バニラエア ホーチミン~台北~成田のJW102便に乗ってみた

ベトナム・ホーチミンから成田空港まで格安航空会社(LCC)のバニラエア(Vanilla Air)で移動しましたので紹介したいと思います。今回はホーチミン市内から空港までの路線バスも紹介してまいります。

路線バスでホーチミン市内からタンソンニャット国際空港へ

黄色の車体が特徴の109番バス

ホーチミン市内中心部から空港までの交通手段はバスやタクシーがありますが、今回は109番のバスを利用します。

路線バス109番
9月23日公園バスターミナル(Công viên 23/9)→タンソンニャット国際空港(Sân bay quốc tế Tân Sơn Nhất)
9月23日公園から空港まで約50分。
運行時間:早朝5:45~深夜1:30(空港発は2:30)
運賃:20000ドン
運行間隔は15~30分おきです。

ベトナム・ホーチミンからバニラエアで成田まで移動なのですが、まずはホーチミン市内中心部からタンソンニャット国際空港までたどり着けなければ話が始まらないのです。9月23日公園バスターミナルから発車している109番バスはベンタイン市場前のベンタインバスターミナルを経由してタンソンニャット国際空港を結ぶ路線バスです。

9月23日公園バスターミナルとベンタインバスターミナルは外国人バックパッカーが多く集まるファングーラオ通り(Phạm Ngũ Lão)やデタム通り(Đề Thám)に近いのでぜひとも覚えておきたいバスです。

「AIRPORT」「CITY CENTER」と表示されています。

9月23日公園バスターミナルで1種類だけの黄色のバスがタンソンニャット国際空港行きの109番バスですのですぐに見つかります。バスターミナルの端っこに黄色のバスが停車しているのですが、ちょうどカンボジア・プノンペンなどからの長距離バスの降り場のすぐ近くなのでわかりやすいです。

運賃は5km以上20000ドン、5km未満12000ドンになります。

空港までの運賃は20000ドンになります。5km未満の乗車は12000ドンになりますが9月23日公園とベンタイン市場からは20000ドンです。バス乗り場から乗車するのですが、私はバスの待機場所でバスの写真を撮ったついでに空港行きか確認したら、運転手さんに手で乗るように合図されそのまま乗車させてもらいました。

降車口近くは荷物が置けるように広くなっています。

車内は降車口付近がスーツケースなどの大型荷物が置けるように広くなっています。座席は少ないですが荷物置き場を確保しており空港利用客の乗車を想定したつくりになっています。

空港までのバスのチケット

109番バスが発車すると、まずはベンタイン市場前のベンタインバスターミナルへ向かいます。ベンタインバスターミナルで乗客を乗せて乗務員さんが運賃の徴収を始めます。空港までの運賃は20000ドンですがこの時の乗客は私を含めて4人だけです。しかも、旅行客は私一人、他は地元の方々です。日中の時間で乗客がこれですのでバス会社の運営が成り立つのでしょうか?それに外国人旅行客が多く集まるデタム通りにもバス乗り場は近く利便性は非常に高いのですが外国人には109番バスの存在が知られていない気がします。

109番バスはホーチミン市内と国際空港を結んでおり観光客の利用を想定していますのでFree Wifiが利用できるようになっています。実際使ってみたのですがWifiにはつながるのですがWebサイトの閲覧ができませんでした。どうやらモバイルルータがネット回線に接続していないようです。運転手さんに頼めば機器の設定をやってくれるとは思うのですが私はベトナム語が話せないので・・・。

タンソンニャット国際空港に到着です。

途中で渋滞にハマりながらも終点のタンソンニャット国際空港に到着です。空港まで乗客は私を含めて4人のみでした。9月23日公園からタンソンニャット国際空港までの所要時間は約50分です。

バス乗り場から1階の到着ロビーを見たところ。

バス停は到着ロビーのある1階にあり出発ロビーは2階にありますのでバスを降りたら案内標識を確認して2階へ向かいます。

バニラエアでホーチミン~台北~成田へ

2階出発ロビー

2階の出発ロビーは広々として航空会社のカウンターが並んでいます。今回利用する飛行機は深夜便なのでこのまま夜まで出発ロビーで時間を潰します。

今回は格安航空会社(LCC)のバニラエア(Vanilla Air)を利用してみます。バニラエアのJW102便に搭乗してベトナム・ホーチミンから台湾・台北を経由して成田へと向かいます。

JW102便
ホーチミン(SGN)02:00→台北(TPE)06:30
台北(TPE)07:30→成田(NRT)11:35

チェックインが始まる前にすでに列ができている。

23時頃、チェックインカウンターに並びますがチェックインは23時30分からになり並んで待ちます。私の前にはすでに9人ほど並んでいましたがそれほど混雑はひどくはなさそうです。

乗り継ぎ案内

23時20分に10分早く搭乗手続きが始まり順調に処理が進み5分ほどで順番が回ってきます。パスポートを係員さんに渡して手荷物も預けます。処理に時間は特にかからず搭乗券が発券され搭乗ゲートと時間の説明を受けて3分ほどで搭乗手続き完了です。

搭乗手続きの際、荷物は最終目的地の成田までそのまま行くスルーバゲージで、人だけが一度降機して再び同じ飛行機に搭乗するという説明を受けます。これはもらった乗り継ぎ案内のとおりにすれば問題ないです。

ゲートに来ました。

23時30分にイミグレーションの出国手続きの列に並びます。時間帯が深夜という事もあるのか待ち時間は5分ほどですみ出国手続きが完了します。

最後に保安検査場でのセキュリティチェックを受けて、あとは時間まで免税店で買い物をしたり、カフェでコーヒー飲んだりして待ちます。今回はイミグレーションから保安検査場でのセキュリティチェック完了までの所要時間は10分ほどでした。

27番ゲートの近くで待ちます。

今回は27番ゲートから搭乗ということですので時間までゲート近くで待ちます。深夜ですので人が少なく静かで待つのにはいい環境です。

機内

日付が変わり深夜1時45分に搭乗開始となります。まずホーチミンから経由地になる台北の台湾桃園国際空港までは約2200kmの距離になります。座席は格安航空会社(LCC)のエコノミークラスですので前の席との幅はきつめです。

ほぼ予定通りに出発にホーチミンを出発して経由地の台北へ向かいます。機内はほぼ満席で見た目では最後尾の方の座席に空席が見られただけですので格安航空会社(LCC)の深夜便でも需要は高いようです。乗客は日本人、台湾人、ベトナム人、欧米人に分かれるようですが日本人はそれほど多くないようです。

客室乗務員による機内放送は日本語、英語のみで、中国語は自動音声であったがベトナム語による放送は一切無しです。機内ではベトナム語が各所で聞こえてくるのでベトナム人の乗客が一定数はいると思うのでベトナム語での案内もあっても良さそうです。

台湾桃園国際空港に到着です。

定刻より10分早く6時20分、台北の台湾桃園国際空港に到着して、成田行きの乗客も含めて全員飛行機から降ります。台湾桃園国際空港の出発時間は07:30になりますので乗り継ぎ時間は約1時間になります。

台湾へやってきました。

案内に表示されている「Transfer」を確認しながら進みます。

長い通路を歩いていきます。

案内に従い進むと台湾のイミグレーションとトランジットの分岐点で係員が成田行きの乗客を案内しています。乗り継ぎになりますので係員の案内に従ってトランジットの方向へ進みます。

並んでトランジットパスを受け取ります。

国際線乗り継ぎ客用の保安検査場の手前で係員が乗客名簿の照合とトランジットパスを配っているので列に並んで受け取ります。ほとんどの乗客は台北で降りているようで乗り継ぎの列は混雑しておらず待ち時間も3分ほどでした。

トランジットパスとパスポート

6時40分、国際線乗り継ぎ客用の保安検査場でセキュリティチェックを受けて搭乗ゲートへ向かいます。

免税店が並んでいます。

途中に免税店やレストランがありますが出発時刻が迫っているので今回はそのまま搭乗ゲートへ。

搭乗ゲートで待ちます。

6時50分、搭乗ゲートに到着して搭乗開始を待ちます。7時30分に出発予定ですのでやはりレストランで朝食という時間的余裕はなさそうです。

搭乗開始になり並びます。

7時05分、搭乗開始になり機内へと移動します。

同じ機材なので席も同じです。

機材は先程と同じですので席も同じ、客室乗務員も同じです。ベトナム・ホーチミンから成田へ向かう乗客に台北からの乗客が新たに加わりますが空席が増えており、今回は台北からの乗客は少なかったようです。それでも、見た目では8割以上の座席が埋まっているようですので格安航空会社(LCC)の路線としてはまずまずの搭乗率のようです。

この時に思ったのですが、どうやらホーチミン→台北はベトナム人、台湾人の乗客が多く、台北→成田は台湾人、日本人の乗客が多く、ホーチミン→台北→成田を通しで乗るのは日本人、欧米人という印象を受けます。

7時30分頃に出発して成田へと向かいます。離陸後に税関申告書が配られるので受け取り記入しておきます。

成田空港

11時25分、定刻通り成田空港第3ターミナルに到着。第3ターミナルはLCC専用のターミナルですね。入国手続きを終えて11時40分、受託手荷物受け取りのターンテーブルまできて、11時45分に荷物を回収、税関で検査を受けて出口へ向かいます。

今回のバニラエアでのホーチミン~台北~成田の旅は無事終了です。深夜便でしたが成田には昼前に到着ですのでベトナムから帰国するのにちょうど良さそうです。