東ヨーロッパのウクライナからコーカサス地方のジョージア(グルジア)へ移動します。今回はウクライナの首都キエフからジョージアの首都トビリシまでジョージアンエアウェイズ(Georgian Airways)の飛行機を利用して移動します。
空港バスでキエフ旅客駅からボルィースピリ国際空港まで移動
、キエフ旅客駅の南口にやってました。ボルィースピリ国際空港行きの322番のバス(SKY BUS)に乗車します。
キエフ旅客駅からボルィースピリ国際空港(KBP)までの空港バスの運賃は100フリヴニャ(420円)になります。
2017年までは60フリヴニャでしたが2018年から100フリヴニャに値上げされています。
、キエフ旅客駅南口を出発します。ボルィースピリ国際空港までの移動時間は1時間が目安になります。
、地下鉄XAP駅近くの陸橋下のバス停に到着します。ここで新たに乗客を乗せほぼ満席になります。ここからボルィースピリ国際空港までの運賃は60フリヴニャになります。
ウクライナからジョージア(グルジア)まで移動
、キエフのボルィースピリ国際空港に到着です。
キエフ旅客駅から1時間の道のりでした。
今回はジョージアンエアウェイズでウクライナの首都キエフからジョージア(グルジア)の首都トビリシへ移動します。
ジョージアンエアウェイズ(Georgian Airways) | A9758便 |
機材 | EMBRAER 190 |
出発地 | キエフ・ボルィースピリ国際空港(KBP) |
目的地 | トビリシ国際空港(TBS) |
出発時刻 | 13:00 |
到着時刻 | 16:30 |
所要時間 | 2時間30分 |
直線距離 | 1450km |
料金 | 124ドル |
ウクライナからジョージアまでの移動手段は空路と海路の2種類があります。海路はウクライナ南部のオデッサからジョージア西部のバトゥミまで2泊3日で黒海を渡るフェリーが110ドルからあるのですが、今回はジョージアンエアウェイズの航空券が124ドルで安かったので飛行機で一気に移動します。フェリーと飛行機の価格差が14ドルですと飛行機の方がチケット購入から実際の移動まで楽ですから飛行機を選んでしまいます。
、チェックインカウンターに並びます。並んでいる人数は少なく5分ほどで順番が来ます。搭乗券を受け取りセキュリティチェックと出国手続きへ向かいます。セキュリティチェックは混雑しており通過に5分ほど掛かります。出国手続きは並んでから3分ほどで順番が来て特に会話することなく手続きが終了します。
、出国手続きを終えて搭乗ゲートへ移動します。チェックインから出国まで20分ほどでした。
、搭乗手続き開始になります。搭乗ゲートは列ができていますので先にトイレへ行っておきます。トイレから戻ってくるとだいぶ列が短くなっています。
、機内へ移動。今回の機体はEMBRAER 190になりビジネスクラスは2列+2列、エコノミークラスは3列+3列の座席になります。
12:58、定刻より2分早く出発します。ジョージア・トビリシまでは2時間半のフライトになります。キエフを飛び立つと一気に南へ進路を取り黒海へ向かいます。
ジョージアンエアウェイズの機内食
、機内食が配られます。フライト時間が2時間半の短時間ですので軽食になります。
今まで機内食で出てきた軽食といえばサンドウィッチが定番だったのですがジョージアンエアウェイズの軽食は生野菜と菓子パンでした。キュウリ、チーズ、ミニトマト、ニンジン、セロリ?、レタス?、菓子パンといった組み合わせです。野菜好きの人には良いかもしれませんが生野菜の嫌いな私にはかなりつらい機内食です。残すわけにもいきませんので我慢して食べます。
食べ終わった頃になると、黒海の南側を東に飛んでおりジョージアへ向かっています。ウクライナから最短ルートでジョージアまで飛ぶとロシアとの紛争地域を通過することになりますので撃墜されてしまう危険性があるのでしょう。ウクライナはロシアとクリミア半島やドネツクなど東部地域でロシアと対立しています。ジョージアは南オセチアを巡りロシアと対立しております。
時差調整
ここで時差調整を行いジョージア時間に合わせます。日本、ジョージア、ウクライナの時刻は以下のようになります。ウクライナとジョージアの時差は1時間あります。日本とジョージアの時差は5時間もあり日本が夕方の時にジョージアは昼過ぎです。ウクライナはサマータイムを採用中ですので通常より1時間早く時計が進んでいます。
日本(GMT+09:00)ジョージア(GMT+04:00) ウクライナ(EEST+03:00)サマータイム
ジョージア・トビリシ国際空港に到着
、ジョージアのトビリシ国際空港(TBS)に到着します。飛行機を降りてすぐに両替所とATMが1カ所ありました。イミグレーションの前に両替所とATMがあるのは珍しいです。ただし、場所がわかりづらくイミグレーションから一番遠いボーディングブリッジの近くにあります。
まずはイミグレーションで入国手続きになります。ジョージアの出入国手続きは入国カード、出国カード不要です。ウクライナと同じで簡略化されており楽です。トビリシ国際空港のイミグレーションはジョージア人窓口3箇所、外国人窓口5箇所の合計8箇所になります。指紋スキャナやカメラは無く、窓口も多く開いており見た感じスムーズに処理されています。
私の順番が来て窓口にパスポートを提出しますがイミグレーションの職員のお兄さんは日本のパスポートを念入りに確認しております。写真を何度も確認したり、パスポートの紙質を確認したりと他のパスポートとは扱いが違います。他の国の人達はすぐに入国でしたが私は2分ぐらいかかっての入国でした。ジョージアに入国できましたので次はターンテーブルで預けていた受託手荷物を回収します。
、バックパックを回収して最後の税関に向かいます。特に申告するものはありませんのでそのまま到着ロビーへ向かいます。出口に税関職員2人が監視していましたが私は特に声を掛けられることもなくそのまま通過します。
税関を出て到着ロビーへ出ます。到着ロビーには両替所、SIMカード売場があります。
ATMは2台あり、1台はVISAやMASTERのロゴはありませんが海外カード使用可能です。もう1台はBank of GeorgiaのATMでVISA、MASTER、JCBなどの海外カードのロゴがあります。
両方とも英語、トルコ語などに対応、取り扱い通貨はジョージア・ラリと米ドルの2通貨に対応しています。ジョージアのATMはカンボジアみたいに現地通貨と米ドルが引き出せるのです。ジョージアから隣国のイラン、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャン、ロシアへ行く場合は米ドルの現金を持って行った方が便利ですので利用価値が高いです。
ATMで2000ラリ引き出しておきます。小銭の調達と両替所の使い勝手の確認で10ドルをラリに両替してみますが、ジョージアの両替所は気を付けないとボッタクられる危険性があるというのが感想です。両替レートは1ドル→2.467ラリだったのですが、レシート無しで10ドル→24.05ラリで両替してきました。レートが全く違うので文句を言って10ドル→24.65ラリになりました。あと0.02ラリ足りないのですが補助通貨の部分は在庫無しを理由に切り捨てられました。空港の両替所でレシート無しで金額が違っていましたのでジョージアの両替所は気を付けないといけません。
空港からトビリシ市内への交通手段
トビリシ国際空港からトビリシ市内へは空港バス、鉄道、タクシーで移動できます。空港バスは37番のバスが中心部のトビリシ駅まで運行されています。
空港の外へ出て右へ歩いていくとバス乗り場が見えてきます。運行本数は30分に1本の割合ですので利便性が高いです。
鉄道は空港駅からトビリシ駅まで朝夕の1日2往復が運行されています。鉄道は本数が少なすぎますのでタイミングが合わない限り利用価値はほとんどないのが実状です。空港タクシーは料金が高いので問題外です。
鉄道で空港からトビリシ駅まで移動
空港駅にやってきました。
空港からトビリシ駅まで1日2往復、朝夕に列車が運行されています。
今回はタイミングが合いましたので列車に乗車します。ホームが短すぎて編成がはみ出ていましたけど利用客がほとんどいないので影響はないようです。
トビリシ駅までの運賃は0.5ラリ(22.5円)になります。きっぷは列車内での購入になり各車両にバスの運賃箱に似たのが2台設置されております。
これに0.5ラリを投入するときっぷが発券されます。使える硬貨は0.5ラリ、0.2ラリ、0.1ラリになります。釣り銭機能はありませんので0.5ラリちょうどを投入しないといけません。多い部分の硬貨は返却され、タイムアウトで全額返却されます。
私は小銭を持っていなかったので乗務員さんを探して両替してもらいました。
、トビリシ行きの列車が発車します。ソビエト時代の車両でかなり傷んでおりますが車両が大きいので車内はかなり広く感じます。乗客は全体で10人ぐらいしかおらず私1人で1両貸し切り状態です。
、終点のトビリシ駅に到着です。
空港とトビリシ駅を結ぶ列車はサボが付いていました。
駅のホームはかなり傷んでおり鉄筋むき出しの部分があります。
トビリシ駅は駅ビルになっており駅より商業施設がメインに運営されている感じです。札幌駅みたいな感じというかジョージア国鉄もJR北海道と同じように鉄道ではやっていけない様子です。
地下鉄駅からMarjanishvili駅近くのホステル
駅を出て予約したホステルへ向かうのですが、ジョージアの第一印象は車の運転が荒いです。ウクライナのように歩行者優先というのがあまり感じられません。それでも歩行者が渡り始めると止まってくれますので中国、インド、ベトナムと比較するとかなり上品です。交通マナーは大阪といい勝負でしょうか?
、Booking.comで予約しておいたCleopatra Palace Hostelに到着です。地下鉄のMarjanishvili駅近くで表通りから路地を奥へ行った所にありますので静かです。
駅からホステルへ移動する途中に見つけたSPARで夕飯を買います。日本ではSPARは見なくなりましたがジョージアではSPARが展開しているのですね。
パンとペプシコーラ 1.5Lを購入します。ペプシコーラ 1.5Lが2ラリ(90円)とパン2つで4.95ラリです。
ただし、ジョージアもウクライナ同様で補助通貨の部分は釣り銭不足で在庫無しだとお釣りは切り捨てでした。5ラリになってしまいました。ベトナム、中国などのようにお釣りの代わりに飴玉というのはやっていないようです。
ウクライナからジョージアに無事移動できました。まずはトビリシでの拠点になる宿を確保しないといけません。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 5ラリ | – |
宿泊費 | 29.5ラリ | 1泊14.75ラリ×2 |
交通費 | 0.5ラリ | 鉄道 空港→トビリシ |
合計 | 35 | – |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
交通費 | 100フリヴニャ | 空港バス |
合計 | 100フリヴニャ | – |