インド・ラダック旅行記 天空の湖パンゴン・ツォ⑤映画のロケ地と野生のマーモット生息地を訪れる

パンゴン・ツオ

インドのチベット文化圏に属するラダック東部、標高4250mの天空の湖パンゴン・ツォにやって来ました。今回のアジアバックパッカートラベルではパンゴン・ツオ観光の拠点となるスパンミク(Spangmik)周辺を廻りインド映画『きっと、うまくいく』(3 Idiots)のロケ地や野生のマーモット生息地を訪れます。パンゴン・ツォはインド・中国の紛争地域のため許可証のインナーライン・パーミット(Inner Line Permit; ILP)をレーの旅行代理店で手配しております。

インド・ラダック地方レーで有効期間15日間のパーミット(ILP)を申請する

2019年8月3日
5日目の旅程
スパンミク(Spangmik)4250m 出発
ヤク放牧地・マーモット生息地 4300m
スパンミク(Spangmik)4250m 宿泊

パンゴン・ツォ(スパンミク村)

パンゴン・ツオ

パンゴン・ツオ

、スパンミク村周辺の散策に出かけます。天気は曇りで一部に青空が出ていますので徐々に天気が回復してくることに期待します。

パンゴン・ツオ周辺の山々

パンゴン・ツオ周辺の山々

昨日、一昨日と夜間に天気が崩れて、昨晩は降雨量の少ないラダックで地方では珍しく激しい雷雨になり、標高5000m以上の山には雪が積もっています。

パンゴン・ツオ

パンゴン・ツオ

湖畔にチベット仏教の祈祷旗タルチョで飾られた建物までやって来ました。

タルチョ

タルチョ

ゴンパではないのですが5色のタルチョで飾り付けられています。

インド映画『きっと、うまくいく』(3 Idiots)のロケ地

パンゴン・ツオ(『きっと、うまくいく』ロケ地)

パンゴン・ツオ(『きっと、うまくいく』ロケ地)

、スパンミク村の西にあるインド映画『きっと、うまくいく』(3 Idiots)のロケ地にやってきました。Google Mapsの「ViewPoint(スクーター記念撮影場所1)」のポイントになります。2009年に公開されたインド映画『3 Idiots』(日本公開は2013年・邦題:きっと、うまくいく)は公開当時にインド映画歴代興行収入1位、2010年インドアカデミー賞では史上最多16部門を受賞した作品です。そして、パンゴン・ツォが映画のラストシーンの舞台となっています。

パンゴン・ツオ(『きっと、うまくいく』ロケ地)

パンゴン・ツオ(『きっと、うまくいく』ロケ地)

湖畔にずらりと黄色のスクーターが並んでおります。

パンゴン・ツオ(『きっと、うまくいく』ロケ地)

パンゴン・ツオ(『きっと、うまくいく』ロケ地)

生憎の曇り空で映画のラストシーンのような青空ではないのが残念ですが、ここで湖畔にあるスクーターに乗って記念撮影をするのがパンゴン・ツォ観光の定番となっているようです。

スパンミク・ゴンパ

スパンミク・ゴンパ

、宿に一度戻り休憩後に近くのゴンパに行ってみます。

スパンミク・ゴンパ

スパンミク・ゴンパ

大量のタルチョで飾り付けられておりますが、ゴンパ自体はまだ建設中でした。

スパンミク・ゴンパ

スパンミク・ゴンパ

ゴンパの次は山に登り標高の高い位置からパンゴン・ツォの撮影に挑戦です。道無き道を進みますが、かなり登らないと湖面が大きく写る撮影ポイントになりません。

標高4600mからパンゴン・ツオを撮影

パンゴン・ツオ

パンゴン・ツオ

、標高4600m地点に到着です。

パンゴン・ツオ

パンゴン・ツオ

ここまで登ってくるとパンゴン・ツォの湖面が大きく写ります。

パンゴン・ツオ

パンゴン・ツオ

曇り空だった天気は回復基調で晴れてきて青空が広がり始めています。パンゴン・ツォの青い湖面が見られるようになっています。

山を下っていると遠くに草地の部分と黒い点が見えます。どうやらヤクが放牧されているようです。次の目的地はヤクの放牧地です。

パンゴン・ツォのヤク放牧地

ヤク放牧地

ヤク放牧地

ヤクの放牧地に到着です。

ヤク放牧地

ヤク放牧地

パンゴン・ツォで初めてヤクが放牧されているのを見ます。ラダック地方の中でもパンゴン・ツォ、ツォ・モリリのある地域はチャンタン(Changtang)と呼ばれるチベット高原に似た地域で草原に放牧されているヤクを見ることができます。

ヤク

ヤク

ヤクたちがパンゴン・ツォの湖畔で草を食べておりチベット高原で見られるヤクの放牧とよく似ております。

ヤク

ヤク

人のいない放牧地に闖入者の私がいるものですのでヤクたちはこちらをガン見しています。

ヤク

ヤク

ヤクたちが角を突き合って喧嘩しています。

ヤク

ヤク

こちらでも喧嘩しています。ヤクは気性が荒いのでしょうか?

ヤク

ヤク

こちらのヤク座り込んでくつろいでおります。

パンゴン・ツォの野生のマーモット

ヒマラヤマーモット

ヒマラヤマーモット

、ヤクの放牧を撮影していたら野生のマーモットを発見します。ここのマーモットはヒマラヤマーモットと呼ばれる種類になります。この放牧地はマーモットの生息地にもなっており、周辺を見渡すとマーモットの巣穴が多数あります。

巣穴から顔を出したヒマラヤマーモット

巣穴から顔を出したヒマラヤマーモット

ここのマーモットたちは人に対して警戒しており巣穴に逃げ込んでいきます。パンゴン・ツォ~タンツェの道路脇に生息している人を警戒しないマーモットたちとは違うようです。

巣穴から顔を出したヒマラヤマーモット

巣穴から顔を出したヒマラヤマーモット

しかし、巣穴の前で10分ほど待っていると顔を出してきました。

巣穴の上で警戒するヒマラヤマーモット

巣穴の上で警戒するヒマラヤマーモット

こちらは巣穴の上から周囲を警戒中のようです。

ヒマラヤマーモット

ヒマラヤマーモット

周囲を警戒しつつ草を食べています。

ヒマラヤマーモット

ヒマラヤマーモット

こちらが動かずにいればマーモットたちは巣穴から出てきて撮影はできるようですが、ヤクが近付いてくると巣穴に逃げ込んでしまいます。

ヒマラヤマーモット

ヒマラヤマーモット

巣穴から2匹で周囲の様子を窺っています。

ヒマラヤマーモット

ヒマラヤマーモット

こちらは1匹が立って警戒しています。

ヒマラヤマーモット

ヒマラヤマーモット

2匹で巣穴から出てきましたが1匹がこちらを見ています。

走るヒマラヤマーモット

走るヒマラヤマーモット

こちらのマーモットは私の前を走って通り過ぎていきました。

警戒中のヒマラヤマーモット

警戒中のヒマラヤマーモット

巣穴から周囲を警戒中のマーモットですが、背後から黒い巨体が近付いてきます。

巣穴近くにヤクが襲来

巣穴近くにヤクが襲来

ヤクが草を食べに近付いてきて巣穴に逃げてしまいました。

マーモット

マーモット

立って警戒中のマーモット。

マーモット

マーモット

近くで野生のマーモットを撮影したり出来るのですが、感染症の問題もありますので近付かない方が本当は良いのでしょう。マーモットはペストを媒介しますので注意が必要です。インドではありませんがモンゴルでは死者が出ています。

パンゴン・ツォ

パンゴン・ツォ

、ヤクの放牧地と野生のマーモット生息地を離れてスパンミク村への帰路につきます。青い湖面のパンゴン・ツォを見ながら歩いていきます。

スパンミク・ゴンパ

スパンミク・ゴンパ

、スパンミク村のゴンパまで戻ってきました。

タルチョ

タルチョ

青空とタルチョの組み合わせが最高です。

パンゴン・ツォの夜景

パンゴン・ツォの夜景

パンゴン・ツォの夜景

、夕食後にパンゴン・ツォの夜景撮影に出かけます。月が出ており夜景と言っても意外と明るく写っています。

パンゴン・ツォの星空

パンゴン・ツォの星空

星空も撮影しましたが月明かりと雲の影響でイマイチです。

パンゴン・ツオ