テラビから首都トビリシまで移動
、ゲストハウスをチェックアウトします。これからテラビから首都トビリシを経由してジョージア南部のミネラルウォーターで知られるボルジョミ(BORJOMI)まで移動します。
、バスステーションのあるテラビ中心部のタクシー乗り場からトビリシ行きタクシーに乗車します。テラビからトビリシまでの運賃は乗客4人で1人12ラリ(540円)、トビリシの地下鉄イサニ駅の近くが終点になります。
テラビから首都トビリシまではゴンボリ山脈(Tsiv-Gombori Range)を越える最短ルートになります。ゴンボリ山脈で一番高い山がMt. Tsivi(1990m)ですので峠はそれより低くなります。90km/hほどで飛ばして、昨日、徒歩2時間かけて訪れた修道院の入口まで10分ほど通り過ぎます。
山道を40~70km/hで走り順調にトビリシへ向かいます。この区間は交通量はほとんどなく道路状況は悪くないのですがマルシュルートカは走っていません。ほとんど集落がないので途中で乗り降りする乗客が期待できないということでしょうか?
、標高1600mの峠を越えます。
、要塞跡のUJARMA FORTRESSを通過します。
、地下鉄イサニ駅近くに到着です。テラビからトビリシまでタクシーだと1時間半の移動で済みました。イサニ駅から地下鉄でディドゥベ駅まで移動します。運賃は0.5ラリ(23円)になります。
トビリシからボルジョミまでマルシュルートカで移動
、ディドゥベ駅に到着します。
駅前がディドゥベバスステーションになっており、駅を出るとすぐに「クタイシ!バトゥミ!」と声をかけられます。駅の出口にはクタイシ行きマルシュルートカが待機中です。客引きに「ボルジョミ?」と聞いてみると指さして「ボルジョミ!ボルジョミ!」と教えてくれます。
指さされた方向へ行くとヴァルジア(VARDZIA)行きのマルシュルートカが停車しています。これがボルジョミ経由のマルシュルートカなのですがドライバーさんに料金を聞くと7ラリでロンリープラネットの情報より1ラリ高いです。しかも、空いている席は補助席です。これは他を探した方が良いです。
、先日利用したゴリ行きマルシュルートカがある乗り場の方へ行きますが「チーナ!チーナ!」と頻繁に声をかけれます。どうやら私はジョージア人からは中国人に見えるようです。ディドゥベバスステーションの外れにはゴリ、クタイシ、バトゥミ、ボルジョミ行きがあります。探すとボルジョミ(BORJOMI)経由アハルツィヘ(AKHALTSIKHE)行きのマルシュルートカがいました。
ドライバーさんに聞くと料金は6ラリ(270円)でロンリープラネットの情報通りです。ここはチケット売場でチケットを購入する方式なので、ドライバーさんに売場に誘導されます。20mほど離れた所のゴリ行きはドライバーさんへの直接支払いだったのですが、この違いは不明です。
ボルジョミ行きチケットを購入して乗車します。今回のマルシュルートカはエアコンを使っています。車内が涼しいです。ジョージアで初めてエアコンが動いている車に乗車しました。おまけに補助席無しで2列+1列のシートです。先程のヴァルジア(VARDZIA)行きとは雲泥の差です。
、30分ほどで満席になりトビリシのディドゥベバスステーションを出発します。
ボルジョミに到着
、ボルジョミに到着です。バスステーション近くで降ろされると、ゲストハウスの客引きがありますがあいにく予約していますのでやんわりお断りします。ゲストハウスの客引きがいるということは予約なしでボルジョミに来ても大丈夫そうな雰囲気です。川沿いに来た道を戻ります。
ミネラルウォーターのボルジョミですので公園には水飲み場がもちろんあります。
、Booking.comで予約していたホステル「RiverSide Hostel Borjomi」に到着です。
ボルジョミミネラルウォーターパーク
、ボルジョミミネラルウォーターパークにやってきました。BORJOMI HISTORICAL MINERAL WATER PARK、BORJOMI MINERAL WATER PARKと英文表記され、1850年に開園した150年以上の歴史を持つ公園です。
入園料は2ラリ(90円)になります。
ロープウェイが山の上まで通っていましたが、ロープウェイは公園の隣にありましたので別料金です。
ミネラルウォーターで知られるボルジョミですが、このミネラルウォーターパークでは源泉から出るミネラルウォーターが汲めることで知られ多くの観光客がペットボトル持参で訪れます。
こちらがボルジョミのミネラルウォーターが汲める源泉のEKATERINA SPRINGです。説明の看板を見ると1841年にはEKATERINA SPRINGがあったようです。ボルジョミのミネラルウォーター自体は16世紀には知られていたようで露土戦争によりアハルツィヘやボルジョミがオスマン帝国からロシア帝国に割譲された後にボルジョミの開発が進んだようです。EKATERINA SPRINGのエカテリーナもロシアの女帝エカテリーナから名称が来ていると思われます。
源泉の所に係員がおりますのでペットボトルを渡して汲んでもらいます。このEKATERINA SPRINGのミネラルウォーターの味ですが正直言って不味いです。蛇口の周辺が赤茶色に変色していたので鉄分が多そうだなと予想していたのですが、予想を上回る金属の味がします。成分はカルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、鉄(Fe)、塩素(Cl)、カリウム(K)、ヨウ素(I)、臭素(Br)、亜鉛(Zn)、マンガン(Mn)が含まれています。
市販のボルジョミミネラルウォーターは工場がロープウェイの山頂の向こう側にあり別の場所になりますので源泉も違い味も全く違います。市販のボルジョミミネラルウォーターは無味無臭のミネラルウォーターです。
ミネラルウォーターパークとなっていますが川沿いに遊園地があります。奥にはトレッキングコースがあり川の上流へ行くことができます。
ボルジョミ駅にやってきました。ボルジョミの中心部にありますが駅舎は駅としてよりレストランとして使われている印象です。
ホームにはソ連時代の電車が停車中です。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 6.15ラリ | – |
宿泊費 | 20ラリ | – |
交通費 | 0.5ラリ | 地下鉄 |
交通費 | 12ラリ | テラビ→トビリシ |
交通費 | 6ラリ | トビリシ→ボルジョミ |
ミネラルウォーターパーク | 2ラリ | – |
合計 | 46.65ラリ | – |