インド・ラダック旅行記ヌブラ渓谷③バスでトゥルトゥクからディスキット、シェアタクシーでレーに戻る

レー

インド最北部のジャム・カシミール州ヌブラ渓谷にやってきました。今回のアジアバックパッカートラベルではレーからヌブラ渓谷のパナミク、ディスキット、トゥルトゥクをシェアタクシーとバスのみで自力で周遊します。カシミール紛争のインド・パキスタンの停戦ラインから約10kmの外国人が行けるインド最北の村トゥルトゥクからバスでディスキットに戻りシェアタクシーでラダックの中心地レーに戻ります。ヌブラ渓谷はインド・パキスタンの停戦ラインに近いため許可証のインナーライン・パーミット(Inner Line Permit; ILP)をレーの旅行代理店で手配しております。

インド・ラダック地方レーで有効期間15日間のパーミット(ILP)を申請する

2019年8月3日
3日目の旅程
トゥルトゥク(Turtuk) 2800m 出発
ディスキット(Diskit) 3150m
North Pullu チェックポスト 4690m
カルドゥン・ラ(Khardung La)5359m
South Pullu チェックポスト 4620m
レー(Leh) 3500m

*ルートは実際にGPSで収集したデータを使用しています。

満員バスでトゥルトゥクからディスキットまで移動

トゥルトゥク

トゥルトゥク

、トゥルトゥクの村外れの橋にあるバス停にやってきました。ディスキット行きバスは06:00にやってくるのですが既に乗客が20人以上おります。バスの座席は22席なので座ってディスキットまで移動するのはほぼ不可能です。

ディスキット行きのバス

ディスキット行きのバス

、ディスキット行きのバスがやってきました。既にほぼ満席で空席3席ですぐに埋まります。乗客以外にもニワトリ2羽も乗車中でした。ディスキットまで立ち席での移動が確定しました。トゥルトゥク→ディスキットの運賃は120ルピー(192円)になります。

ディスキットに続く道

ディスキットに続く道

ディスキットまで座れずに移動と思ったら運良く地元民が数人下車して席ではありませんが最前部のドライバーさんの隣に座れました。

ヌブラ渓谷

ヌブラ渓谷

とりあえず座ってディスキットまで移動になりました。ヌブラ渓谷のショク川に沿ってバスが移動していきます。車内は座れない乗客がひしめき合い日本なら確実に定員オーバーです。1日1往復の運行は確実に輸送力不足で、最低でも夏の観光シーズンは朝・昼の2往復以上は必要でしょう。トゥルトゥクからディスキットの移動はバスよりもゲストハウスでシェアタクシーを手配してもらった方が良いです。

ディスキット到着

ディスキット到着

、ディスキットのバススタンド1km手前で下車します。

シェアタクシーでディスキットからレーまで移動

タクシースタンド

タクシースタンド

ここにレー行きシェアタクシーのタクシースタンドがあります。昨日バススタンドにもシェアタクシーはいたのですがレー行きの地元民たちが下車しているので、ディスキットのタクシースタンドでレー行きシェアタクシーを探した方が確実のようです。

タクシースタンド

タクシースタンド

見た目はただの駐車場なので初めての場合タクシースタンドなのか判断に困るのですが、それらしい看板が掲げられているので何とかタクシースタンドだと解ります。

レー行きシェアタクシー

レー行きシェアタクシー

早速レー行きシェアタクシーの料金交渉と行きますが公定価格があるようでネットでの事前情報通り500ルピーで決まりです。レー行きの乗客が集まり次第の出発ということでしばらく待機となります。

ヌブラ渓谷

ヌブラ渓谷

、1時間ほど待ちようやく乗客が集まりディスキットを出発、乗客8人でレーまで向かいます。

カルデュン村

カルデュン村

、標高3950mのカルデュン村で昼食休憩です。ちょうどレーからディスキットに向かうバスも昼食休憩で停車中でした。富士山より高い標高3950mの村でも日差しが強いためにかなり暑く日陰でないと涼しくなりません。

タイヤ交換

タイヤ交換

昼食休憩での停車と思っていたら右前輪をパンクしておりタイヤ交換も行います。

渋滞

渋滞

昼食休憩を終えて出発しますが渋滞で停車します。前方で何かが起きている様子です。

渋滞

渋滞

大型車が立ち往生しており迷彩服の人たちが交通整理をしています。ミリタリーポリスのBorder Security Force (BSF)の人でしょうか?

インド軍のトラック

インド軍のトラック

渋滞を抜けて峠の下の方を見るとインド軍のトラックが大名行列の如く列を成して走っています。

カルドゥン・ラ近辺

カルドゥン・ラ近辺

標高5000mを越えてくると周辺は真夏の7月でも雪化粧が残っています。

峠のカルドゥン・ラ5359mを越える

カルドゥン・ラ

カルドゥン・ラ

、峠のカルドゥン・ラ(Khardung La)5359mを通過します。天気が晴れなのでインド人ライダーたちが集まり記念撮影中です。

カルドゥン・ラ

カルドゥン・ラ

空を見ると青空がしっかりと見えます。

カルドゥン・ラの気圧

カルドゥン・ラの気圧

別の日に計測したデータですが標高5300m以上になると気圧は530ヘクトパスカルまで下がっています。平地の1気圧が1013ヘクトパスカルですから気圧は半分近くまで下がっています。

カルドゥン・ラのマウンテンバイクツアー

カルドゥン・ラのマウンテンバイクツアー

峠のカルドゥン・ラを越えて表高3500mのレーまで下っていくことになるのですが、自転車で峠を下る人たちを数人見かけます。欧米人たちのグループを見ていると後方にトラックが走っており、車で峠まで自転車を運んでカルデュンラ峠からレーまで下ってくるというツアーのようです。自転車で5000m以上まで上るのは大変ですので峠まで運んでもらう方が楽ですね。

レーやストック・カンリ

レーやストック・カンリ

天気が良いのでカルドゥン・ラからはレーやストック・カンリ(Stok Kangri)6154mが見えます。

レーに到着

ポログランド駐車場

ポログランド駐車場

、レー中心部付近のポログランド駐車場に戻ってきました。

ポログランド駐車場

ポログランド駐車場

ディスキットからレーまで4時間45分の移動でした。レーからヌブラ渓谷に入る際はSouth Pullu チェックポスト 4620mとNorth Pullu チェックポスト 4690mでパーミットのコピーが回収されるのですが、レーに戻る際はノーチェックで素通りでした。これだとパーミットの期限が過ぎても大丈夫じゃないかと思うぐらい警備体制が緩いです。

旅行費用
項目 金額 備考
バス 120ルピー トゥルトゥク→ディスキット
タクシー 500ルピー ディスキット→レー
合計 620ルピー 1ルピー≒1.6円
円換算:992円
レー