ウクライナ旅行記2018⑨リヴィウの野外博物館は穴場で一見の価値あり

木造教会Church of the Wisdom of God

リヴィウの野外博物館「Museum of Folk Architecture and Rural Life in Lviv」

入場券

入場券

リヴィウの東にあるMuseum of Folk Architecture and Rural Life in Lvivにやってきました。入場料は30フリヴニャ(126円)になります。ここはリヴィウの屋外博物館になり敷地内にウクライナ各地の古民家や教会を移築、復元して展示しております。日本にも似たような運営形態の屋外博物館があり岐阜県飛騨市にある「飛騨民俗村・飛騨の里」や白川郷の「合掌造り民家園」に近い感じです。

ウクライナ西部7地区Boyko region、Bukovyna region(Bukovina)、Hutsul region、Lemko region、Lviv region、Podillia region、Pokuttya regionの建物が展示されております。

Boyko region

Church of Archangel Michael

Church of Archangel Michael

最初にBoyko regionの建物から見学です。Boykosはウクライナとポーランドをまたぐカルパティア山脈に住んでいるウクライナ系山岳民族になります。こちらの木造教会Church of Archangel Michaelは1889年にMaster Vasyl ChaykaによりTysovets村で建設されました。

Timber grave様式の古民家

Timber grave様式の古民家

こちらはOriavchyk村の民家になりTimber grave様式で1792年に建築されています。日本の茅葺き屋根に似ているのですがよく見ると麦藁を屋根に使用しております。ヨーロッパの穀倉地帯ウクライナですから麦を利用するということですね。

木造教会Church of the Wisdom of God

木造教会Church of the Wisdom of God

Kryvka村で1763年に建設された木造教会Church of the Wisdom of God。ウクライナの木造教会は屋根が大きく3つに分かれているのが特徴のようです。この教会はかなり大きくBoyko regionを代表する歴史的建築物のようです。

Bukovyna region(Bukovina)

Church of Holy Trinity

Church of Holy Trinity

続いてはBukovyna region(Bukovina)になります。ブコビナと呼ばれるウクライナとルーマニアにまたがる地域です。この小さな教会はKlokuchka村で1774年に建設されたChurch of Holy Trinityになります。

Hutsul region

Hutsulの古民家

Hutsulの古民家

続いてHutsul regionになりますがウクライナとルーマニアにまたがるカルパティア山脈に住むウクライナ系山岳民族Hutsulsの居住地域です。この民家はZamahora村で18世紀に建設されました。最初のBoyko regionの民家とは違い屋根が板葺きになっているのが特徴です。屋根に敷く麦が穫れないということでしょうか?

Lemko region

木造教会Church of Volodymyr and Olga

木造教会Church of Volodymyr and Olga

Lemko regionの建物になります。Lemko regionはウクライナ、ポーランド、スロバキアにまたがるカルパティア山脈を居住地域とするLemkosと呼ばれるウクライナ系民族の地区になります。こちらの木造教会Church of Volodymyr and Olgaはレプリカで、オリジナルは1841年にポーランドのKotan村に建設されています。

このMuseum of Folk Architecture and Rural Life in Lvivには広大な敷地に110もの建物があり全て見ようとしたら半日ぐらいは掛かりそうです。私はかなり省略して3時間ほどで見て回りました。晴れた暑い日は当然ですがミネラルウォーター 1.5Lのペットボトル持参でないとかなり辛いです。


Museum of Folk Architecture and Rural Life in Lviv
住所:Chernecha Hora vul. 1, Lviv 79014, Ukraine
開館時間:月~日 09:00~18:00
入場料:30フリヴニャ

旅行費用
項目 金額 備考
食費 49.5フリヴニャ
博物館 30フリヴニャ Museum of Folk Architecture and Rural Life in Lviv
合計 79.5フリヴニャ

リヴィウ・オペラハウス

Lviv National Academic Opera and Ballet Theatre

Lviv National Academic Opera and Ballet Theatre

朝からリヴィウのオペラハウスにやって来ました。正式名称は「Lviv National Academic Opera and Ballet Theatre」でオペラハウスとバレエ劇場になっております。朝の9時台はオペラハウスはまだ観光客が少ないので写真撮影にはちょうどよい時間帯です。

リヴィウビールのトラック

リヴィウビールのトラック

オペラハウス前には記念撮影用のリヴィウビールのトラックが置かれています。

リヴィウ旧市街を望むHigh Castle

High Castleの城壁

High Castleの城壁

11:00、旧市街の北にある山にやって来ました。ここはHigh Castleと呼ばれ標高413mになります。名前の通りかつてリヴィウ防衛のために要塞が築かれていましたが現在は城壁の一部が残るだけになります。その歴史は古く13世紀に要塞が建設され19世紀まで使用されていました。

展望台からのリヴィウ

展望台からのリヴィウ

High Castleの頂上は展望台になっており世界遺産のリヴィウ旧市街を望めます。

展望台から見えるリヴィウ市庁舎

展望台から見えるリヴィウ市庁舎

天気が良ければリヴィウ市庁舎もご覧の通りです。

リヴィウ旧市街

リヴィウ旧市街

旧市街の教会もよく見えます。

世界遺産Church of St. John the Baptist

世界遺産バプテスト教会Church of St. John the Baptist

世界遺産バプテスト教会Church of St. John the Baptist

13:00、High Castleの山麓にある世界遺産のバプテスト教会Church of St. John the Baptistにやって来ました。歴史は古く13世紀(1201、1234、1250年の三説)にハールィチ・ヴォルィーニ大公国レーヴ・ダヌィーロヴィチの妃であり、ハンガリー国王ベーラ4世の養女であるKonstantsiaにより建設されました。リヴィウ最古の教会とされており世界遺産リヴィウ歴史地区の構成資産のひとつになります。

世界遺産バプテスト教会Church of St. John the Baptist

世界遺産バプテスト教会Church of St. John the Baptist

現在は博物館として運営されており入場料は9フリヴニャになります。訪れた時は誰もおらず無料で見学できてしまいました。お昼時でしたので管理人さんは昼食で家に帰ってしまったのでしょうか?

旅行費用
項目 金額 備考
食費 56フリヴニャ
合計 56フリヴニャ

リヴィウのショッピングモール「Forum Lviv」

Forum Lviv

Forum Lviv

リヴィウで一番大きいショッピングモール「Forum Lviv」にやって来ました。旧市街から北へ徒歩5~10分ほどの場所にありリヴィウで一番大きいスーパーマケット「Сільпо」が入っています。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 92.65フリヴニャ
合計 92.65フリヴニャ

三位一体祭の3連休前

Bur Hata

Bur Hata

もうじきウクライナは3連休です。5月27日がウクライナ正教の三位一体祭でウクライナの祝日になり、26日から28日までの土日月でウクライナは3連休に突入します。実際には25日の金曜日から休みが始まっているようです。ここリヴィウはこの3連休の影響でゲストハウスやホステルの予約は先週から取りにくい状況でした。New York Hostelをチェックアウトして3連休の避難先として次のゲストハウスへ移動します。次は旧市街とリヴィウ駅の中間あたりにあるゲストハウスのBur Hataです。

Bur Hata

Bur Hata

エアコン無し6人ドミトリーが1泊145フリヴニャ(609円)になります。少し高めなのですが3連休中はこれでも安い方です。

Bur Hata

ウクライナ・リヴィウ 旧市街とリヴィウ駅が徒歩圏内のゲストハウス「Bur Hata」

2018年7月8日
旅行費用
項目 金額 備考
食費 69.35フリヴニャ
宿泊費 435フリヴニャ 1泊145フリヴニャ×3
合計 504.35フリヴニャ
木造教会Church of the Wisdom of God