New York Hostel
旧市街中心部のCoffee Home Hostelをチェックアウトして次のNew York Hostelへ移動します。旧市街南東の外れに位置していますが中心部まで徒歩10分、ウクライナで一番有名な墓地のリチャキフ墓地(Lychakiv Cemetery)へも一本道で徒歩10分なのでロケーション的には全く問題なしです。
部屋は14人ドミトリーの大部屋ですが広めで窓も大きく明るいのでドミトリー特有の閉塞感は無しです。
世界遺産リヴィウ市庁舎
13:30、旧市街中心部のリヴィウ市庁舎(Lviv City Hall)にやって来ました。この建物は現役の市庁舎なのですが世界遺産リヴィウ歴史地区の構成資産のひとつで市庁舎が世界遺産なのです。この市庁舎の時計台が観光客に公開されており、時計台からリヴィウ市内を一望することが出来ます。
入場料は30フリヴニャ(126円)になります。
時計台からはこのように旧市街360°を一望できます。奥に見える電波塔のある山は旧市街北にあるHigh Castleと呼ばれる山で城壁の一部が残っています。
下を見れば世界遺産の教会The Latin Cathedralが見えます。
時計台の真下はリノック広場(Rynok Square)を通るトラムが小さく見えます。
晴れの日は旧市街に残るヨーロッパの街並みをじっくりと見るには最適です。
これだけの絶景が見られる場所なのですが私が訪れた時は空いており観光客はロシア語かウクライナ語を話していたので外国人は少なく、アジア人は私一人のみでした。天気の良い日は市庁舎の時計台を訪れる価値は十分あります。
プザタハタで昼食
市庁舎からリヴィウ市内を一望した後は遅めの昼食でウクライナ料理店のプザタハタに寄ります。以下の3品で99フリヴニャ(416円)になります。
- КОТЛЕТА ПАРОВА З КУРКИ (鶏肉のつみれ) 32フリヴニャ(134円)
- КОВБАСА ДОМАШНЯ (ソーセージ)35フリヴニャ(147円)
- ПИРІГ З ЛОСОСЕМ, ШПИНАТ ТА ФЕТ (鮭類とホウレン草のパイ) 32フリヴニャ(134円)
鮭類とホウレン草のパイは久しぶりに海の魚を食べるので塩気が効いていて美味しく頂けました。ЛОСОСЕМはサケの仲間になりウクライナは黒海に面していて海の魚が流通しています。
ウクライナで最も美しい墓地・リチャキフ墓地(Lychakiv Cemetery)
、リチャキフ墓地(Lychakiv Cemetery)にやって来ました。入場料30フリヴニャ(126円)、撮影料10フリヴニャ(42円)になります。
1786年に建設された墓地でウクライナで最も有名な墓地で入場料が必要ですが観光地として開放されております。ウクライナ人だけでなく、ポーランド人、ドイツ人、ロシア人の墓があり、その数は30万を超え5000以上の石やレンガ作りの墓、500以上の彫刻、彫像の墓があり墓地の総面積は42ヘクタールにも及ぶ広大なものです。
その特徴はお墓とは思えない彫刻や彫像が施された芸術性の高いお墓が多数あることです。
墓地というより美術館のような感じです。
もちろん奥の方へ行けば墓地らしくなってきますが日本の墓地のような暗い雰囲気は特に感じられません。
リチャキフ墓地の南東の一角にはウクライナ軍の兵士たちが眠る墓地があります。ほとんどの墓が2015年から2017年に亡くなった兵士たちです。墓の多さからして尋常ではありません。やはりこれは訓練ではなくクリミア危機に関連したロシアの支援を得た武装勢力とロシア軍との戦闘と考えるのが自然でしょうか?
こちらはリチャキフ墓地の中にあるCemetery of the Defenders of Lwówでウクライナ・ポーランド戦争(1918-1919)とポーランド・ソビエト戦争(1919-1921)で赤軍との戦いでのウクライナとポーランドの兵士が眠る墓地です。
第二次世界大戦後にソビエトにより放置され荒廃しましたが、ソビエト崩壊後にウクライナとポーランドにより墓地の修繕が行われ現在の姿になりました。
この広大な敷地を持つリチャキフ墓地はじっくり写真を撮りながら見て回ると2時間から3時間は必要です。歩く距離もありますので暑い日はミネラルウォーター持参で訪れるのをオススメします。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 143フリヴニャ | – |
宿泊費 | 390フリヴニャ | 1泊97.5フリヴニャ×4 |
リヴィウ市庁舎 | 30フリヴニャ | – |
Lychakiv Cemetery | 40フリヴニャ | 入場料30フリヴニャ 撮影料10フリヴニャ |
合計 | 603フリヴニャ | – |