モンゴル・ウランバートルでも2015年から路線バスにICカードが導入されました。ウランバートルの公共交通機関は路線バス500トゥグルグ、トロリーバス300トゥグルグになります。
バスではお釣りが出ませんので小額紙幣が必須になります。特に必要なのは500トゥグルグ紙幣と100トゥグルグ紙幣になります。
500トゥグルグ紙幣は緑色のチンギスハーンです。
100トゥグルグ紙幣は紫の…。この人は誰でしょうか?この人は29歳の若さで亡くなったモンゴルの若き革命家スフバートルです。
モンゴルのICカードU money
Suica、PASMO、ICOCAのように小銭要らずでバスに乗車できます。ウランバートルのバスには運賃箱がありません。ほぼ100%の乗客がICカードのU moneyで乗車しています。ですので、運賃箱が必要ないようです。そこで出てくるのが「U moneyカードを持っていない現金の乗客はどうするのか?」という疑問です。現金の乗客は乗車口のカードリーダーちかくのリーダー付属機器にちょうど良いポケットがあるので、そこに紙幣を突っ込んでいます。私は初め知らずに運賃をドライバーさんに直接渡していました。何度か乗車するうちに気づきました。
U moneyの購入場所
U moneyの購入場所ですが、ウランバートル市内のU moneyの看板がある売店で購入できます。市中心部のバス停でしたら、近くにU moneyの看板が掲げられた売店がありますので購入できます。ただし、在庫がない場合もありますので無かった場合は次のバス停へ行けば売店がありますので聞いてみましょう。私は2軒目の売店で購入できました。
カードは買い切り制で1枚3800トゥグルグ(190円)でした。チャージは最低500トゥグルグになります。私は10000トゥグルグ紙幣で支払い、ICカード代3800トゥグルグ、チャージ6000トゥグルグで200トゥグルグがお釣りで返ってきました。どうやらチャージは500トゥグルグ毎のようです。チャージもU moneyの看板がある売店でできます。
バスの乗り方
基本は前から乗車、後ろから降車になります。1番の連結バスなど一部は中扉から乗車できたりもします。
現金の場合
前述の通りで乗車口のカードリーダーちかくのリーダー付属機器にちょうど良いポケットがあるので、そこに紙幣を突っ込んでいきます。しかし、ドライバーさんの中には現金お断りというのもあって、乗車できなかったという話をゲストハウスの宿泊客から聞くこともあるのでICカードのU moneyを利用したほうが良さそうです。
U moneyの場合
ICカードのU moneyは乗車口にある読み取り機にタッチします。タッチすると運賃と残高が表示されます。
降車する時は後ろのドア横にある読み取り機にタッチしてから降車します。ICカードの利用者に限り30分以内のバス乗り継いだ場合は次のバスが無料になります。
チンギスハーン国際空港から路線バスで市内へ行くには
チンギスハーン国際空港から市内へ行く路線バスは運行されていません。タクシーだと10ドルぐらいで高いです。しかし、空港から300mほど歩いた幹線道路にバス停「БУЯНТ УХАА-1」があり、7番、9番、15番のバスでウランバートル市内へ行けます。
7番バス
1番利用客が多そうなのが7番バスです。バス停「БУЯНТ УХАА-1」からウランバートル中心部のチンギスハーン広場南側のバス停「САНКТПЕТЕРБУРГ」を経由して市北部へ行きます。乗り過ごすと山が近いかなりの田舎で降りることになります。
9番バス
バス停「БУЯНТ УХАА-1」からウランバートル駅の東にある1本目の陸橋を通り、大環路に入りガンダン寺の参道前を通過して、ブンブクル・ザハ(Бөмбөгөр зах)近くのバス停「Бөмбөгөр худапдааны төв」、モンゴル恐竜博物館(Central Museum of Mongolian Dinosaurs)近くのバス停「ЧИНГЭЛТЭЙ ДҮҮРЭГ」を通り、ウランバートル中心部のチンギスハーン広場の北にあるMETORO MALL付近で折り返して空港方面へ戻っていきます。ガンダン寺近くへ行くには最適の路線です。
15番バス
バス停「БУЯНТ УХАА-1」から長距離バスターミナルのドラゴンバスターミナル最寄りのバス停「МОНГОЛЫН ХЬЮНДАЙ КИА КОМПАНИ」を経由した後に折り返して空港方面へ戻っていきます。市中心部まで行かないバスです。ドラゴンバスターミナルへの乗り継ぎ路線。ドラゴンバスターミナルからはハラホリン(カラコルム)行きのバスが出ています。
空港からバス停「БУЯНТ УХАА-1」への行き方
空港を出たら左へ歩きます。タクシーに声をかけられても無視して歩きます。前方に高架が見えますので、ここで高架を通らず右へ道路を渡ります。
道路を渡るとバス停があります。このバス停「Чингис хаан ОУНБ」は7番バス(市内→空港)が停車します。残念ながら市内行きの7番バスは通りませんが帰りも飛行機の人は覚えておくといいかもしれません。タイミングが合うと市内から来た7番バスに出くわします。
バス停を通り過ぎて道なりに歩くと前方にチンギスハーンの肖像画が見えてきます。そのまま歩いて空港を出て突き当りの幹線道路で左へ歩くとバス停「БУЯНТ УХАА-1」があります。
普通に歩くと遠回りなので道路左側を見るとマンションが立ち並んでいます。マンションの712号棟の近くにバス停「БУЯНТ УХАА-1」がありますので、草地の中に地元の人達が作った近道を通りバス停へ向かいます。
途中で振り返るとこのような感じで空港と近道を通る地元の人達が見えます。
幹線道路まで来るとバス停「БУЯНТ УХАА-1」に到着です。
あとは7番、9番、15番バスでウランバートル市内へ移動です。
7番バスでウランバートル市内からチンギスハーン国際空港へ行く
空港から市内へ行くバスはありませんが、ウランバートル市内からチンギスハーン国際空港へ行く場合に限り、7番バスがチンギスハーン国際空港に乗り入れて空港駐車場に停車します。
市内中心部の乗り場はチンギスハーン広場から1本西の通りバガトイロー(Бага Тойруу)のバス停「Ард Кино Театр」とチンギスハーン広場南西のチンギス通り(Чингисийн Өргөн Чөлөө)のバス停「Баянгол Зочид Буудал」になります。ただし、市内中心部に入る前に5つくらいバス停がありますので時間帯によっては乗車時は座れませんが空港近くで座れます。
空港内に入ると空港駐車場西側にあるバス停「Чингис хаан ОУНБ」に停車します。
こちら空港のバス停にあった7番バスの路線図です。
2017年6月24日から7月6日調査