インド最北部のジャム・カシミール州にあるラダック地方南西部にある秘境ザンスカール。チベット文化圏に属するザンスカールには多くのチベット仏教寺院のゴンパが残っています。今回はパドゥムからザンスカール最大のチベット仏教寺院のカルシャ・ゴンパを訪れます。
3日目の旅程
パデュム(Padum)3500m 出発
スタグリモ・ゴンパ(Stagrimo Gompa)3750m
Pibiting Gompa 3600m
Padum Khar Palace 3600m
パデュム(Padum)3500m 宿泊
パドゥムと周辺を散策
、昨晩は雨が降っており地面は濡れたままの所が多いです。おかげで砂埃はなく空気は澄んでいます。ゲストハウスの隣にある食堂で朝食にダル・ライス80ルピー(128円)を食べて今日の行動準備をします。
、ゲストハウスを出てパドゥムの南にあるスタグリモ・ゴンパ(Stagrimo Gompa)に向かいます。
、パドゥム中心部から南に1kmほどの所にあるPADUM TAXI STANDに到着です。
ここからザンスカール各地へのタクシーが出ているという話だったのですが、ご覧の通りタクシーはおらずただの駐車場でした。実際のところシェアタクシーはパドゥム中心地にいるのでタクシースタンドとして看板を立ててみたが肝心のドライバーさんたちは利用していないようです。これならカルギル、レーやザンスカール各地へのタクシーはゲストハウスで手配してもらうという一番簡単なようです。
スタグリモ・ゴンパ
スタグリモ・ゴンパの入口にまでやってきました。ゲストハウスの看板が出ていますが僧院でゲストハウスを経営しているのでしょうか?
、スタグリモ・ゴンパに到着です。チベット仏教の寺院ですが宗派や歴史は不明、ダライ・ラマの写真が本堂中央の座主が座る法座に掲げられております。
昼食はベジ・モモ120ルピー(192円)とライス70ルピー(112円)です。
Pibiting Gompa
、パドゥムの北にあるPibiting Gompaにやってきました。
3色の仏塔チョルテンが目印です。
小さな僧院ですがパドゥムの町と周辺を見渡すことができます。
約6km離れたカルシャ・ゴンパもよく見えます。
カルシャ・ゴンパの近くがザンスカール川の起点になっており、2つの川が合流してザンスカール川に名を変えます。
パドゥムの王宮跡Padum Khar Palace
、パドゥムの町の南にある王宮跡のPadum Khar Palaceにやってきました。丘の上にチョルテンや建設中の建物があります。麓にはタクシーのいないPADUM TAXI STANDがあります。
王宮跡からはパドゥムの町が一望できます。
王宮跡ですが、ほとんどゴンパになっており大きな仏塔チョルテンがあります。
夕食はマトン・モモ120ルピー(192円)を頂きます。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 510ルピー | – |
合計 | 510ルピー | 1ルピー≒1.6円 円換算:816円 |
4日目の旅程
パデュム(Padum)3500m 出発
Pibiting Gompa 3600m
カルシャ・ゴンパ(Karsha Gompa)3800m
Padum Khar Palace 3600m
パデュム(Padum)3500m 宿泊
パドゥム~カルシャ10kmを歩く
、カルシャ・ゴンパ(Karsha Gompa)へ向けて歩き始めます。パドゥムからカルシャまでは直線距離で約8km、実際の道は約10kmの道のりになります。
、Pibiting Gompaに到着。
青空が広がっており本日の目的地であるカルシャ・ゴンパが遠くに見えます。
カルシャ村までひたすら歩いていきます。パドゥム周辺は比較的道路整備がされておりカルシャ村の近くまで舗装道路が続いています。
ザンスカール最大のチベット仏教寺院カルシャ・ゴンパ
、カルシャ・ゴンパが近付いてきました。
、標高3680mのカルシャ・ゴンパの麓に到着、ここから山の斜面に張り付くように建てられた僧院までの道を登ります。
10:50、標高3800mのカルシャ・ゴンパに到着、本堂では僧侶たちが読経をあげており中央の座主が座る法座にはダライ・ラマの写真が掲げられております。
本堂の外では小僧さんたちが修行はお休みのようで遊び回っていましたが、外国人は珍しいようで記念撮影を頼まれます。
記念に小僧さんを写真に収めておきます。
ゴンパの屋上から周囲を見渡します。
麓のカルシャ村がよく見えます。
こちらはカルシャ・ゴンパからパドゥム方面を見た風景。山の麓に10km離れたパドゥムの町が見えます。
、カルシャ・ゴンパから麓のカルシャ村へ下ります。
山に貼り付くように建てられた建物の間を通り下っていきます。
途中で小僧さんたちに会い写真をせがまれます。
1人は恥ずかしがり屋さんで頭を隠して撮影拒否でした。麓のマニ車で30分ほど休憩をします。
カルシャ~パドゥム
、パドゥムに向けて出発します。カルシャ村を出て荒野を歩いていきます。
、パドゥムの外れまで戻ってきました。
ここで馬たちに遭遇。昔はキャラバン隊を率いてザンスカールからチベットまで交易路を往来していたのでしょう。現代は農作業や観光客のトレッキングでの荷役が活躍の場でしょうか?
パドゥムの南にある山々は8月でも雪が残っています。この時期にこれだけ残っているので雪というより氷河と言ったほうが適切かもしれません。
、王宮跡のPadum Khar Palace近くまで来ました。チベット仏教の仏塔チョルテンが並んでいる脇を通り王宮跡へ向かいます。
Padum Khar Palaceの大きなチョルテン。
Padum Khar Palaceに到着です。
王宮跡からパドゥム周辺が一望できます。
夕方になるとパデュム中心部にはカルギルから到着したミニバンが駐車しており「カルギル!カルギル!」と明日の分の客引きをやっています。ザンスカール(パデュム)からカルギルのシェアタクシーは~の出発、乗客4人で1人1500~2000ルピーという話でした。
私は明日早朝出発のカルギル経由レー行きのバスに乗車します。ドライバーさんに確認したら03:30に集合という話でした。このザンスカール→レー行きのバスは金曜出発、カルギルで1泊して土曜の夕方に到着との事でした。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 350ルピー | – |
合計 | 350ルピー | 1ルピー≒1.6円 円換算:560円 |