世界遺産リヴィウ旧市街
昼過ぎに世界遺産の旧市街を散策してみます。ちょうど土曜日なので家族連れをよく見ます。
土曜日という事もあり観光用の馬車が走っていました。
リヴィウ中心部にあるLviv National Academic Opera an Ballet Theatre
にやって来ました。オペラとバレエの劇場で1897-1900年に建設され100年以上の歴史を持つ帝政ロシア時代からの劇場です。ここはとにかく多くの観光客で賑わっております。
The Latin Cathedralは1370年にポーランド国王カジミェシュ3世によって創建されカジミェシュ4世の治世になる1481年に完成したゴシック建築のローマ・カトリックの大聖堂です。当時のリヴィウはポーランド王国の領土でありローマ・カトリックの影響下にありました。18世紀の1761-1776年に大聖堂はバロック建築に改築され、さらに1892-1898年にはゴシック・リヴァイヴァル建築に改築されます。この大聖堂はリヴィウの世界遺産の一部になります。
内部は外とは空気が一気に変わりひんやりとした静かな空間が広がっております。
教会は一般的には内部撮影禁止の所が多いのですがThe Latin Cathedralはフラッシュ撮影禁止の制限だけでした。ただし、撮影できても内部が暗いのでISO感度12800以上でないとシャッタースピードが遅すぎて手ブレになってしまいますので撮影にはかなり厳しいです。
ちょうど大聖堂では結婚式が行われておりました。
大聖堂の脇はトラムが通っており歴史的建造物が多く残るリヴィウ旧市街を通り抜けていきます。
リノック広場(Ринок)とも呼ばれており、ここが旧市街の中心部になり観光客が一番集まる場所のようです。広場の一角にはネプチューン像があります。
こちらは旧市街の外側にあるSaint Michael Church U.G.C.C. (Former Carmelite Monastery)、17世紀に建設された教会になります。
Gunpowder Towerは1556年に建設されたリヴィウ旧市街を守る砦のひとつで城壁と一体になり弾薬庫の機能も持っていました。こちらは世界遺産の一部になります。
街並みを撮影していると地元のお姉さんたちに英語で声を掛けられます。「これはウクライナ美女による美人局か?」と警戒しますが宗教の勧誘でした。ご丁寧に各言語のパンフレットを持ち歩いており日本語のパンフレットも持っていました。インドのニューデリー駅周辺なら詐欺師の巣窟なのですが、リヴィウは宗教勧誘がメインなのでしょうか?
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 29.9フリヴニャ | – |
合計 | 29.9フリヴニャ | – |
リヴィウの天気は下り坂
ホステルを移動します。地下室は湿気が貯まり洗濯物の部屋干しに向かないので次はリヴィウ旧市街にあるホステル「Leosphere Hostel」です。ご覧のような古い街並みにあるのですが看板が出ておらず建物の3階にあるので探すのが少し難しいです。場所さえ分かれば簡単なのですけどね。
3階にあるホステルですのでバルコニーからの眺めはヨーロッパの街並みが広がっております。
昼食はいつものウクライナ料理店プザタハタです。
ウクライナ餃子のヴァレーニキなどで73フリヴニャ(306円)になります。
食後の散歩でSaint George and the Dragonの像を見つけます。ドラゴン退治の像なのですが見た感じではドラゴンというより蛇に見えます。この像は聖ゲオルギオスがドラゴン退治をする様子を表しております。
聖ユーラ大聖堂(St. George’s Cathedral)にやって来ました。大聖堂は13世紀の1280年に木造の教会が初めに建設されましたが、1340年にポーランド国王カジミェシュ3世により取り壊されますが、その後に東方正教会によりビザンチン様式の教会が再建されます。1746-1761年に東方典礼カトリック教会によりバロック・ロココ建築の大聖堂が建設されます。この大聖堂はリヴィウの世界遺産の一部になります。
リヴィウの天気が昨日までと違い夕方になると急に崩れて雷雨になります。この先1週間のリヴィウの天気はあまり良くないようです。曇り空のリヴィウはあまり興味が無いのでこの先どうしましょうか?
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 73フリヴニャ | – |
宿泊費 | 468フリヴニャ | 1泊117×4 |
合計 | 541フリヴニャ | – |
リヴィウは朝から雨
今日は朝から雨が降っており天気が悪いです。この天気では観光は無理ですのでホステルで1日大人しくしているしかありません。
スーパーマーケットにだけ買い出しに出かけてパンとミネラルウォーターだけ購入しておきます。ウクライナのスーパーマーケットは規模の大小に関わらずほとんどでベーカリーを持っており自前でパンを焼いております。もちろん規模が大きいとパンの種類も増えてきます。さすがヨーロッパの穀倉地帯とも呼ばれるウクライナで小麦を使ったパンは市民の食卓を支える重要な食品です。日本で言えば米と同じ扱いです。
日本と同じようにメーカー製の製パンもありますが扱いは少なく売れている気配はありません。焼きたてパンの方に需要がありますから当然の流れです。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 36フリヴニャ | – |
合計 | 36フリヴニャ | – |
プザタハタで朝食
朝食はプザタハタで頂きます。ハンバーグ、ポテト、蕎麦の実で60フリヴニャ(252円)になります。
山頂からリヴィウ旧市街を見る
リヴィウ旧市街の北にある山の頂上にきました。ここには要塞の遺構が残っているのですが、山頂からはリヴィウ旧市街を見渡すことができます。
雲が多く曇り気味ですので撮影にはあまり良い条件ではありませんが眺めは良く登った甲斐はあります。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 74フリヴニャ | – |
合計 | 74フリヴニャ | – |
ドルをフリヴニャに両替
朝から雨が降っており外へ出られる状態ではありません。昼過ぎになりようやく雨がやんで外へ出られるようになります。
手持ちの現金が少なくなってきましたので両替所でドルを両替します。両替前にウクライナ国立銀行でドルとフリヴニャのレートを確認すると1ドル=2620.8170フリヴニャです。リヴィウの両替所を数軒確認すると1ドル→26フリヴニャが1番良さそうなレートです。ウクライナ国立銀行のレートから0.8%差し引いた金額が両替所のレートのようです。今回は100ドルを2600フリヴニャに両替します。
ウクライナではVISAやMASTERでATMから現金を引き出してもよいのですが、ATM手数料がかかったり、英語非対応のATMがあったり、回線不良でVISAやMASTERが使えないということがあります。一番使い勝手が良いのはドル紙幣です。
両替を済ませたらスーパーマーケットでパンとリンゴを購入してホステルへ戻ります。天気が悪くては外は出歩かないほうが良さそうです。
ジョージア・トビリシ行き航空券を予約
ウクライナの次はジョージア(グルジア)へ渡ろうと考えているのですが、そろそろ航空券を購入しておきます。ウクライナの首都キエフからジョージアの首都トビリシへはウクライナ国際航空とジョージアン・エアウェイズが運航しています。2社を比較してみるとウクライナ国際航空が154ドル、ジョージアン・エアウェイズが124ドルでした。ウクライナ国際航空はインド・デリーからキエフまで利用していますので、今回はジョージアン・エアウェイズに決定です。
ちなみにウクライナからジョージア(グルジア)へは黒海を渡るフェリーでも行けます。ウクライナ南部オデッサ近くのChornomorskからジョージア西部バトゥミ(Batumi)へ2泊3日のフェリーがありチケットは110ドルからになります。飛行機とフェリーの価格差がほとんどありませんので好きな方で行けますね。私は船酔いすると困りますので飛行機にしておきます。
ジョージアン・エアウェイズはチケットの支払いはVISA、MASTERのカード払いです。ドル決済を選択したのでカンボジアのABA BANKのVISAデビットで決済しようとしたらエラーが出てダメでした。ABA BANKのVISAデビットはウクライナ国際航空のチケット予約には使えたのですがジョージアン・エアウェイズでは何故かダメです。円安で使いたくなかったのですが仕方なくスルガ銀行のVISAデビットで決済しました。
以前、タイではスルガ銀行のVISAデビットが使えずABA BANKのVISAデビットが使えたのですが今回は逆でした。同じVISAやMASTERでも予備がないと海外だと辛いかもしれないですね。引き落としが円預金なので14,108円(124ドル)がキエフ→トビリシの航空券代になります。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 41.5フリヴニャ | – |
合計 | 41.5フリヴニャ | – |
項目 | 金額 | 備考 |
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交通費 | 124ドル | 航空券 キエフ→トビリシ 14,108円 |
合計 | 124ドル | – |