メスティアから世界遺産ウシュグリ
、メスティア中心部にやってきました。ここにはウシュグリ行きのチケットを扱う商店兼旅行会社が数軒あります。
昨日、マルシュルートカが停まった所の商店でウシュグリ行きチケットを購入しようとしますが、この時点では販売しておらずにもう一度来るようにということで出直しです。
散歩しながら時間を潰していきます。
ウシュグリ行きマルシュルートカで騙される
、再びウシュグリ行きチケット購入にやってきました。ウシュグリ行きチケットは往復で35ラリ(1575円)になります。ウシュグリ行きの車が来るまで待つことになりますがチケットを購入して1時間待ってもウシュグリ行きの車が来る気配がありません。出発のはずなのですが。
店の人が車は出発と言ってきます。に来て、言われたとおりに10:00に再び来て出発というのはどういうことなのでしょうか?それに出発では日帰りは無理でしょう。日帰りですから当然ながら15:00出発は拒否です。
、店の人が12:00出発と知らせてきました。あと1時間待たされます。ウシュグリ行きチケットは前日購入が良さそうです。
、相変わらずウシュグリ行きの車は来ません。本当にウシュグリ行きの車を出す気があるのか疑わしいです。
、ようやくウシュグリ行きの車が来て出発です。乗客は私1人だけです。メスティアを出て標高1900mの峠を越えた所までは舗装道路でしたが、それ以降は未舗装の悪路です。
ガードレールとかはありませんので運転を誤れば谷底に落ちてしまいます。
世界遺産ウシュグリ
、悪路を2時間走りウシュグリに到着です。しかし、ここで重大な問題が発覚します。乗ってきた車は明日メスティアに戻るというのです。日帰りの往復でチケットを買ったのですが店の人がドライバーさんに日帰り客というのを伝えていませんでした。騙されました。これは意図的に伝えていなかったのでしょう。かなりの悪意を感じます。
ドライバーさんに文句を言っても何にもなりませんので、さっさとウシュグリ観光に向かいます。メスティアに戻る車はこの時間帯には十分ありますし、道路状況を考えて日没前にメスティア到着でないと危険ですので、17:00あたりまでは観光できるでしょう。
このウシュグリは標高2060~2200mに位置しておりヨーロッパで一年中人のいる常住村としては最も標高の高い村になります。1996年にはユネスコの世界文化遺産に登録されております。ウシュグリはMurkmeli、Chazhashi、Chvibiani、Zhibiani、Lamjurishiの5つの村の総称になります。
このChazhashi村の丘にある塔Queen Tamari Castleには夏の間にグルジア王国のタマル女王が訪れていたという伝説が残っております。ウシュグリの見所の一つになるのですが、私が訪れた時は中国人観光客たちが記念撮影のポーズを撮っている最中でした。この様子ですと数年のうちにウシュグリも中国人観光客で溢れかえりリゾートホテルの建設バブルでも発生しそうです。
Queen Tamari Castleからはいくつもの塔が見渡せます。
奥に見える丘の上の塔がQueen Tamari Castleになります。
放牧されている牛たち。
ウシュグリは5つの村で構成された地域名ですので本当は5つの村を全部回って全制覇したいのですが帰りの車を確保しないといけませんので近くのMurkmeli村だけに足を伸ばします。
、一通り写真を撮りましたのでメスティアに帰ることにします。氷河までのトレッキングするなら宿泊なのですが、予想以上に観光客が多いのに驚きました。それとポーズを決めたり、声の大きい中国人観光客が多いですね。
駐車場のあるChazhashi村に戻りメスティア行きの車を探します。正確にはメスティア行きの車はいくらでもいるのですが、運賃は1人50ラリのぼったくり料金が基本です。往復35ラリなのがウシュグリに来るとなぜか片道50ラリに値上がりします。50ラリから値段交渉していくのでしょうがものすごく悪意を感じます。ウシュグリのドライバーさんはジョージア最悪です。
帰りの車は偶然にも会った日本人のおかげでメスティアまで20ラリで乗れました。片道だと30ラリで安くならないと予想していたのですが、上手く交渉してくれて20ラリです。この車のドライバーさんは地元民ではなく外から来て帰るところでタイミングよく私達が乗車しました。勝手に客を持っていくのでドライバーさんと地元のドライバーさんたちがトラブルになりましたがウシュグリを脱出です。
、ウシュグリを出発します。悪路を土煙を上げながら走っていきます。
、メスティアに到着です。
メスティアからウシュグリまでのGPSデータ
こちらはメスティアからウシュグリまでタクシーで移動した際に収集したGPSログです。Google マップに取り込んで表示させていますので、実際にどこから出発してどこに到着したかが分かります。下記リンクからはGPXファイルとKMLファイルがダウンロードできますので、Google EarthやGPS機器に取り込んで使うということもできます。
メスティア→ウシュグリ.kml
メスティア→ウシュグリ.gpx
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 13ラリ | – |
交通費 | 35ラリ | メスティア→ウシュグリ |
交通費 | 20ラリ | ウシュグリ→メスティア |
合計 | 68ラリ | – |