国共内戦で中国雲南省から逃れてきた中国国民党の末裔やウーロン茶の産地として有名なメーサロン(メーサローン)ですが、1970年創業の老舗ゲストハウスとして知られるShin Sane Guesthouse & Bungalow(美斯樂新生旅館)が改装して新しくなったので紹介したいと思います。
アクセスなど
チェンライからはチェンライバスターミナル1からメーサイ行きのバスで途中のメーチャンで下車します。チェンライ→メーチャンは所要時間1時間。メーチャンからメーサロン行きの緑色ソンテウに乗り換え約1時間半で到着します。
メーサロン直通のソンテウでない場合は検問所(GIU SA TAI CHECKPOINT)のあるメーサロン、タートーンの分岐点手前で乗り換えになります。乗り換えの場合は黄色ソンテウに乗車しますがメーサロン行きとタートーン、ファン行きがありますので確認してから乗車します。
メーサロン行きソンテウの終点はセブン-イレブンなのですが、観光客が乗車している場合はShin Sane Guesthouse & Bungalow(美斯樂新生旅館)の前に停車します。メーサロンで一番古いゲストハウスなので自動的に停車するようです。
ロケーションなど
Shin Sane Guesthouse & Bungalow(美斯樂新生旅館)
住所:119 MOO 1, Mae Salong Nok, Mae Salong, Thailand
GPS座標:N20° 09.945′ E99° 37.535′
設備
2015年に宿泊した時はかなり老朽化したゲストハウスでトイレやシャワーは悲惨な状況でした。ところが2017年に再訪してみると改装されきれいになっています。レセプションとレストランのある建物は新築の立派な建物に変わっています。以前もレストランはありましたがかなり古い建物でした。
それが新しく建て替えられ、壁にカッコイイ絵まで書かれています。
裏手にあるバンガローは屋根は古いままですが建物の塗装を塗り直して改装されています。他にも新しい建物があり客室が増やされたようです。
さて、今回の部屋は2人部屋(Budget – Room Only)で1泊200バーツになり部屋の広さは最小限で扇風機付きです。ベッドはダブルベッドなのですが1人部屋で使った方がちょうどいいくらいです。部屋の壁は塗り直されきれいになっており清潔感があります。
ただし、机など以前の設備が更新されておらず新旧入り交じるアンバランスさもありますし、建物自体も建て直しではないので夜は床が軋む音が響きます。
共用のトイレ・シャワーはトイレ広めでトイレットペーパーが付いています。水の流れも問題ありません。
シャワー室にはシャンプー、ボディソープが付いており、シャワーの水圧、温度も問題ありません。トイレ・シャワーは新しくなり以前のと比べれば天と地との差です。
以前の宿泊時はシャワーが汚くて使いませんでしたが完全に新しくなり驚きです。
1階にはバーがあるのですが、これは冬のオンシーズンのみの営業のようでオフシーズンは営業しておらず、ただの共用スペースになっていました。
レセプションのある新しい建物はレストランになっており食事に困りません。
Wi-Fiはアクセスポイントが7箇所あるようで部屋でもバンガロー周辺でも利用可能です。速度はタイ・バンコクのサーバで下り27Mbps、上り5Mbps出ており山の中の田舎にしては良い数字が出ています。
日本のサーバでの測定でも下り15Mbps、上り4Mbpsで悪くない数字です。
周辺にはセブン-イレブンがありビールなどの購入に困りません。メーサロンのような辺境の国境地帯にもセブン-イレブンがありますので不自由知らずです。
良い点
- トイレ・シャワーがきれいになっていた。
改装前のShin Sane Guesthouse & Bungalow(美斯樂新生旅館)に宿泊したことのある私としてはトイレ・シャワーが新しくきれいになっていたことに驚きました。
悪い点
- 夜は床が軋む音が響く。
改装してきれいになっていますが、元の建物が古いので床が軋む音が響いてしまうのは仕方ないのですが少々残念です。
総合的には改装以前は1泊100バーツでしたがトイレ・シャワーが酷く、改装後はトイレ・シャワーが新しくなり200バーツに値上げされていますが許容範囲内です。この1泊200バーツというのは4月の閑散期の料金ですので冬の観光シーズンになると高くなる可能性があります。
改装されてトイレ・シャワーなどの設備面が大幅に改善された事を考慮すれば宿泊先候補に十分入ります。周辺にはゲストハウスなどが点在していますが、やはりShin Sane Guesthouse & Bungalow(美斯樂新生旅館)がメーサロンの定番ゲストハウスを呼べるでしょう。