インド北部のヒマーチャル・プラデーシュ州スピティ地方チャンドラ・タールのキャンプエリアにやってきました。標高4270mに位置するチャンドラ・タールは「月の湖」を意味しており、冬は雪に閉ざされ夏の観光シーズンにだけ訪れることが出来るラムサール条約にも登録された神秘の湖です。今回のアジアパックパッカートラベルではチャンドラ・タールのキャンプエリアにある「JAMAICA’S CAMP CHANDERTAL」に宿泊しましたので紹介したいと思います。
アクセスなど
チャンドラ・タールまで行く起点になる大きな町はマナリとカザになります。夏季限定で早朝にマナリ⇔カザのバスが運行されますので、バスに乗車してチャンドラ・タールで下車します。下車地点から道なりに峡谷を約10km歩くとキャンプエリアに入ります。
キャンプエリアの一番奥にPOLICE CHECK POSTがありますので、その真向かいがJAMAICA’S CAMP CHANDERTALです。バス以外はマナリやカザでタクシーをチャーターしてキャンプエリアや更に奥のチャンドラ・タールの駐車場まで行くことが出来ます。
看板が出ていますのでチェックポストまで来ればすぐに見つかります。
ロケーションなど
JAMAICA’S CAMP CHANDERTAL
住所:Chandratal Camp Area, Lahaul and Spiti, Himachal Pradesh 172114, India
GPS座標:N32° 27.033′ E77° 36.735′
設備
部屋は1泊500ルピー(800円)の朝夕食付き、トイレ共用2人用テントになります。他には1泊800ルピー朝夕食付き、トイレ付き2人用テントもあります。
照明はありますがコンセントは無しの寝るだけ最低限の設備です。送電線が来ていないのでカメラのバッテリー充電はソーラーパネルが使える晴れた昼間だけ食事するテントで出来ます。電気が来ていないので携帯電話の電波も来ていませんしWi-Fiもインターネットもありません。水道は雪解け水を使用しているので、水だけは24時間供給です。
トイレは外の共用トイレで桶に水を汲んで流す方式です。山のベースキャンプにあるようなトイレになります。シャワーはありません。
こちらはダイニングになっているテントでストーブがあります。
標高4000m以上の高地で夜間は風が強く冷え込みますので夏でもストーブが活躍します。
朝夕食付きで夕食はダル・ライスを頂きました。お代わり自由なので大食いの私は2回お代りして満腹です。
周辺は北へ約3km進むと標高4270mの湖チャンドラ・タールがあります。秘境にある神秘の湖は晴れた日にその美しい神秘の姿を現します。
良い点
- チャンドラ・タールに一番近いキャンプ
- テントなので秘境感がある
チャンドラ・タールは保護区域になっており周辺はキャンプなど宿泊一切禁止で湖の約3km手前のチェックポストがあるキャンプエリアでの宿泊になります。今回宿泊したキャンプは、そのチェックポストの真向かいにありチャンドラ・タールに一番近いキャンプとなります。テントでの宿泊になるのでゲストハウスとは違った雰囲気があり場所柄もあり秘境感が漂っています。
悪い点
- 充電はソーラーパネルが使える晴れた昼間だけ
電気が来ていない、携帯電話が使えないといった秘境なので、この辺は大した問題では無いですね。
総合的にはチャンドラ・タールを観光するなら宿泊先候補に入れても良いでしょう。周辺には数軒のキャンプがあり比較が出来ますが大体似たような設備になってきます。