メコンエクスプレスの国際バスで陸路国境越え！ベトナム・ホーチミン→カンボジア・シェムリアップ

ベトナム・ホーチミンからカンボジア・シェムリアップへ国際バスで移動します。利用するバス会社はカンボジアのメコンエクスプレス（MEKONG EXPRESS）、ルートはベトナム・ホーチミン→カンボジア・プノンペン→シェムリアップとなります。

シンツーリストでシェムリアップ行きチケットを購入

出発前日の夕方にベトナムのリゾート地ニャチャンからシンツーリストのオープンツアーバスでホーチミンにやってきました。明日ホーチミンからカンボジア・シェムリアップへ移動したいのでシンツーリストでバスチケットを購入します。

まずチケットカウンターで明日のシェムリアップ行きチケット購入できるか聞いてみるとベトナム・ホーチミン→カンボジア・シェムリアップのバス料金は598000ドンで購入可能ということで即購入です。

チケットカウンターとは別の支払いカウンターでバス料金を支払いバウチャーをもらいます。集合時間は早朝06:30で遅れずにシンツーリストに集合ということです。

バウチャーをよく見ると「MEKONG EXPRESS」と表記されています。カンボジア行きのバスはシンツーリストの自社バスでの運行ではなくカンボジアのメコンエクスプレス（MEKONG EXPRESS）のバスでした。今日はここまでで明日遅れないようにシンツーリストに集合です。

ベトナム・ホーチミン→カンボジア・プノンペン

06:15、デタム通りの路地裏にあるホステルをチェックアウトします。路地裏を出ると目の前がシンツーリスト本店です。

すでに店舗内はバスの乗客でいっぱいです。

シェムリアップ行きバスのチェックインはチェックインカウンターではなく支払いカウンターでのチェックインでした。支払いカウンターでバウチャーを提示すると回収されてシェムリアップ行きチケット（メコンエクスプレス）が渡されます。バスはプノンペンで1回乗り換えということです。

シンツーリストの自社バスではないのでミネラルウォーターはもらえず。おそらくメコンエクスプレスのバスでミネラルウォーターとパンかお菓子がもらえるはずです。

06:45、ムイネ、ダラット、ニャチャンなどへの乗客がバスまで誘導されていきます。シンツーリストのオープンツアーバスは店舗から離れた場所から出発のようです。

06:55、メコンエクスプレスのお姉さん（ベトナム側元請け旅行会社の人？）が迎えにきました。シンツーリストからは自分を含めて2人だけになります。デタム通りからファングーラオ通りに出て歩いていくとメコンエクスプレスのバスが見えてきました。荷物を預けてバスに乗車します。

バスの停車している場所の前にメコンエクスプレスの看板が見えます。この旅行会社がベトナムでのメコンエクスプレスの代理店になっているようです。

メコンエクスプレス（MEKONG EXPRESS）・国際バス詳細

ホーチミン（Ho Chi Minh）07:00出発→プノンペン（Pnom Penh）→シェムリアップ（Siem Reap）08:00到着
所要時間：13時間
距離：620km
種別：座席
料金：598000ドン

07:05、ホーチミン（Ho Chi Minh）を出発します。乗客は私を含めて10人だけで3割ぐらいのシートが埋まっているだけです。カンボジア・プノンペン→ベトナム・ホーチミンのメコンエクスプレスのバスに乗車したときは乗客が多かったのですが今回は少ないです。これはホーチミン発のバスはベトナムのバス会社が人気があり、カンボジアのバス会社は人気がないということでしょうか？メコンエクスプレスはカンボジアでは大きい方のバス会社だと思いますので、ホーチミンでのチケット販売店が少ない、営業力が弱いと私は推測するのですが・・・。

出発後、乗務員のお兄さんがパスポートとチケットの確認にきました。カンボジアビザとシェムリアップ行きを確認して、チケットの購入金額と購入した旅行会社を尋ねてきます。598000ドンで購入したのですが私は英語でこんなに桁の多い数字は言えませんのでバウチャーにあった35ドル（これはチッケト代ではなくカンボジアのビザ代？）と答えておきます。旅行会社や金額を聞いてきて変だと思ったのですが、おそらく契約している販売金額と違っているとか、ボッタクっていないかとかの確認でしょうか？

しばらくして菓子パン、ミネラルウォーター、ウェットティッシュが配られます。やはりメコンエクスプレスです。ミネラルウォーターとか配ってくれました。

カンボジアでアライバルビザを取得する人たちに申請用紙が配られ記入し始めます。今までビザ申請用紙は乗務員さんが記入してくれるのを見てきましたがメコンエクスプレスは自分で記入のようです。たまたまこの乗務員さんだけの場合でしょうか？

私にはカンボジアの入国カードが配られ記入してパスポートが回収されます。そして、ベトナム・モックバイのイミグレーションを早く通過するため2ドル支払います。あのイミグレーションの混雑を知っている場合はすんなり払ってしまいます。以前、モックバイのイミグレーションを袖の下というか賄賂支払わず通った際は大混雑の中で同じバスの乗客全員がベトナム出国1時間待ちでした。

ベトナム・カンボジア国境

09:15、ベトナム・カンボジア国境のベトナム側モックバイに到着です。乗務員さんがイミグレーションへ入っていくので後を追っていきます。乗務員さんが手数料を挟んだ乗客のパスポートをまとめて窓口に提出、すぐに出国スタンプが押されパスポートが帰ってきます。

モックバイのイミグレーションはバス会社の乗務員さんがまとめてパスポートを提出してスタンプが押され、乗務員さんからパスポートが返されイミグレーションを通過してベトナムを出国する方式で、イミグレーションの職員と顔を合わせることもないという日本ではあり得ない出入国管理が行われています。イミグレーションの職員と顔を合わせずベトナムを出国して、09:25、バスに乗車します。

09:35、全員揃ってカンボジア・バベットへ入り、すぐにイミグレーションに到着、カンボジア入国手続きです。以前、バベットを通ったときはバス会社の乗務員さんがまとめてパスポートを預かり入国手続きをしてくれて、乗客は先に入国手続きが終わる前にカンボジアのレストランでパスポートが帰ってくるのを待っていたのですが、今回はちゃんと窓口に並んで自分で入国手続きなので通常の入国手続きになっているようです。

こちらは特に賄賂は必要ありませんでしたが、入国時にスキャナーで両手10本の指紋を採取します。私は今まで出国時の指紋採取はありましたが入国時は初めてです。

09:45、カンボジアに入国してバスに乗車、ほどなくしてバスが出発します。

バスはカジノホテルのあるバベットの町へ入っていきます。

09:55、レストランで休憩です。10:20、ようやくバスが出発してプノンペンへ向かいます。

メコン川の橋を渡りますが、この橋は日本のODAを活用して建設しており、バスの乗務員さんが「Japanese bridge」と呼んでいて知っていました。

13:30、プノンペンに到着、メコンエクスプレスのバスステーションでシェムリアップ行きのバスに乗り換えです。

シェムリアップ行きのバスは14:25出発ですので店舗内でバスを待ちます。

プノンペン→シェムリアップ

14:15、シェムリアップ行きバスの乗車が始まります。フロントガラスには「Ho Chi Minh – Pnom Penh」とありますがシェムリアップ行きです。空いているバスをシェムリアップ行きにしているのでしょうか？荷物を預けて乗車します。

座席は2列＋2列で先ほどまで乗っていたホーチミンからのバスよりはグレードが上がっています。

14:30、5分遅れでプノンペン（Pnom Penh）を出発します。乗客は全員で13人、3割程度のシートが埋まっているだけです。この時期は利用客が少ないのでしょうか？

出発後ほどなくしてミネラルウォーター、菓子パン、お手拭きが配られます。

ミネラルウォーターはMADE IN CAMBODIAだけど「よこはまウォーター」という謎の水です。

再びメコン川を渡りますがここ数日の大雨で増水して氾濫しています。水田など農地になっている部分もメコン川の水が溢れて水没しています。

17:10、比較的大きな町のKAMPONG THOMへ入りKAMPONG THOM MARKETの斜め向かいにあるレストランで25分の夕食、トイレ休憩です。17:40、再びバスがシェムリアップへ向けて出発します。

日も沈み夜になりシェムリアップの町へ入ります。シェムリアップの東にバスターミナルがありますがメコンエクスプレスのバスはバスターミナルには寄らずにメコンエクスプレスの店舗へ向かいます。

19:50、シェムリアップに到着、国道沿いのメコンエクスプレスのオフィスでバスを降ります。メコンエクスプレスのオフィスはバスターミナルより町の中心部に近くトゥクトゥクのドライバーさんたちもいるので移動には便利です。メコンエクスプレスからなら中心部のラッキーモールまで1.5kmほど離れているので歩いても行けます。ベトナム・ホーチミンからカンボジア・シェムリアップまで13時間の道のりでした。