ベトナム・ホーチミンにやってきました。今回のアジアバックパッカートラベルはベトナム・ホーチミンからカンボジアの首都プノンペン経由で世界遺産アンコールワットのあるカンボジア・シェムリアップまで国際バスで移動します。
今回、ホーチミンの日本人経営宿の兎家ゲストハウス(Usagiyah Guest House)に宿泊しており、兎家ゲストハウスでカンボジア・シェムリアップまでのバスチケットを手配してもらいました。チケット代は400000ドン(2000円)でかなり安いです。以前、シンツーリストで購入したチケットは598000ドン(2990円)でした。ホーチミン~シェムリアップ間のバスは基本的にプノンペンで乗り換えになり、所要時間は約15時間になります。
ホーチミン(Ho Chi Minh)06:30出発→プノンペン(Pnom Penh)→シェムリアップ(Siem Reap)21:30到着?
所要時間:15時間
距離:560km
種別:座席
料金:400000ドン(2000円)
上記地図はホーチミン~プノンペン~シェムリアップの移動ルートを実際にGPSでデータ収集したものです。
ベトナム・ホーチミンからカンボジア・シェムリアップまで移動
、ファングーラオ通り(Pham Ngu Lao St)のLONG PHUONG CAMBODIAのオフィスにやってきました。
、プノンペン行きのバスが到着します。バスはカンボジアナンバーになります。
乗客は私を入れて初老のドイツ人夫婦、地元民6人の全員で9人です。乗客9人だけですと赤字ですので後部座席には荷物が載せられています。ベトナム~カンボジア間のバスは荷物の輸送業務もやっております。
、バスが発車します。年季の入ったバスですがエアコンはしっかりきいており車内は涼しく外の暑さから逃れられます。ミネラルウォーターが配られ乗客のパスポートが回収されます。ホーチミン~プノンペンの国際バスでベトナム・カンボジア国境を越える場合はバスの乗務員さんが乗客のパスポートを回収して一括で出入国手続きをやってくれます。カンボジアのアライバルビザ申請もビザ代+5ドルぐらいで代行してくれます。
ホーチミンを出て国境の町モックバイに向かいます。途中で乗客を乗せながら走り半分ほどの席が埋まりますがヒヨコの鳴き声が聞こえてきます。乗客の手荷物にヒヨコが入った箱がありました。
ベトナム・モックバイ(Moc Bai)から出国
、国境のベトナム・モックバイ(Moc Bai)のイミグレーションに到着します。荷物は載せたまま下車します。
イミグレーションの入口には両替商のおばさまたちがベトナム・ドンからカンボジア・リエルの両替、カンボジアのSIMカードの販売をやっています。
イミグレーションの建物に入り先にパスポートを持って行った乗務員さんが出国の窓口にいましたのでそこへ。すでに出国手続きが行われており出国スタンプの押されたパスポートを受け取り出口へ向かいます。出口で出国スタンプの確認があり外へ出ます。
、先にベトナムを出国して待機していたバスに乗車して全員が揃うのを待ちます。
パスポートには乗務員さんが代筆してくれたカンボジアの入国カードが挟んであり、バス会社のスタンプが押してあるので入国時の何かの識別になるようです。
カンボジア・バベット(Bavet)から入国
、乗客が揃い発車して1分でカンボジア・バベット(Bavet)のイミグレーションに到着します。荷物はバスに載せたまま下車して乗務員さんに誘導され窓口にパスポートを提出してイミグレーションの建物内を通過して外でバスが来るのを待ちます。パスポートは入国手続き中なのですが、乗客たちは先にカンボジアに入国します。
日本ではあり得ない入国手続きなのですが、パスポートの処理が終わっていないのに本人は先にカンボジアに入国してしまいます。パスポートは乗務員さんがまとめて持ってきてくれます。
バスに乗車して乗客全員が集まるのを待ちます。今回は乗客が少ないのですぐに集まり出発して3分ほど走ってレストランに到着です。
、レストランで休憩になります。この休憩時間中にカンボジアビザの発給や入国手続きが行われ乗務員さんが乗務員さんが乗客のパスポートをまとめて持ってきてくれます。
、乗務員さんがパスポートを持って帰ってきました。パスポートが返却され無事にカンボジア入国です。
、国境の町バベットを出発、カンボジアの首都プノンペンに向かいます。
、国道沿いの売店で15分のトイレ休憩です。
、メコン川に架かるネアックルン橋(Neak Loeung Bridge)を渡ります。ネアックルン橋は「つばさ橋」とも呼ばれ日本の無償資金協力(いわゆるODA)で建設された橋です。三井住友建設が受注し2011~2015年に建設された全長640mのカンボジア最長の橋です。2014年発行された500リエル紙幣の裏面デザインにも採用されています。
カンボジアの首都プノンペンに到着
、プノンペンのオリンピックスタジアムの南側に到着です。中心部のセントラルマーケットから南西に約2kmの通りになります。この通りにLONG PHUONG CAMBODIAなどバス会社のオフィスが並んでいます。
バスを降りるとバス会社の人に連れられオフィスでバウチャーをシェムリアップ行きチケットに交換してもらい待機します。この時、名前を聞かれますがパスポートの確認は無し。(シェムリアップに着いて分かりましたがトゥクトゥクのドライバーさんに連絡が行っていました。)
チケットを見るとSOPHAL Transportと表記されており別のバス会社になっています。バスは14:30出発のようですがあまり当てにはなりません。
、4軒隣りのチケットオフィスに連れてこられてバスが来るのを待ちます。このあたりはバス会社などのチケットオフィスが並んでおり、自社で運行していない路線の乗客を互いに連携してやり取りしているようです。
、トゥクトゥクのドライバーさんに連れられて移動しますが実際にはピックアップトラックを改造したトゥクトゥクの強化版です。トゥクトゥクで移動ですのでシェムリアップ行きのバスは結構離れているようです。
、別のバス会社Rith Mony Transportに到着します。ここでチケットが交換されドライバーさんは帰っていきます。
私はバスが到着するのを待ちます。チケットをよく見ると14:00出発になっておりそれほど待たずに済みそうです。
、シェムリアップ行きバスが到着します。乗務員のお兄さんに連れられて乗車します。
、バイヨン・スーパーマーケット近くのRith Mony Transportの営業所に到着します。ここで多くの乗客が乗車してほぼ満席になります。
、バスが出発します。
、別のオフィスで乗客を乗せます。ここで欧米人のお兄さん3人組が乗車してきます。
、バスが出発します。
プノンペンを出ますが、このRith Mony Transportのバスは地元民用のローカルバスで途中の小さな町で客の乗り降りがあり、キャピトルツアーやメコンエクスプレスに比べると遅いです。
、夜になりコンポントムを通過したところで20分のトイレ休憩です。ようやくプノンペン~シェムリアップの中間を過ぎたところです。
シェムリアップに到着
、シェムリアップに到着です。終点はシェムリアップ中心部から約4km東の外れにあるRith Mony Transportの車庫です。中心部までバスが行きませんのでトゥクトゥクが数台停車しておりプノンペンから連絡を受けていたドライバーさんが探していました。
私の経験上ですとシェムリアップ到着時に待ち構えているトゥクトゥクは高確率で危険です。無料や1ドルと言いつつホテル到着時に10ドル請求のぼったくりトゥクトゥクやホテルを予約していてもコミッション目当てで別のホテルへ連れて行くなど何度もカンボジアに来ている人にはお馴染みの手口です。
地元民や欧米人の乗客はそれぞれのトゥクトゥクでシェムリアップ中心部へ向かいます。私はいつもなら約1時間歩いて移動するのですが、今回はトゥクトゥクのドライバーさんがプノンペンから連絡を受けて来ていましたので、無料かどうか確認して「Free」と答えてきたので乗ってみます。私はそのまま無料というのは信用していませんが。
国道6号線を走りシェムリアップ中心部へ向かいます。予約しているホステルに向かう途中に予想通りアンコールワット観光を誘ってきますが私はお断りします。バンコク行きのバスチケットの手配もお断りします。しつこくアンコールワット観光やバスチケットの手配を勧めてきますが、どちらも私には必要ありませんのでお断りします。
、Booking.comで予約しておいたHideout Hostels Asia – Siem Reapに到着です。トゥクトゥクのドライバーさんに到着時に2ドルを請求されますが最初に無料かどうかを確認していますので当然ながら払いません。アンコールワットには行かない、バンコク行きのバスチケットの手配も断るという一番カモにならない客を乗せてしまい、このままでは稼ぎにならないというので相場の2ドルという金額は請求したのでしょう。
今回の部屋はBooking.comのセールで1泊2.7ドルのエアコン付きドミトリーです。1度宿泊したことがあるのですが、ホステル前の道が舗装されたりとかなり便利になっていました。
最後にトゥクトゥクの罠がありましたが無事にベトナム・ホーチミンから約15時間でカンボジア・シェムリアップまでやってきました。