インド最北の州ジャム・カシミール州のラダック地方レーを起点に3泊4日でツォ・モリリ、ハンレ、パンゴン・ツォなどのチャンタン(Changtang)と呼ばれるラダック地方の東部を廻ります。2日目は標高4522mのツォ・モリリ(Tso Moriri)湖畔の村コルゾック(Korzok)からマヘ・ゴンパ(Mahe Gompa)、ニョマ・ゴンパ(Nyoma Gompa)に立ち寄り宿泊地になる標高4200mのニョマ村(Nyoma)を目指します。
2日目の旅程
コルゾック(Korzok)出発
マヘ(Mahe)チェックポスト
マヘ・ゴンパ(Mahe Gompa)
ニョマ・ゴンパ(Nyoma Gompa)
ニョマ(Nyoma)宿泊
*ルートは実際にGPSで収集したデータを使用しています。
ツォ・モリリ
、朝食はパン、オムレツでインドやラダックらしさは一切無しでちょっと残念、チャパティやプーリーを出してくれればインドらしさが出るのですが。
、コルゾック村(Korzok)を出発します。村の南にあるツォ・モリリのView Pointへ向かいます。天気は曇りですが一部に青空が見えて湖の青さがよく分かります。
天気が完全に晴れていれば絶景が見られるのでしょうが今回は雲が多く残念です。
View Pointから見えるコルゾック村の全景とツォ・モリリの湖面の組み合わせは天候次第で絶景になるようです。
快晴ならもっと良い風景が見られるのでしょうが今回はこれが限界のようです。
コルゾック・ゴンパ
、コルゾック村に戻ってきました。村の中心部にあるコルゾック・ゴンパを見学します。
入場料は50ルピー(80円)になります。チケットを見るとDupgyut Tantar chhosling Monasteryとあるので、これがコルゾック・ゴンパの正式名称のようです。
ゴンパ内部は撮影OKで古い仏像がいくつもあります。
チベット仏教の舞踊「チャム」で使用される仮面もあります。
壁には古い仏教壁画が残されています。
僧院自体は古いようですが本堂は手入れされているようで綺麗です。
、コルゾック村の出入口にあるインド・チベット国境警察(ITBP)のチェックポストに到着、ドライバーさんがパスポートとパーミットを持ってコルゾック村を出る手続きをします。コルゾック村を出てツォ・モリリ湖畔に沿って北上していきます。
ツォ・モリリからマヘ、ニョマ・ゴンパ
途中、ツォ・モリリ湖畔で放牧中の羊たちに遭遇します。チャンタン高原に入ってから羊、馬、牛たちは見ていますがヤクは未だ見かけておらずチベットの雰囲気はまだまだです。
、昨日曇りで撮影がダメだった標高4705mの塩湖キアガル・ツォで再び写真撮影ですが雲が多くイマイチです。
、昨日の通過したスムド村(Sumdo)近くの分岐点に戻ってきました。西のタグランラ峠、トゥクジェ方面、南のツォ・モリリ方面と東のニョマ、ハンレ方面に分かれており、ここから東のニョマ、ハンレ方面の道を進みます。
、インダス川に架かる橋を渡り、標高4160mのマヘ(Mahe)村のチェックポストに到着、ここで小休憩でミルクティー20ルピー(32円)を飲みます。このマヘのチェックポストはゲートはあるのですが開いたままで外に人がおらず自転車なら気づかれずに素通りできそうな雰囲気です。
マヘ・ゴンパ
、インダス川に沿って東へ進み、5分ほどでマヘ村のマヘ・ゴンパ(Mahe Gompa)に到着です。マヘ・ゴンパは留守で僧侶不在だったため外観のみの見学になります。
マヘ・ゴンパは他の僧院とは少し違い建物が新しく綺麗すぎるという印象です。
マヘ・ゴンパは丘の上にあるのでマヘ村が一望できます。
、マヘを出発してインダス川沿いに東へ向かいます。マヘから東は道路は工事中で未舗装道路と舗装道路が混在しています。
マヘから東に来るとインダス川の川幅が広くなり流れが緩やかになります。アルチやラマユルまで向かう際に見る流れの速いインダス川とは随分と印象が違います。
、ニョマ村に入り道路脇のレストランで昼食です。ダルライス120ルピー(192円)とモモ100ルピー(160円)を頂きます。こちらがインド料理豆カレーのダル。
こちらはチベット料理のモモ。
、ニョマ村の宿泊場所に到着です。ニョマ村は標高4200mになりレーより約600m標高が高くなります。
ニョマ村ではVILLAGE NYOMA HOMESTAYに宿泊です。
1泊1000ルピー(1600円)、トイレ付きのツインルームですがニョマ村は断水中でバケツに水を汲んで対応です。電気はツォ・モリリのコルゾック村と同様で当然ですが夜間のみの電力供給です。断水中ですのでミネラルウォーターを購入しておかないと歯を磨いたりするのが出来ません。昼間の停電は慣れていましたが断水は初めてで厳しいです。ニョマ村はかなりの辺境地域です。
ニョマ村で使用可能な携帯電話はツォ・モリリのコルゾック村と同様で使える携帯電話はBSNLのGSMのみです。Airtel、Jio、Vodafoneの大手3社の電波は来ていません。インド・ラダックの辺境地域では大手3社は基地局の設置が進んでおらずBSNLがユーザーを独占しているようです。
ニョマ・ゴンパ
、ニョマ・ゴンパ(Nyoma Gompa)にやって来ました。
入場料は50ルピー(80円)になります。
内部は撮影禁止ですが壁画は370年以上の歴史があるそうです。
元々は城として建設されておりゴンパの周囲には城の遺跡が残っております。
ニョマ・ゴンパからはニョマ村が一望でき遠くにインダス川が見えます。あいにく天気が悪く青空でないのが残念です。
、夕食にトゥクパを頂きます。トゥクパはチベットの麺料理になり、店によって細麺、太麺、幅広麺と種類が豊富で、自家製麺や乾麺の違いもあります。今回のトゥクパはきしめんに似た幅広麺になります。インドでは珍しくターメリックなどのスパイスが控えめの味付けで食べやすくなっていました。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 220ルピー | – |
宿泊費 | 1000ルピー | – |
コルゾク・ゴンパ | 50ルピー | – |
ニョマ・ゴンパ | 50ルピー | – |
合計 | 1320ルピー | 1ルピー≒1.6円 円換算:2112円 |