ジョージア旅行記⑩カズベギ山ゲルゲティ氷河までトレッキング

カズベギ山、ゲルゲティ氷河、馬と登山者

ツミンダ・サメバ教会からカズベギ山のゲルゲティ氷河までトレッキング

ツミンダ・サメバ教会

ツミンダ・サメバ教会

、標高1770mのホステルHQ of Nove Sujashviliを出発してゲルゲティ氷河(Gergeti Glacier)を目指します。まずは昨日行ってきた山の上のツミンダ・サメバ教会(Gergeti Trinity Church)へ向かいます。教会がカズベギ登山の実質的なスタート地点になります。ホステル(1750m)から教会(2190m)まで高低差400mの登山道を進みます。
、教会の近くまでやってきました。天気は良いのですが風が強いです。

湧き水を補充

湧き水を補充

朝のツミンダ・サメバ教会を見学して水飲み場で水の補給です。ペットボトルに湧き水を入れて氷河までの登山準備を整えます。

ツミンダ・サメバ教会

ツミンダ・サメバ教会

、ツミンダ・サメバ教会(2192m)を出発して直線距離で約6km離れたゲルゲティ氷河(3200m)を目指します。高度差は1000mほどありかなりきつそうな道のりです。

登山道

登山道

山の斜面に続く登山道を歩いていきます。この辺りはまだ歩きやすい道です。

ポーランド人登山家の墓

ポーランド人登山家の墓

、ポーランド人登山家の墓に到着します。2013年にカズベギ登山で亡くなっています。カズベギ山は死者が出るほど難しい山のようです。

ツミンダ・サメバ教会

ツミンダ・サメバ教会

、ツミンダ・サメバ教会が見える限界地点に到着です。この先は振り返っても教会は見えなくなってしまいます。

、標高2500mを越えてきました。教会は見えなくなっています。2500m以上の高地は高山病のリスクが伴う場所になります。この先は無理をせずに進みます。一区切りついたのでここで朝食休憩になります。

馬で登山する人もいる

馬で登山する人もいる

地元の登山者が馬に荷物を積んで下山してきます。日本では見られない馬を連れて登山というのは珍しいですね。

朝から下山客がいます

朝から下山客がいます

山の上からは欧米人観光客が下山してきます。ゲルティ氷河の上に山小屋があるのですが装備からして氷河は越えていないようです。途中でキャンプして帰る途中のようです。

下山者は午前中だけでも多い

下山者は午前中だけでも多い

朝の段階で意外と多い下山者たち。キャンプするのが流行っているのでしょうか?

すぐ近くに雪が残っている

すぐ近くに雪が残っている

、標高2810mまで登ってきました。ここで登山道脇に残雪があります。ようやく雪の残る所まで登ってきたことになります。

標高2940mの十字架

標高2940mの十字架

、標高2940mの十字架までやって来ました。

Betlemisgora

Betlemisgora

ここはトビリシのGEOLANDで購入したトレッキングマップによればBetlemisgoraと呼ばれる場所です。ここは景色がよく登山者の休憩場所となっています。

山小屋

山小屋

ゲルゲティ氷河と現在地のBetlemisgoraの中間に山小屋が見えますがGEOLANDのトレッキングマップやGoogle Mapsにもありません。気になるので途中で寄ってみましょう。

赤丸が今回の目的地

赤丸が今回の目的地

Betlemisgoraからはカズベギ山(5047m)とゲルゲティ氷河が見えます。今回の目的地は赤丸の辺りです。ゲルゲティ氷河の先端付近になります。

山小屋と下山者

山小屋と下山者

山小屋にかなり近づいてきました。下山する登山者も多くなってきました。

カズベキ山、ゲルゲティ氷河、山小屋

カズベキ山、ゲルゲティ氷河、山小屋

奥からカズベキ山、ゲルゲティ氷河、山小屋と並び景色が良いです。この山小屋付近はGEOLANDのトレッキングマップだとSabertseという場所になります。

山小屋

山小屋

、山小屋に到着しますが、まだ建設中です。ジョージア国旗があしらわれた山小屋ですが完成後は何に使われるのか気になります。

*2018年8月末頃からAltiHutという宿泊施設として営業していました。標高3014mの場所にある山小屋というのが特徴のようです。

ゲルゲティ氷河への登山道

ゲルゲティ氷河への登山道

Sabertseからゲルゲティ氷河へ向かいます。

カズベギ山と登山者

カズベギ山と登山者

、すでに標高3000mを越えており植物が見当たらなくなりました。

標高3270mのゲルゲティ氷河に到着

カズベギ山、ゲルゲティ氷河、馬と登山者

カズベギ山、ゲルゲティ氷河、馬と登山者

、標高3270mゲルゲティ氷河の先端に到着、ホステルを出発して約6時間の道のりでした。地元の登山者が馬で氷河の先端まで来ています。馬で登山するというのがジョージア流のようです。

此処から先はピッケルを使って氷河の斜面を登って進まなければなりません。私の持っている登山装備はGPSだけですので登山はここまです。ちなみにカズベキ山(5047m)の山頂まではさらに1800mも登らないといけません。このゲルゲティ氷河を越えた所にカズベギ登山のベースキャンプになる山小屋のBethlemi Hutがあります。

ゲルゲティ氷河周辺

ゲルゲティ氷河周辺

、ゲルゲティ氷河を引き返します。

カズベキ山(5047m)

カズベキ山(5047m)

途中振り返るとカズベキ山(5047m)の山頂が見えます。このカズベキ山はジョージアとロシアの国境線になっており頂上の奥はロシアです。山頂へのルートは一部がロシア側に入っているのですがロシアビザが無くても山頂への登山はできる模様です。その他の許可申請は不明ですが。

ゲルゲティ氷河から下山

テント

テント

、標高3000mの建設中の山小屋があるSABERTSEに戻ってきました。ここはキャンプができるようになっており、この時間で既にテントが張られております。

湧き水

湧き水

キャンプができるということは水の補給もできるということで、ここでは湧き水が補給できるようになっています。

登山者

登山者

午後になっても登ってくる登山者がおります。見た目の装備からしてゲルゲティ氷河から先には行けないでしょうから日帰りでしょうか?

登山隊

登山隊

馬を複数連れた登山隊もおります。ゲルゲティ氷河の前でキャンプでしょうか?

Betlemisgoraにある十字架

Betlemisgoraにある十字架

、標高2940mのBetlemisgoraにある十字架まで戻ってきました。ここでしばらく休憩です。

ツミンダ・サメバ教会

ツミンダ・サメバ教会

、再び下山開始です。
、ツミンダ・サメバ教会が遠くに見えてきました。

放牧中の羊たち

放牧中の羊たち

山の斜面には放牧中の羊たちがいます。

登山者とツミンダ・サメバ教会

登山者とツミンダ・サメバ教会

帰りは下るので体力的には楽なのですが足元が滑りやすいのでゆっくり歩かないと危険です。教会までもう少しです。

ツミンダ・サメバ教会

ツミンダ・サメバ教会

、ようやくツミンダ・サメバ教会の近くにまで戻ってきました。この時間でもまだ車が結構います。

ツミンダ・サメバ教会

ツミンダ・サメバ教会

、標高2192mのツミンダ・サメバ教会に戻ってきました。

HQ of Nove Sujashvili

HQ of Nove Sujashvili

、標高1770mのホステルに戻ってきました。約12時間かけて標高3270mのゲルゲティ氷河まで往復できましたが、もう足がガクガクです。

カズベギ(ステパンツミンダ)からゲルゲティ氷河までのGPSデータ

こちらはカズベギ(ステパンツミンダ)からゲルゲティ氷河まで徒歩で移動した際に収集したGPSログです。Google マップに取り込んで表示させていますので、実際にどこから出発してどこに到着したかが分かります。下記リンクからはGPXファイルとKMLファイルがダウンロードできますので、Google EarthやGPS機器に取り込んで使うということもできます。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 7ラリ
合計 7ラリ

Guest House Ketino Sujashvili

昼前に宿泊していたHQ of Nove Sujashviliをチェックアウトします。ロンリープラネットに掲載されていただけのことはあり田舎のホステルとしては及第点でした。続いてのゲストハウスは1本隣の通りにあるGuest House Ketino Sujashviliです。Booking.comで予約しており、こちらはロンリープラネットではKetino’s Guesthouseとして紹介されていますが電話番号は同じで名前が変わっているだけです。

1本隣の通りだからすぐに到着と思って場所の事前確認せずに行ったら、予約確認書のGPS座標が150m違っており全く違う民家に行き着いてしまいました。次に住所のQvemo Gergeti Str.22を頼りに探しますが、そのような住所は見当たりません。Google Mapsを頼りそれらしい通りを歩いていると行き止まりです。MAPS MEにあるのは最初の違う民家でした。

Guest House Ketino Sujashvili

Guest House Ketino Sujashvili

そして、地元民のおばあちゃんが声を掛けてきます。ジョージア語は分からないのですが「ここにはゲストハウスは無いよ!」と言っているのは何となくわかります。ダメ元で英語の予約確認書を見せて「Guest House Ketino!Guest House Ketino!」と連呼したらKetinoを知っているようで連れて行かれます。到着したのが目星を付けていた通りの1軒です。

殆ど消えたKETINOの文字

殆ど消えたKETINOの文字

よく見ると門にほとんど消えている「KETINO」の文字があります。これでは見つけられません。

D.Guramishvili St.12

D.Guramishvili St.12

さらにゲストハウスの住所はD.Guramishvili St.12になっています。全く違う住所です。おばあちゃんがオーナーのKetinoを呼んでくれて何とか到着です。おばあちゃんがいなければ見つけられなかったでしょう。

Guest House Ketino Sujashvili

Guest House Ketino Sujashvili

今回の部屋は1泊25ラリ(1125円)の6人ドミトリーです。

トルソバレー行きチケット購入

Mountain Freaks

Mountain Freaks

カズベギ中心部のマルシュルートカ乗り場から100mほど南にある旅行会社Mountain Freaksにやって来ました。

時刻表

時刻表

Mountain Freaksではカズベギ登山などの各種ツアーを扱っており、トルソバレー(TRUSO VALLEY)やジュタバレー(JUTA VALLEY)へのバスも3人以上集まると1人30ラリで運行しています。

トルソバレー行きチケット

トルソバレー行きチケット

明日のトルソバレー(TRUSO VALLEY)のバスを申し込んでおきます。こちらがチケットで09:30カズベギ発、16:00トルソバレー発の往復になります。明日のトルソバレー行きバスは私が1番目の申し込みだったので明日までに3人以上集まるかはまだ不明です。

ツミンダ・サメバ教会とカズベギ山

ツミンダ・サメバ教会とカズベギ山

トルソバレー行きチケットを購入したので今日の目的は達成です。天気が良いのでツミンダ・サメバ教会(Gergeti Trinity Church)とカズベギ山(5047m)がよく見えます。昨日より今日ゲルゲティ氷河へ行った方が良かったのでしょうが、明日はトルソバレーでトレッキングです。

ジョージアで飲むトルコビールEFES PILSENER

EFES PILSENER

EFES PILSENER

昼食後にジョージアで生産されているトルコビールのエフェスで一杯やります。
EFES PILSENER アルコール5% 500ml 3ラリ(135円)
生産はムツヘタのビールメーカーNATAKHTARIなのですが、このNATAKHTARIはエフェスの子会社なのです。EFES PILSENERはNATAKHTARIが生産するビールではプレミアムブランドという位置付けになっています。

ジョージアで飲むチェコビールSTAROPRAMEN

STAROPRAMEN

STAROPRAMEN

夕食後はチェコビールを頂きます。
STAROPRAMEN アルコール5% 500ml 3ラリ(135円)
チェコビールのSTAROPRAMENがムツヘタのビールメーカーNATAKHTARIでライセンス生産されておりチェコのホップを使っているのが特徴です。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 16.5ラリ
宿泊費 50ラリ 1泊25ラリ×2
合計 66.5ラリ
カズベギ山、ゲルゲティ氷河、馬と登山者