ジョージア第2の都市クタイシから黒海に面した港湾都市バトゥミ、山間部の町フロを訪れます。バトゥミはジョージア最大の貿易港でありビーチリゾートでもあります。山間部のフロはソ連時代のロープウェイが現役で観光資源と地元住民の足として活躍しています。
クタイシからバトゥミまでマルシュルートカで移動
ジョージア第2の都市クタイシから黒海沿岸のジョージア最大の貿易港があるバトゥミ(Batumi / ბათუმი)まで移動します。バトゥミはバックパッカーには黒海のビーチリゾートやウクライナ、ブルガリアへのフェリー航路があることで知られております。
、クタイシ2駅前のメインバスステーションにやってきました。おなじみの通称マクドナルドバスステーションです。バトゥミ行きマルシュルートカは通りのトビリシ行きマルシュルートカの乗り場にもあるのですが、ズグディディ、メスティア行きの近くにもバトゥミ行きがあります。今回はメスティア行きの区画にいるバトゥミ行きマルシュルートカに乗車します。ベンツのマルシュルートカです。クタイシからバトゥミまでの運賃は10ラリになります。
メインバスステーションはトビリシ、バトゥミ行きは2カ所ぐらい乗り場があります。同じ行き先でも複数の乗り場がある理由は不明です。料金が違う?それとも到着するバスステーションが違うのでしょうか?
、バトゥミ行きマルシュルートカが出発します。今回のベンツマルシュルートカは補助席無しですので満席でもゆったりしており快適です。ただし、エアコン付きでもエアコン使わず窓を開ける点は他と同じですけどね。
西へ走り黒海に出ると海岸沿いに南下していきます。
、バトゥミが見えてきました。
バトゥミに到着
、バトゥミ(Batumi / ბათუმი)に到着です。観光ロープウェイの下で降ろしてもらいます。
観光客向けの店が並ぶ通りを抜けてホステルへ向かいます。
、Booking.comで予約しておいたホステル「Moonlight Hostel & Rooms」に到着です。
バトゥミはアジャリア自治共和国の首都でもあります。バトゥミを歩いているとジョージアの国旗と一緒にアジャリア自治共和国の国旗も掲げられているのを見かけます。
黒海に面した港湾都市でバトゥミはジョージア最大の貿易港でもありますので海岸沿いを歩くと多くの貨物船やコンテナが見られます。
、黒海のビーチにやってきました。ビーチというと白い砂浜を思い浮かべるのですがバトゥミのビーチは砂利です。砂浜ではありませんでした。それでも、大勢の海水浴客で賑わっています。
バトゥミのビーチを歩いていて気づくのがイスラム教徒の観光客が多いことです。このアジャリア自治共和国はキリスト教国のジョージアではイスラム教徒の多い地域でもあります。トルコにも接していますのでトルコからの観光客も多いようです。
そして、バトゥミを歩いていて感じるのは建物が新しくかなり近代的でソ連時代の影が感じられません。もちろんバトゥミにもソ連時代の古い建物はあります。しかし、中心部にはロープウェイの駅やカジノがありトビリシと肩を並べるほど開発が進んでいます。少なくとも古い建物の多いクタイシは追い抜いているでしょう。ジョージア最大の貿易港を持ちアジャリア自治共和国の首都であることから自主財源が確保できているということでしょうか?
Argoビール
Argo アルコール4.8% 500ml 2ラリ
ギリシャ神話のアルゴー船にちなんだジョージアビール。苦みは特に強くもなく飲みやすいラガービール。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 8.45ラリ | – |
宿泊費 | 13ラリ | – |
交通費 | 10ラリ | クタイシ→バトゥミ |
合計 | 31.45ラリ | – |
バトゥミからフロまでマルシュルートカで移動
バトゥミから山間部のフロ(KHULO / ხულო)まで移動します。、ホステルをチェックアウトしてオールドバスステーションへ向かいます。途中の駐車場で「トビリシ!」と声を掛けられますが、トビリシ行きマルシュルートカは利用しないので素通りです。バトゥミはバスステーション以外にもトビリシ行きマルシュルートカの発着場所があります。
、オールドバスステーションにやってきました。昨日、オールドバスステーションは調査済みなのでフロ行きのマルシュルートカの場所は分かっています。
トビリシ、クタイシ、メスティア行きマルシュルートカがいます。
フロ(KHULO)行きマルシュルートカはTRABZON、SINOPIなどトルコ行きマルシュルートカの乗り場にいます。バトゥミからフロまでの運賃は5ラリ(225円)になります。
、フロ行きマルシュルートカが出発します。満席で通路に木のイスを置いて座る乗客もいます。バトゥミ市内で乗客を乗せますが席はないので立ち席になります。
、ココタウリ(Kokotauri / კოკოტაური)という集落のガソリンスタンドで5分ほどトイレ休憩です。フロまで残り半分の道のりを切りました。
フロに到着
、フロ(KHULO / ხულო)に到着です。町の中心部がバスステーションということですが、どう見ても道路脇に駐車スペースです。山奥の町ですがリバティバンクや両替所がありますので、ドルかユーロを持っていれば困らないでしょう。
商店、レストランも数軒あり、観光案内所もあります。マルシュルートカはバトゥミ行きはありますが、アハルツィヘ行きは見当たらず。ロンリープラネットの情報ですと4月~10月の季節運行で10:00発ということなので明日確認してみましょう。タクシーが10台くらいいますので周辺の村への交通手段になっているようです。おそらくアハルツィヘまでタクシーで抜けるのも可能でしょう。
、Booking.comで予約しておいたゲストハウス「Guesthouse Saba」に到着です。看板は出ていませんが外観の写真と住所が合っているのですぐに見つかりました。1泊40ラリ(1800円)の2人部屋で朝食付きになります。
フロ最大の観光資源ソ連時代のロープウェイ
、ロープウェイ乗り場にやってきました。フロで一番の見所といっても良いのが、フロと峡谷を挟んだ向かい側にある村のタゴ(Tago / თაგო)を結んだソ連時代に建設されたロープウェイです。このロープウェイで赤丸で囲んだタゴ村まで行きます。~は昼休憩でロープウェイは休止中、から運行再開です。
、ロープウェイが来ました。運賃は往復5ラリ(225円)になります。地元民に混じって観光客は私一人だけです。
10分ほどでタゴに到着です。ロープウェイは地元民を乗せて再びフロへ向かいます。
タゴ村は特にこれといった観光地はありません。ロープウェイの駅近くに観光客向けのカフェが1軒あるぐらいです。ロープウェイに乗ってタゴ村からの景色を楽しむぐらいです。
景色だけは本当に素晴らしいです。大自然の山の中です。
、ロープウェイに乗りフロへ戻ります。
10分ほどでフロのロープウェイ駅が見えてきました。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 7.8ラリ | – |
宿泊費 | 40ラリ | – |
交通費 | 5ラリ | バトゥミ→フロ(KHULO) |
交通費 | 5ラリ | ロープウェイ |
合計 | 57.8ラリ | – |