リヴィウの野外博物館「Museum of Folk Architecture and Rural Life in Lviv」
リヴィウの東にあるMuseum of Folk Architecture and Rural Life in Lvivにやってきました。入場料は30フリヴニャ(126円)になります。ここはリヴィウの屋外博物館になり敷地内にウクライナ各地の古民家や教会を移築、復元して展示しております。日本にも似たような運営形態の屋外博物館があり岐阜県飛騨市にある「飛騨民俗村・飛騨の里」や白川郷の「合掌造り民家園」に近い感じです。
ウクライナ西部7地区Boyko region、Bukovyna region(Bukovina)、Hutsul region、Lemko region、Lviv region、Podillia region、Pokuttya regionの建物が展示されております。
Boyko region
最初にBoyko regionの建物から見学です。Boykosはウクライナとポーランドをまたぐカルパティア山脈に住んでいるウクライナ系山岳民族になります。こちらの木造教会Church of Archangel Michaelは1889年にMaster Vasyl ChaykaによりTysovets村で建設されました。
こちらはOriavchyk村の民家になりTimber grave様式で1792年に建築されています。日本の茅葺き屋根に似ているのですがよく見ると麦藁を屋根に使用しております。ヨーロッパの穀倉地帯ウクライナですから麦を利用するということですね。
Kryvka村で1763年に建設された木造教会Church of the Wisdom of God。ウクライナの木造教会は屋根が大きく3つに分かれているのが特徴のようです。この教会はかなり大きくBoyko regionを代表する歴史的建築物のようです。
Bukovyna region(Bukovina)
続いてはBukovyna region(Bukovina)になります。ブコビナと呼ばれるウクライナとルーマニアにまたがる地域です。この小さな教会はKlokuchka村で1774年に建設されたChurch of Holy Trinityになります。
Hutsul region
続いてHutsul regionになりますがウクライナとルーマニアにまたがるカルパティア山脈に住むウクライナ系山岳民族Hutsulsの居住地域です。この民家はZamahora村で18世紀に建設されました。最初のBoyko regionの民家とは違い屋根が板葺きになっているのが特徴です。屋根に敷く麦が穫れないということでしょうか?
Lemko region
Lemko regionの建物になります。Lemko regionはウクライナ、ポーランド、スロバキアにまたがるカルパティア山脈を居住地域とするLemkosと呼ばれるウクライナ系民族の地区になります。こちらの木造教会Church of Volodymyr and Olgaはレプリカで、オリジナルは1841年にポーランドのKotan村に建設されています。
このMuseum of Folk Architecture and Rural Life in Lvivには広大な敷地に110もの建物があり全て見ようとしたら半日ぐらいは掛かりそうです。私はかなり省略して3時間ほどで見て回りました。晴れた暑い日は当然ですがミネラルウォーター 1.5Lのペットボトル持参でないとかなり辛いです。
Museum of Folk Architecture and Rural Life in Lviv
住所:Chernecha Hora vul. 1, Lviv 79014, Ukraine
開館時間:月~日 09:00~18:00
入場料:30フリヴニャ
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 49.5フリヴニャ | – |
博物館 | 30フリヴニャ | Museum of Folk Architecture and Rural Life in Lviv |
合計 | 79.5フリヴニャ | – |
リヴィウ・オペラハウス
朝からリヴィウのオペラハウスにやって来ました。正式名称は「Lviv National Academic Opera and Ballet Theatre」でオペラハウスとバレエ劇場になっております。朝の9時台はオペラハウスはまだ観光客が少ないので写真撮影にはちょうどよい時間帯です。
オペラハウス前には記念撮影用のリヴィウビールのトラックが置かれています。
リヴィウ旧市街を望むHigh Castle
11:00、旧市街の北にある山にやって来ました。ここはHigh Castleと呼ばれ標高413mになります。名前の通りかつてリヴィウ防衛のために要塞が築かれていましたが現在は城壁の一部が残るだけになります。その歴史は古く13世紀に要塞が建設され19世紀まで使用されていました。
High Castleの頂上は展望台になっており世界遺産のリヴィウ旧市街を望めます。
天気が良ければリヴィウ市庁舎もご覧の通りです。
旧市街の教会もよく見えます。
世界遺産Church of St. John the Baptist
13:00、High Castleの山麓にある世界遺産のバプテスト教会Church of St. John the Baptistにやって来ました。歴史は古く13世紀(1201、1234、1250年の三説)にハールィチ・ヴォルィーニ大公国のレーヴ・ダヌィーロヴィチの妃であり、ハンガリー国王ベーラ4世の養女であるKonstantsiaにより建設されました。リヴィウ最古の教会とされており世界遺産リヴィウ歴史地区の構成資産のひとつになります。
現在は博物館として運営されており入場料は9フリヴニャになります。訪れた時は誰もおらず無料で見学できてしまいました。お昼時でしたので管理人さんは昼食で家に帰ってしまったのでしょうか?
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 56フリヴニャ | – |
合計 | 56フリヴニャ | – |
リヴィウのショッピングモール「Forum Lviv」
リヴィウで一番大きいショッピングモール「Forum Lviv」にやって来ました。旧市街から北へ徒歩5~10分ほどの場所にありリヴィウで一番大きいスーパーマケット「Сільпо」が入っています。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 92.65フリヴニャ | – |
合計 | 92.65フリヴニャ | – |
三位一体祭の3連休前
もうじきウクライナは3連休です。5月27日がウクライナ正教の三位一体祭でウクライナの祝日になり、26日から28日までの土日月でウクライナは3連休に突入します。実際には25日の金曜日から休みが始まっているようです。ここリヴィウはこの3連休の影響でゲストハウスやホステルの予約は先週から取りにくい状況でした。New York Hostelをチェックアウトして3連休の避難先として次のゲストハウスへ移動します。次は旧市街とリヴィウ駅の中間あたりにあるゲストハウスのBur Hataです。
エアコン無し6人ドミトリーが1泊145フリヴニャ(609円)になります。少し高めなのですが3連休中はこれでも安い方です。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 69.35フリヴニャ | – |
宿泊費 | 435フリヴニャ | 1泊145フリヴニャ×3 |
合計 | 504.35フリヴニャ | – |