タイ・チェンライからバスでラオス・フアイサーイ(Huay Xai)へ国境越えします。国際バスはTHE TRANSPORT社がチェンライバスターミナル2から運行していますが今回は予定通りに行かない国境越えを紹介しますのでタイからラオスへ入国してメコン川下りのスローボートを考えている人は参考にどうぞ。
タイ・ラオス国境のルートや地名など
ルートは下記グーグルマップのようにチェンライ→チェンコーン→国境越え→フアイサーイとなります。
- チェンライ(Chiang Rai)
タイ北部でチェンマイに次ぐ都市で交通の拠点になります。 - チェンコーン(Chiang Khong)
タイ側国境の町になり、メコン川を挟んだ対岸がラオス・フアイサーイになります。 - フアイサーイ(Huay Xai)
ラオス側国境の町になり、メコン川を挟んだ対岸がタイ・チェンコーンになります。ボーケオ県中心の町。名称はフアイサーイの他にファイサーイ(Houayxay)などいくつかあります。 - ボーケオ(Bokeo)
ラオス・フアイサーイがある県名。チェンライからの国際バスは行き先がボーケオ(Bokeo)となっていますが、フアイサーイのことです。
ソンテウでチェンライバスターミナル1からチェンライバスターミナル2
08:10、チェンライバスターミナル1(Chiang Rai Bus Terminal 1)(工事中)近くの臨時バスターミナルにやってきました。ここから青ソンテウに乗車してチェンライバスターミナル2(Chiang Rai Bus Terminal 2)へ移動します。ソンテウのドライバーさんたちは「Bus Station 1」「Bus Station 2」と呼んでいます。
臨時バスターミナルとチェンライバスターミナル2を結ぶ青ソンテウの運賃は20バーツになります。ソンテウに乗車して乗客が集まるのを待ちます。乗客が集まりドライバーさんが運賃徴収に来ましたので20バーツ支払い、08:15出発します。
08:30、チェンライバスターミナル2に到着します。
入口にある表示はチェンライバスターミナル2(Chiang Rai Bus Terminal 2)になっていますが、ソンテウのドライバーさんたちはバスステーション2と呼んでいます。
バスステーションの建物に入って10mほど前方左側がTHE TRANSPORT社、右側がグリーンバスの窓口になります。ラオス行き国際バスはTHE TRANSPORT社の窓口で扱っています。
こちらがTHE TRANSPORT社の窓口になります。
こちらが時刻表でラオス・フアイサーイ行き国際バスはボーケオ(Bokeo)と表示されており、10:00、16:30の2本、ルアンパバーン(Luang Pra Bang)行き(ボーケオ(Bokeo)、ルアンナムター(Luang Nam Ta)、ウドムサイ(Udom Xai)経由)は12:30の1本(月、水、金、日)が運行されています。
*ボーケオ(Bokeo)県の中心になる町がフアイサーイ(Huay Xai)になります。
こちらも時刻表。
運賃はボーケオ(Bokeo)220バーツ、ルアンナムター(Luang Nam Ta)675バーツ、ルアンパバーン(Luang Pra Bang)950バーツになります。
さっそく10:00発のラオス・ボーケオ行きのチケットを購入しようとしますが、今日は夕方16:30のバスしかないということで予定が大幅に狂います。乗客が少ない時期の国際バスは時刻表通りに運行されておらず減便されていました。
ボーケオ行きのチケットは16:00から販売開始ということですので、そのまま7時間待ちです。バスターミナルで大人しく待っていたのですが、考えてみると16:30の国際バスだとボーケオ到着は20:00ぐらいで夜です。夜到着は危険な気がするので、何とか昼間到着にしたいものです。
11:30、国際バスはやめて自力でバスを乗り継いでラオスへ向かうことにします。ルートはチェンライバスターミナル1→チェンコーンの町手前→国境越え→フアイサーイになります。バス乗り継ぎは国境越えが面倒なのと国際バスより費用がかさむのが難点です。すぐに青ソンテウに乗車してチェンライバスターミナル1へ戻ります。ソンテウの運賃は20バーツになります。
チェンライからローカルバスで国境の町チェンコーンへ
12:00、チェンライバスターミナル1(工事中)近くの臨時バスターミナルに戻ってきました。
ちょうど12:00発のチェンコーン行きバスが待っておりドライバーさんに声をかけられて乗車します。
チェンコーンまで2時間、運賃は65バーツです。時刻表をみる限り朝06:00~夕方17:00まで1時間間隔で運行しているようです。
チェンライの町外れの信号待ちで運賃徴収があり65バーツ支払います。支払い時に「Chiang Khong。Laos Border!」と強調して国境近くで下ろしてもらうように頼んでおきます。「Chiang Khong」だけですとそのままチェンコーンの町まで行ってしまいますので注意が必要です。
バスには乗客以外に荷物が着まれており途中で携帯で連絡を取り荷物を降ろしていきます。乗客自体は私を含めて10人ほどでかなり空いています。
チェンコーンからトゥクトゥクで国境へ
14:15、チェンコーンの町の手前でドライバーさんに「Laos Border!」と伝えると国境と町の分岐点になる交差点を過ぎたトゥクトゥク乗り場で降ろしてもらいます。チェンライから2時間15分かかりましたが概ね予定通りです。
交差点近くのトゥクトゥク乗り場から国境までトゥクトゥクが1人だと60バーツで出ています。複数人だったら1人50バーツになります。交差点からタイ側イミグレーションまでは3kmほどあり40分歩けば行けます。歩いていけなくもないですが最大の難敵は日差しと暑さです。
トゥクトゥク料金詳細
- 国境まで 1人60バーツ
- 国境まで 2人以上50バーツ
- HOSPITAL 50バーツ
- TESCO LOTUS SHOPPING MALL 50バーツ
- CHIANG KHONG FRESH FOOD MARKET 50バーツ
- DOWN TOWN(チェンコーン中心部) 100バーツ
- POST OFFICE(郵便局) 100バーツ
今回は楽してトゥクトゥクでタイ・ラオス国境まで行きます。14:20、国境のイミグレーションが見えてきました。
チェンコーンから陸路でタイ出国
国境に到着、タイ側チェンコーンのイミグレーションで出国手続きです。イミグレーション入口には両替所、ATMがありますので、ラオスからタイへ入国した際にも両替したりATMで現金を下ろしたりもできます。
まずはイミグレーションの窓口の手前でパスポートと出国カードの確認があります。何も問題なければ窓口へ。
出国手続きをしますが窓口1箇所だけ開いており、中にはテレビがあり入管職員さんはサッカーの試合に夢中です。あまり人の行き来がなく暇だからテレビがあるのでしょうか?国境の割に緊張感が全くありません。出国手続きはすぐに終わり、次は国境越えのバスチケット購入です。
タイ・チェンコーンとラオス・フアイサーイを結ぶ第4タイ・ラオス友好橋(Fourth Thai–Lao Friendship Bridge)は徒歩では渡れません。シャトルバスで渡らないと行けないのでイミグレーション出口にあるチケット窓口でシャトルバスのチケットを購入します。通常は20バーツですが、今日は土曜日ですので時間外扱いで5バーツ追加の25バーツです。チケットには追加分5バーツのスタンプが押されています。
国境のシャトルバス情報
運賃:1人20バーツ(時間外は追加料金5バーツ)
運行時間:始発バス07:30、最終バス18:00
時間外扱い
土、日、祝日
月曜~金曜の08:30以前、12:00~13:00、16:30以降
チケットを購入したらイミグレーション出口でバスが来るのを待ちます。
しばらくしたらラオスからバスが戻ってきました。
バスの前にはラオスへ帰る地元の人たちの買い出し荷物が置かれ積み込みを待ちます。乗車が始まり地元の人たちに混じり私も乗車します。
乗車時にチケットが回収されます。バスはまだ新しいようでシートにビニールが掛かったままです。
15:00、シャトルバスがタイ側イミグレーションを出発。メコン川に架かる第4タイ・ラオス友好橋(Fourth Thai–Lao Friendship Bridge)を渡りタイに別れを告げ、ラオスへ入ります。
ボーケオからラオス入国
3分ほどでラオス側ボーケオのイミグレーションに到着。
入国審査場の前に両替所とATMが設置されており、ラオスキープを持っていない場合はここで両替するなりATMで引き出しましょう。
さらにシャトルバスを降りた所から入国審査の窓口への導線からかなり離れた場所にもATMが1台あります。
入国審査の窓口は2箇所開いていましたが、入国カードがどこにも用意されておらず窓口でもらいます。記入して再び並びますが土曜日で時間外ということで40バーツ支払いますが領収書はありません。「本当に時間外ですか?」「経費で落としたいのですが?」と聞きたくなりますが大人しく入国します。
イミグレーションを出ると両替所はありますがATMは見あたりません。ATMは入国前にしか利用できないようです。
15:20、チェンライを出発して3時間半でラオス入国完了です。イミグレーションの外には青いトゥクトゥクが停車していますがそのまま外へ出てフアイサーイの町へ向かいます。イミグレーションにいるトゥクトゥクは100バーツ以上で高いので、歩きながら流しのトゥクトゥクが捕まえられればうまく行けば50バーツでフアイサーイの町まで行けます。
しかし、今日は土曜日で国境越えが割増料金の影響なのか国境へ向かうトゥクトゥクとすれ違いません。通常なら国境へ向かったトゥクトゥクが乗客を降ろして町へ戻る途中に声を掛けてきて安く乗れるという方程式なのですが、休日にはこの方程式が当てはまらないようです。
おかげでフアイサーイの国内バスターミナルまで歩いてしまいました。1kmほど離れた所に国際バスターミナルがあるのですが今回は通り過ぎてしまいました。
国内長距離バスの時刻表を確認しておきます。
フアイサーイ発バス時刻表
ルアンナムター(LUANG NAMTHA) 187km 60000キープ 09:00 12:30
ウドムサイ(OUDOMXAY) 320km 90000キープ 100000キープ 09:30
ルアンパバーン(LUANGPRABANG) 505km 130000キープ 120000キープ 10:00 16:00
ビエンチャン(VIENTIANE CAPITAL) 900km 230000キープ 11:30
今日のボーケオ発のバスは終わっているのですが到着するバスを待ってトゥクトゥクがいますのでドライバーさんに声を掛けてフアイサーイへ行きます。バスターミナルから貸し切りでフアイサーイの町へ行ってもらいます。運賃は20000キープになります。トゥクトゥクに貼られているラオス語の運賃表を見ると15000キープのような気がしますが大人しくフアイサーイへ行くことを最優先にします。
17:10、フアイサーイの中心部に到着、何とか日が沈む前にフアイサーイ到着です。
予約しておいたゲストハウスにも到着して、タイ・チェンライからラオス・フアイサーイへの陸路国境越え無事ではありませんが完了です。
項目 | 金額 | 備考 |
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交通費 | 20バーツ | ソンテウ チェンライバスターミナル1→ チェンライバスターミナル2 |
交通費 | 20バーツ | ソンテウ チェンライバスターミナル2→ チェンライバスターミナル1 |
交通費 | 65バーツ | バス チェンライ→チェンコーン |
交通費 | 60バーツ | トゥクトゥク チェンコーン町手前→ タイ・イミグレーション |
交通費 | 25バーツ | シャトルバス タイ・ラオス友好橋 |
スタンプ代 | 40バーツ | 時間外手数料 ラオス・イミグレーション |
合計 | 230バーツ | – |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
交通費 | 20000キープ | トゥクトゥク ボーケオバスターミナル→ フアイサーイ |
合計 | 20000キープ | – |