ビシュケクのタジキスタン大使館で観光ビザを申請します。キルギスからタジキスタンへ入国してパミール高原とワハーン回廊へ行くのですが日本のパスポートだとタジキスタンはビザが必要です。タジキスタンはインターネットでE-VISAの申請もできるのですが、今回は情報が少ないビシュケクのタジキスタン大使館でのビザ申請に挑戦します。
ビシュケクのタジキスタン大使館でビザ申請
パミール高原とワハーン回廊へ行くためにタジキスタンビザの申請をします。
、タジキスタン大使館にやって来ました。入口の警備BOXに警官か警備員がいますのでパスポート見せて入っていいか聞きます。次に赤丸の所のドアのインターホンを押して開けてもらうのを待ちます。
大使館の営業時間は平日09:00~17:00になります。
ドアを開けてもらったら中に入ります。
窓口でビザ申請に来たことを伝えるとビザ申請用紙2枚もらえますので記入します。こちらが持参するものは下記3点です。
- パスポート
- パスポートのコピー1枚
- 4×3の証明写真1枚
1枚目は英語の申請用紙で項目は日本のタジキスタン大使館のビザ申請用紙と同じで日本語の説明があるかないかだけです。今回は滞在日数42日、2回入国可能なダブルビザでビザ申請を試してみます。
2枚目は名前、滞在日数、訪問地、パスポート番号などを記入します。パミール高原のGBAOパーミットが欲しい場合は、訪問地にGBAOを記入しておきます。GBAOはパミール高原のあるゴルノ・バダフシャン自治州の略称です。タジキスタンは州が3つ(ゴルノ・バダフシャン自治州、ハトロン州、ソグド州 )だけで残りは首都ドゥシャンベと中央政府の直轄地だけですので下記のように記入しておけばタジキスタン全土が訪問地になります。
- GBAO, Dushanbe, Sughd Province, Khatlon Province
20分ほどで書き上げて10年前に撮影した証明写真を貼り付けて提出、タジキスタン大使館の職員さんが書類を確認してくれます。e-VISAだと45日のシングルビザが取れるので試しに42日のダブルビザで申請してみましたが大使館申請だと30日のシングルまでということでした。
シングルの30日に直してもらいビザ申請を受け付けてもらいました。写真は10年前のでもOKでした。ビザは翌日午前中受け取り、ビザ代は米ドル払いのビザ50ドル、パミール高原のGBAOパーミット20ドルの合計70ドルになります。パスポートはそのまま持っていて良いということで、受取時にパスポートとビザ・パーミット代70ドルを忘れずに持ってくる事ということでした。
、ビザ申請を終えてタジキスタン大使館を出ます。
キルギス料理Самсасы
昼食に中央アジアでよく見かけるサムサ(Самса)と呼ばれる肉や玉ねぎの入ったパイを購入します。こちらのお店ではサムサ(Самса)の一種のСамсасыを扱っています。
タンドール窯でСамсасыを焼いており焼き立てが購入できます。Самсасы85ソム(139円)を4個購入します。
サムサは三角形の形をしているのをよく見かけるのですがСамсасыは円形をしています。
中には玉ねぎと羊肉が入っており肉汁も詰まっており脂がいっぱいでアツアツです。味の方もかなり美味しいです。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
交通費 | 580ソム | マルシュルートカ |
交通費 | 8ソム | トロリーバス |
交通費 | 20ソム | マルシュルートカ |
合計 | 608ソム | 1ソム≒1.639円 円換算:997円 |
タジキスタンビザを受け取る
、昨日に引き続きタジキスタン大使館にやって来ました。入口のドアを開けてそのまま中に入ります。大使館の職員さんにパスポートを渡すと出来上がったビザを貼り付けてくれると思ったら、これからビザを発行するところでした。
職員さんが昨日提出した申請書を探しますが手元にある申請書は5組、昨日のタジキスタンビザ申請者は5人のみで私が最初の申請者でした。しばらくパソコンで作業して入国日の再確認がありスキャナーで両手の指紋を読み取ります。ロジクールのWebカメラもあったのですが撮影はありませんでした。
ビザを印刷してパスポートに貼り付けます。
続いてパミール高原のGBAOパーミットのスタンプを押して職員さんが署名します。最後にパスポートの写真、ビザ、パーミットをコピーして、料金70ドルの支払い、パスポート返却でタジキスタンビザ発給手続き完了です。手続きは30分で終わりました。30日で申請していましたが実際には31日で1ヶ月で発給してくれました。
今回のタジキスタンビザの申請手続きは以下のようになりました。
- 1日目
持参物
パスポート
パスポートのコピー
4×3の証明写真1枚ビザ申請書2枚記入、提出
ビザの内容:滞在日数30日、シングル
大使館でのパスポート預かりは無し
翌日午前中受け取り - 2日目
持参物
パスポート
70ドル(ビザ50ドル、パミール高原のGBAOパーミット20ドル)スキャナで指紋読み取り
支払い
ビザ・GBAOパーミット発行
キルギスビールЧебак
タジキスタンビザが予想より早く取れてしまいましたのでビシュケクで時間が余ってしまいましたのでビールを飲んで過ごします。
Чебак アルコール4% 500ml 48ソム(79円)
キルギスビールでアルコールが少し控えめで4%です。値段はかなり安いです。
キルギスコーラ 1L 38ソム(62円)
キルギスにもコカコーラやペプシコーラがありますが、地元メーカーのキルギスコーラもあります。値段はコカコーラ1L 46ソムより少し安いですが味は変わりませんのでキルギスコーラで十分です。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 130ソム | – |
合計 | 130ソム | 1ソム≒1.639円 円換算:213円 |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
タジキスタンビザ | 70ドル | ビザ50ドル パーミット20ドル |
合計 | 70ドル | 1ドル≒112円 円換算:7840円 |
キルギス料理ギュロラグマンとマンティ
昼食はGoogle Mapsで見つけたファイザ(Фаиза)で頂きます。Google Mapsではカフェになっていますが実際はレストランに近いです。1400件以上のクチコミで高評価を得ていましたのでビシュケクで流行っている店のようです。
実際に昼前に訪れたのですがほぼ満席でかなりの人気です。今回はギュロラグマンとマンティを注文します。ちなみにこの店はサービス料が必要な高級店です。
ギュロラグマン(Гюро Лагман)200ソム
ギュロラグマンはスープの無い具材だけのラグマンで羊肉、ピーマン、玉ねぎ、ニンニクが麺の上に載せられています。麺が隠れてしまうほどの具の量です。
マンティ(Манты)150ソム
マンティは中国、中央アジアからトルコに至る広い範囲で見られる小麦粉を練った生地に具材を詰めた料理で、チベットのモモに似ており蒸し餃子の仲間と言っても差し支えのないキルギス料理です。具材は羊肉、羊脂、玉ねぎで皮の中にはアツアツの肉汁が入っています。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 435ソム | – |
合計 | 435ソム | 1ソム≒1.639円 円換算:713円 |