて丘の下が燃えています。離れていても炎の熱気を感じられあまりの熱さであまり近づくことは出来ません。

ヤナルダグ

ヤナルダグ

何もない地面から炎が吹き出す光景はゾロアスター教とも縁のあるアゼルバイジャンでは神秘的な光景です。

ヤナルダグ

ヤナルダグ

ヤナルダグは「燃える山」や「燃える丘」を意味していますが実際は丘のほんの一部分が燃えているだけで規模自体は小さいです。炎は5mぐらいの幅しかありません。

アテシュギャーフ寺院(Ateshgah Temple)

アテシュギャーフ寺院

アテシュギャーフ寺院

バクー郊外のSuraxanıにあるアテシュギャーフ寺院(Ateshgah Temple)にやって来ました。入場料は4マナト(270円)になります。3つの宗教ヒンドゥー、シーク、ゾロアスターの寺院になり18世紀に建設されました。寺院内で吹き出すガスが燃え続けていることからFire Templeとも呼ばれています。

アテシュギャーフ寺院

アテシュギャーフ寺院

寺院ということですが、現在は観光用に整備され博物館として運営されています。

アテシュギャーフ寺院

アテシュギャーフ寺院

建物自体は新しすぎるので再建されたもののようです。

アテシュギャーフ寺院

アテシュギャーフ寺院

この寺院でもかつてはヤナルダグの様に吹き出す天然ガスが燃え続けていたのですが、現在の炎は観光用でガス管からガスが供給されております。

28 Mallのフードコートで食事

28 Mall

28 Mall

地下鉄28 May駅に戻りバクー中心部のショッピングモール28 Mallに寄ります。

地下鉄28 May駅周辺

地下鉄28 May駅周辺

28 Mallからは地下鉄28 May駅やバクー駅などが見えます。

昼食

昼食

28 Mallのフードコートで遅めの昼食を食べます。アゼルバイジャン語が分からないので店員さんに進められた料理を注文します。こちらはピラフやチーズを使った料理。

昼食

昼食

こちらは肉料理で合計25.5マナト(1658円)です。量のわりにかなり高いです。バクー中心部のショッピングモールのフードコートという事もあるのでしょう。約2日の食費が1食で消えました。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 35.05マナト
交通費 0.4マナト 地下鉄
交通費 1.1マナト 路線バス
ヤナルダグ 2マナト
アテシュギャーフ寺院 4マナト
衣類 32マナト
合計 74.55マナト

明日はアゼルバイジャンからウズベキスタン

明日はアゼルバイジャンから中央アジアのウズベキスタンに移動します。移動の準備としてウズベキスタン、キルギスなどの中央アジアの情報を1日掛けて確認しておきます。本当は前もって少しづつ調べておくべきなのですが直前になってロンリープラネットを読んでいます。一区切り付いた所で残っているアゼルバイジャン・マナトを使い切るためにスーパーマーケットで買い出しです。

Baltika Kuler

Baltika Kuler

Baltika Kuler アルコール4.7% 500ml 1.6マナト(104円)
アゼルバイジャン産ロシアビールのBaltika Kuler。種類はラガービールになります。

S&R’s Garage Hard Lemonade アルコール4.6% 440ml 3.2マナト(208円)
同じ商品をアゼルバイジャンでも生産しているのですが私が確認した限りだとどこの店でもロシア産のレモネードばかりでした。このS&R’s Garage Hard Lemonadeは元々はフィンランド発祥のブランドです。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 13.25マナト
合計 13.25マナト
フレイムタワー