ドンムアン空港からバンコク市内中心部への移動方法はバス、鉄道、タクシーとありますが今回は一番安いと思われる鉄道(タイ国鉄)での移動の様子をレポートしたいと思います。ドンムアン空港からドンムアン駅への通路の入口は少々わかりづらい場所にありますので空港から駅までの通路を重点的に紹介してまいります。
空港から駅への通路へ
まずは入国審査、税関を通過して到着ロビーへ出たら案内表示を確認します。案内には「Train」はありませんが「Bus」「Taxi」「Shuttle Bus – Suvarnabhumi」と同じように左(南)へ向かいます。ここでは5番出口の「Shuttle Bus – Suvarnabhumi」(スワンナプーム国際空港行きシャトルバス)を目指します。
5番出口の「Shuttle Bus – Suvarnabhumi」を目指して到着ロビーを南へ歩いていきます。しばらく歩くと右手にスワンナプーム国際空港行きシャトルバスの5番出口が見えてきます。
ここがスワンナプーム国際空港行きシャトルバス乗り場への5番出口です。シャトルバスの時刻表があるので見つけるのは難しくはないです。今回は鉄道でバンコク市内中心部への移動ですのでシャトルバスについてはまたの機会にしたいと思います。
この5番出口の隣りにドンムアン空港からドンムアン駅への通路入口があります。入口が狭くて暗いのですが、ここも空港利用者が通れる通路です。近くにはエレベーターがありますので荷物が多い人はエレベーターからも通路へいけます。
この通路の入口にはバンコク行きの列車の時刻表がありますので列車の確認もできますがタイの鉄道は遅れることもありますのであくまで参考程度です。
階段を登って2階へ行くと案内が出ていますので連絡橋への通路を歩いていきます。
通路を歩いていき連絡橋の手前右側に外へ出るドアが見えてきます。
このドアが開けて外へ出ます。ドアの脇に「TRAIN STATION」と表示されていますので間違ってはいません。
ドアを開けると外にも通路があり左へ進み下を走る道路を越えます。通路には「Don Muang Railway Station」と標識が出ていますので歩いていきます。
通路からは下へ降りるスロープが見えますので、あれがドンムアン駅への通路です。
通路を進むとスロープとの分かれ道に来ます。右へ曲がりスロープを降りるとドンムアン駅のバンコク方面への列車のプラットホーム、真っ直ぐ行くとアユタヤ方面(北東線)のプラットホームへ行きます。ここで分かれ道になっているのですが実は両方のプラットホームは線路を渡って行き来できますので間違えても大丈夫です。
今回はバンコク市内へ行きますので右へ曲がりスロープを降りていきます。
スロープを降りるとドンムアン駅が見えてきました。連絡橋のスロープを降りていくとドンムアン駅です。
スロープを降りて振り返ると空港への案内標識が出ています。
鉄道でドンムアン駅からバンコク駅へ
こちらがドンムアン駅になります。
「Donmuang Railway Station」の表示もあります。
ドンムアン駅に到着したらきっぷ売り場を目指してプラットホームの奥(南)へ歩いていきます。
タイでは駅など公共の場には必ずプミポン国王の肖像画や写真があるのですが、この時はプミポン国王の逝去に伴い喪に服している時だったのでフミポン国王の写真も白黒の飾り付けになっていました。これは駅だけでなく空港でも同じで国全体が喪に服している状態でした。
プラットホームの端にきっぷ売り場がありますので、ここでバンコク行きのきっぷを購入します。購入時にはバンコクかクルンテープ(กรุงเทพฯ)と言えば問題ないです。バンコク駅の正式名称はクルンテープ駅となっており、他にもフアランポーン駅とも呼ばれ少しややこしいのです。
バンコクまでのきっぷは各駅停車の三等席で運賃は5バーツ、乗車する列車は9102で13時24分ドンムアン発車、14時15分バンコク到着なのですが、既に発車時間を過ぎているので列車遅延が発生しているようです。
列車が遅れるのはよくあることなので地元の人達と一緒に列車を待ちます。
今回は少しの遅れで列車が到着して13時33分に9分遅れで列車がドンムアン駅を発車します。
一番安い三等席の切符ですので列車にはエアコンは無く扇風機になります。日本では滅多に見ることが出来ない貴重な扇風機車両がタイでは現役なのです。
約1時間走り14時30分、バンコク駅に到着です。
乗客がほとんど降りてから貴重な扇風機付きの旧型客車を見ながら列車を降ります。
ホームを歩いて出口へ向かいます。タイは駅のプラットホームの高さが低いの機関車や客車の台車まで見えるようになっており鉄道ファンには嬉しい仕様ともいえます。
駅名標はBANGKOK(กรุงเทพ)と表示されています。正式名称はKrungthep(กรุงเทพฯ)だが駅名標からして事実上はBANGKOK(กรุงเทพ)が正式名称になりつつあるようです。
タイ国鉄の駅には改札口がないのできっぷはそのまま持ち帰ることが出来ます。バンコク駅はホームを出るとそのままきっぷ売り場や待合室に出ることができ、この待合室にはラーマ5世の肖像画が掲げられています。
駅を出れば地下鉄や路線バスでバンコク市内各地へと移動できます。