東南アジア・カンボジアの世界遺産アンコールワットのあるシェムリアップにやってきました。今回のアジアバックパッカートラベルではカンボジア・シェムリアップからベトナム・ホーチミンまでのメコンエクスプレス(Mekong Express)のバスで移動します。
下記地図のルートは現地にてGPSで収集したデータを元に作成しています。
メコンエクスプレスはどんなバス会社?
- メコンエクスプレスはプノンペンに本社を置くバス会社でプノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル、バッタンバン、ポイペト、ホーチミンに路線を展開しています。
- 日本の中古バスの割合が高いです。
- シェムリアップ~ホーチミンのバスを運行しておりシェムリアップ中心部からバスに乗車できます。シェムリアップは各バス会社の営業所が郊外にあり中心部から乗車できるのはメコンエクスプレスぐらいです。キャピトルツアー、ジャイアントアイビス、プノンペンソリヤといった外国人に知られたバス会社は郊外の営業所からの乗車になります。
ホーチミンまでのチケット購入
メコンエクスプレスのホーチミン行きのバスは朝出発ですので遅くても前日までにはチケットを購入する必要があります。今回は発着場所の営業所(Mekong Express Siem Reap Office 2)まで訪れて直接購入してみました。
シェムリアップからホーチミンまでのチケットは24ドルになります。バスはプノンペンでの乗り換えになります。
営業所の場所がわからない人はシェムリアップ中心部のメコンエクスプレス シェムリアップ オフィス1(Mekong Express Siem Reap Office 1)でもチケットが購入できますので利用してみましょう。中心部のDHLの隣りにあります。
シェムリアップからホーチミンまでバスで移動
、メコンエクスプレス シェムリアップオフィス2にやってきました。これからカンボジア・シェムリアップからベトナム・ホーチミンまでバスで移動します。シェムリアップからホーチミンまでのバスは昼行はメコンエクスプレス、夜行はビラックビンタンが運行しています。ただし、2社ともプノンペンでバス乗り換えになります。
バス会社 | メコンエクスプレス(Mekong Express) |
乗車場所 | Mekong Express Siem Reap Office 2 |
発車時刻 | 07:30 |
乗り換え場所 | Mekong Express Riverside HQ |
到着時刻 | 13:30 |
発車時刻 | 14:00 |
到着場所 | Mekong Express Ho Chi Minh Branch 1 |
到着時刻 | 20:00 |
運賃 | 24ドル |
メコンエクスプレスは日本の中古バスが多いのが特徴だったのですが今回のバスは韓国ヒュンダイの中古バス。まずはこのバスでプノンペンまで移動します。
車内のシートは2列+1列で日本の中古バスより豪華です。過去に乗車したメコンエクスプレスのバスは2列+2列のシートでしたので今回はラッキーです。
シェムリアップからプノンペンまで移動
、乗客が揃ったようで8分早発でバスが出発します。オフィス2からの乗客は私を含めて6人です。プノンペンまで約6時間の道のりですので13:30頃に到着予定です。
、シェムリアップ中心部のメコンエクスプレス シェムリアップオフィス1に到着します。ここで乗客と荷物を拾います。
メコンエクスプレスは2017年までは国道6号沿いの営業所が発着場所だったので中心部のオフィス1はチケット販売だけだったのですが、2018年から営業所がシェムリアップの南にあるオフィス2に移転したため、オフィス2が新しい発着場所になりシェムリアップ中心部のオフィス1でもプノンペン、ホーチミン行きバスの乗車が出来るようになりました。
、シェムリアップ中心部のメコンエクスプレス シェムリアップオフィス1を出発します。前回、オフィス1から乗車したときは結構乗客がいたのですが今回はオフィス1からの乗客は1人だけでした。発車後にミネラルウォーターとお菓子が配られます。シェムリアップ市内で地元民の乗客拾いプノンペンまでの乗客は13人だけです。
、コンポントム(KAMPONG THOM)から約12km手前の国道6号線沿いのメコンエクスプレスと提携しているTHE STOP CAFE / REST STOPに停車します。
THE STOP CAFE / REST STOPはTripAdvisor (トリップアドバイザー)
にも登録されているレストランで、ここで30分のトイレ休憩と朝食休憩になります。
、出発します。
、コンポントム(KAMPONG THOM)中心部に架かる橋を通過します。コンポントムはシェムリアップからプノンペンまでの間にある一番大きな町です。
、ガソリンスタンドで5分のトイレ休憩です。
プノンペンでホーチミン行きバスに乗り換え
、予定より10分早くプノンペンに到着です。到着場所はメコン川沿いのメコンエクスプレス(Mekong Express Riverside HQ)になり、簡単にいえば本社営業所になります。メコンエクスプレスはプノンペンに2箇所ありもう1箇所が中心部付近のオルセーマーケットにも営業所(Mekong EXPRESS Orussey Office)があります。
ホーチミン行きは14:00出発ですので40分ほど待合室で待ちます。この時間帯はホーチミンとシェムリアップ行き乗客が多いです。この待ち時間を利用して売店でカップ麺を購入して昼食代わりにしている乗客も見かけます。
、ホーチミン行きバスの発車時刻になったのですが14:20発に変更になりました。どうやら他からの乗り継ぎ客待ちのようです。
プノンペンから国境の町バベットに移動
、ホーチミン行きバスの乗車が始まります。
今回のバスは日野自動車の中古バスです。日本語の表示が所々に残っており20年ぐらい前は日本で観光バスとして走っていたのでしょう。
、20分遅れでプノンペンを出発します。
、メコン川のネアックルン橋(Neak Loeung Bridge)を渡ります。ネアックルン橋は日本の無償資金協力(いわゆるODA)で建設された橋です。三井住友建設が受注し2011~2015年に建設された全長640mのカンボジア最長の橋です。2014年発行された500リエル紙幣の裏面デザインにも採用されています。
、ガソリンスタンドで10分間のトイレ休憩です。売店もあるので飲み物やお菓子も購入できます。各バス会社の看板が出ており提携しているようで休憩中に3台のバスが入れ替わりで入ってきます。
、乗務員さんがパスポートを回収します。カンボジア・バベット、ベトナム・モックバイの国境では国際バスは乗務員さんがパスポートを回収してまとめて出入国の手続きをしてくれます。
、カンボジア側国境の町バベット(Bavet)に入りますがひどい渋滞に巻き込まれます
、バベットのレストランで最後の休憩です。約30分の休憩の間に乗務員さんが回収したパスポートを持ってイミグレーションまで出国手続きに行きます。その間にレストランで夕食となります。
カンボジア・バベット(Bavet)から出国
、出発して3分ほどでカンボジア・バベット(Bavet)のイミグレーションに到着です。すでにパスポートのカンボジアの出国スタンプが押されており、あとはイミグレーションでパスポートのスキャン、写真撮影、指紋スキャンです。
、写真撮影のみで指紋スキャン無しでカンボジア出国。
ベトナム・モックバイ(Moc Bai)から入国
、ベトナム・モックバイ(Moc Bai)のイミグレーションに到着して乗務員のお姉さんが乗客のパスポートを持ってイミグレーションへ行きます。乗客はトランクルームの荷物を持ってイミグレーションに入りパスポートが帰ってくるのを待ちます。今回は時間帯が悪かったのかホーチミン行きのバスが数台重なってしまい混雑しています。
入国手続きが終わると乗務員さんに名前を呼ばれてパスポートを受け取ります。パスポートを受け取ったらそのままイミグレーションを通り過ぎて税関検査です。税関は荷物をX線検査機に通すだけで最後に出口でパスポートの入国スタンプの確認があり外に出ます。
、外にはすでにバスが待機しており乗車して全員集まるのを待ちます。
、ベトナム・モックバイを出発します。
2時間遅れでホーチミン到着
、ホーチミンのバックパッカー街デタム通り(Detam St)近くのファングーラオ通り(Pham Ngu Lao St)に到着します。予定だとホーチミンに20:00到着なのですが国境付近で渋滞があったりして2時間15分の遅れとなりました。しかし、プノンペン~ホーチミン間は3時間程度までの遅れは想定の範囲内になります。
予約しているホテルへ向かいます。
、Booking.comで予約しておいたMobylette Saigon Hotelに到着です。遅れはありましたがシェムリアップからホーチミンまでバスで移動できました。
以上、カンボジア・シェムリアップからベトナム・ホーチミンまで国際バスで移動する方法でした。