インドのチベット文化圏に属するラダック東部、標高4250mの天空の湖パンゴン・ツォにやって来て6日目、いよいよレーに戻る日がやって来ました。パンゴン・ツオからの帰りも当然ながらバスです。標高5360mの峠チャン・ラを越えてレーに戻っていきます。パンゴン・ツォはインド・中国の紛争地域のため許可証のインナーライン・パーミット(Inner Line Permit; ILP)をレーの旅行代理店で手配しております。
6日目の旅程
スパンミク(Spangmik)4250m 出発
タンツェ(Tangtse)チェックポスト 3950m
チャン・ラ(Chang La) 5360m
レー(Leh)3500m 到着
*ルートは実際にGPSで収集したデータを使用しています。
パンゴン・ツオ(スパンミク)→レー.gpx
パンゴン・ツオ(スパンミク)→レー.kml
バスでパンゴン・ツオ(スパンミク)→レーまで移動
、朝食を頂きます。プーリー、ジャガイモのスープなどをおいしく頂きます。
、スパンミク村のスパンミク村の中心部でレー行きのバスに乗車します。パンゴン・ツオ(スパンミク)→レーのバスは水、金、月の朝8時出発になります。週3便の運行なので逃さないように注意が必要です。運賃は292ルピー(467円)になります。
既に座席の場所取りが始まっており空いている窓際の席を確保します。
、レー行きのバスが出発します。パンゴン・ツォ湖畔の村スパンミクからレーまで所要時間8時間の予定です。順調に行けば頃に到着予定です。行きの時みたいに車両故障がなければ良いのですが。
、パンゴン・ツォの湖畔に沿ってバスが走り大きなツーリストキャンプの前を通過します。かなり大きなツーリストキャンプで秘境の大自然と映画のロケ地を売りに観光客を見込んで運営しているのでしょうか?
、湖畔に黄色のスクーターが並んでいる記念撮影場所を通過します。こちらは昨日訪れた映画ロケ地とは別の場所です。映画ロケ地ではないので、ただ単に記念撮影スポットです。スクーターを並べているので映画のロケ地と勘違いする観光客がいそうです。
パンゴン・ツオ~タンツェ
、パンゴン・ツォを離れて渓谷に入っていきます。
道幅は狭いが新しいアスファルトで綺麗に整備された道路をバスが走っていきます。この道路は地元の人達や出稼ぎ労働者たちが整備して支えてくれています。
峡谷に沿って川が流れているので乾燥地帯の中でも、このように草原が広がっていたりもします。
峡谷の風景を眺めているとヒマラヤマーモットを発見します。以前、ツアーでパンゴン・ツオを訪れた時にマーモットの生息地に立ち寄っており、どうやら生息地に近付いているようです。
絶景の峡谷の中をバスが西へと走っていきます。
車が停車している所が見えてきました。ここが人に慣れた野生のマーモット生息地です。ここのマーモットは日本の奈良公園の鹿のように触ることができます。ただし野生のマーモットですのでペストなどの感染症の心配を考えると触らない方が安全です。
バスはそのままマーモットの生息地を通過、車窓からマーモットを見物するだけになります。
、標高3950mのチェックポストとインド軍の大きな駐屯地があるタンツェ(Tangtse)に到着です。チェックポストでドライバーさんが通過手続きに行きます。乗客は車内で待機、パスポートやパーミットの確認はありませんでした。
タンツェのチェックポストはゲートはありませんが道路上で8人のミリタリーポリスが行き交う車を停車させており警備は厳しいです。昼間はこれだけ警備が厳重なのに、夜間は無人になって素通りし放題というのは少々疑問に思えます。
、通過手続きが終わりタンツェを出発します。タンツェとドゥルブクの間にあるインド軍の駐屯地を眺めていると戦車1両が外に出ているのを発見します。T-34や61式戦車のような丸っこい砲塔なのでかなりの旧式と思われますが、タンツェには中国のラダック侵略に備えて戦車が配備されていました。
タンツェ~標高5360mの峠チャン・ラ
、ドゥルブク(DURBUK)のパンゴン・ツォ方面、チャン・ラ、レー方面、ヌブラ渓谷、ディスキット方面の分岐点に到着、バスはチャン・ラ、レー方面への峠越えの道に入っていきます。
、標高4500mのレストランで10分の休憩です。
標高5000mを越えると未舗装道路の悪路に変わっていきます。
、チャン・ラ方面からやって来たライダー軍団とすれ違います。
峠へ続く未舗装の悪路をバスが走り遠くに標高5360mの峠チャン・ラが見えてきました。
標高5360mの峠チャン・ラ
、標高5360mの峠のチャン・ラ(Chang La)に到着です。
峠にあるチベット仏教の仏塔チョルテンが見えてきました。
チャン・ラの記念碑ではライダーたちが記念撮影中です。
チャン・ラ~レー
峠を越えたので山道を下って行くだけになります。標高5000mを下回ると未舗装道路から舗装道路に変わり道路状況が好転します。
、後方からライダー軍団が迫ってきます。ラダック地方はバイクで旅行するのが流行りのようです。
、タクトク・ゴンパのあるサクティ村付近を通過します。
レーまで残り50kmであと一息です。
、チェムレ・ゴンパ付近を通過します。
、レーのバスターミナルNEW BUS STANDに到着です。昼食休憩無しで走ったので予定より1時間早く到着です。
パンゴン・ツオからバスに乗車していた欧米人たちは、そのまま窓口で明日のマナリ行きのチケットを問い合わせていましたので早朝3時半のバスに乗車するようです。
項目 | 金額 | 備考 |
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バス | 292ルピー | パンゴン・ツォ→レー |
合計 | 292ルピー | 1ルピー≒1.6円 円換算:467円 |