世界遺産アンコールワットのあるカンボジア・シェムリアップからタイ・バンコクまでNATTAKAN CAMBODIAの国際バスで移動しましたので、今回はバスチケット購入からタイ・バンコク到着まで紹介したいと思います。
カンボジア・タイ国際バスについて(シェムリアップ - バンコク)
ご存知の人も多いと思いますが、まずはおさらいでシェムリアップ - バンコク間の国際バスとカンボジア・タイ国境について説明しておきます。このシェムリアップ - バンコク間の国際バスは2種類あります。
直通バス
シェムリアップ - バンコク間を乗換なしの直通バス。タイのバス会社トランスポート社が運行しており、カンボジア・タイ国境でのバス乗り換えがなく同じバスでカンボジア・シェムリアップまで行けます。カンボジア出国からタイ入国までの国境越えは徒歩になりますがバスはタイ側で待っています。出発から終点まで同じバスなので安心感がありますが欠点は料金が高いことです。料金は30ドル前後。
乗り換えバス(カオサンバス)
シェムリアップ - バンコク間を結びますが、カンボジア・タイ国境で乗り換えがあります。具体的にはカンボジアとタイで別々のバスになります。シェムリアップを出発したバスは国境の町ポイペトのイミグレーション前まで行きます。バスを降りる際にタイのバス会社にわかるように目印のテープなどをTシャツに貼られ国境越えの説明を受けます。
カンボジア出国からタイ入国までの国境越えは徒歩になりますが、タイへ入国してイミグレーションを出るとテープなどの目印を見たタイのバス会社の人達が乗客を回収、バスまで案内してくれます。タイのバスは一部を除きほとんどはバンコクのバックパッカー街カオサン通りが終点になります。カオサン通りが発着点になっているので通称カオサンバスとも呼ばれています。
料金が安く10ドルぐらいからバスがありますが、欠点はバスを乗り換えるのでタイに入国したがタイのバス会社の人に合流できず自分が乗るバスがわからず「バスに置いて行かれた」「違うバスに乗車して料金請求される」といったことも発生します。
カンボジア・タイ国境の覚えておきたい地名
ポイペト(Poi Pet / ប៉ោយប៉ែត)
カンボジアとタイのイミグレーションの間にカジノホテルが数軒あるのが特徴です。バンコクからカジノバスが運行しており休日にはタイ人ギャンブラーが多くやってくる。良くも悪くも国境地帯の雰囲気が漂っており、バックパッカーやギャンブラーなら一度は訪れたい場所です。
アランヤプラテート(Aranyaprathet / อรัญประเทศ)
タイ側国境の町。国境周辺は市場があり国境貿易で賑わっていますが、町の中心はイミグレーションを出てまっすぐ道なりに国道を6kmほど北西へ進んだ所になります。町の入口付近にアランヤプラテート駅があり1日2本(早朝、昼)バンコク行きの列車が走っています。
シェムリアップのNATTAKAN CAMBODIAでチケット購入
利用したバス会社はNATTAKAN CAMBODIA、ご存知の人も多いと思いますが、この国際バスは実際にはタイのトランスポート社のバスで運行されています。NATTAKAN CAMBODIAはカンボジア側のチケット販売とバスの発着場所を提供しています。まずはNATTAKAN CAMBODIAのオフィスでバンコク行きチケットを購入するのですが、オフィスの場所はシェムリアップ中心部から西へ離れた場所にあります。
2016年初めあたりまではシェムリアップ中心部のシバタ通り(Sivatha Blvd)にオフィスがあってバスも中心部まで乗り入れていて便利だったのですが、2017年現在は町外れにオフィスが引越しています。シバタ通り(Sivatha Blvd)の旧オフィスと町外れの新オフィスは直線距離で約1.3km、徒歩で20分ほどの距離なのでそれほど中心部からは離れてはいないです。インターネット上の旅行ブログなどにはシバタ通り(Sivatha Blvd)の頃の古い情報が残ったままですので要注意です。
新しいオフィスはConcrete Drain Rd沿いにあり、ちゃんと看板も出ていますのですぐに分かります。バスの発着時間以外は空いていますのでチケット購入にはそれほど時間はかからないです。
明日のシェムリアップ→バンコクのチケットを購入します。チケットの料金は28ドルになります。タイ・バーツでの支払いも可能なのですがレートが悪く1000バーツということでした。バンコク→シェムリアップのチケットが750バーツですので、これなら支払いは断然ドルがオススメです。チケットは28ドルなのですがトゥクトゥクのピックアップが込みになっており、宿泊先を伝えてチケットを受け取ります。バスは08:00出発、トゥクトゥクは07:00~07:30に迎えに来てくれるとのことです。チケット購入はこれで完了です。
宿泊していたホステルでも、この国際バスのチケットを扱っていたのですが30ドルだったので2ドル分がホテルやゲストハウスの手数料ということのようです。金額も切りの良い30ドルになりますので他のホテルやゲストハウスも同じ30ドルなのでしょう。
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