モンゴルと言えばチンギスハーンですね。そのチンギスハーンが建国したモンゴル帝国を継いだ大ハーンのオゴデイがカラコルムにモンゴル帝国の首都を建設しています。このカラコルムにあるゲストハウス「ガヤズ ゲストハウス(Gaya’s Guest House)」に宿泊しましたので紹介したいと思います。
アクセスなど
モンゴルの首都ウランバートルのドラゴンバスターミナルからハラホリン(Хархорин)行きのバスに乗車して所要6時間かかります。バスは毎日11:00と14:00にありますが午前中のバスが日没前到着ですのでオススメ。ドラゴンバスターミナルにはゲストハウスのお姉さんがいるので予約することも可能。
ハラホリン到着後はバスターミナルから約2km歩きます。私の場合はドラゴンバスターミナルで会ったゲストハウスのお姉さんが連絡してくれたようでオーナーのガヤさんが車で迎えに来てくれました。実際は近所の人を迎えに来たついでに回収された感じですけど…。
ロケーションなど
ガヤズ ゲストハウス(Gaya’s Guest House)
住所:3‐24 Sansar, 062090 Harhorin, Mongolia
GPS座標:N 047° 11.274, E 102° 50.317
設備
Booking.comで予約しており部屋はモンゴルの伝統的移動式住居のゲルを使った6人ドミトリーです。ウランバートルでは屋上の設置されたゲルに宿泊しましたが、ガヤズ ゲストハウス(Gaya’s Guest House)のゲルは地面に設置された正真正銘のゲルです。
1泊19200トゥグルグ(8ドル/890円)でトゥグルグと米ドルのどちらでも支払い可能です。ハーン銀行のレートで計算するとドル払いの方がほんの少し安いです。ゲルの内部は広くシンプルで遊牧民の生活感が出ていてかなりいい雰囲気です。
天井から差し込む光でゲル内部は結構明るいです。ベッドはゲルという特殊事情もありますので読書灯やコンセントはありません。ゲル中央の柱にコンセントが1箇所ありますのでOAタップを持参していれば他の宿泊客たちと上手く電源の確保ができます。
トイレ・シャワーはダイニングルームのある建物とゲルの外にあります。ダイニングルームのある建物ではトイレ・シャワーは独立式ですが男女一緒です。
ゲルの外にあるトイレ・シャワーは、男女別に分かれていますがドアに表示がありませんでしたので、内部に小の便器がある方が男性用になります。最初に気をつけないと後々面倒ですので注意しましょう。
外にあるトイレ・シャワーは別々に分かれた独立式なのですがドアはなくカーテンで仕切る方式です。これはちょっと残念です。トイレの水の流れは問題ないですがタンクのフタがない便器があります。ダイニングルームのある建物のトイレはドアが付いています。
シャワーは温度、水圧ともに問題なしです。しっかり熱いお湯が出ますし、無駄にシャワールームが広いです。
共用スペースはこちらのダイニングルームのある建物になります。
共用スペースで朝食や夕食が頂けます。
朝食は宿泊費に含まれていますが夕食は3ドルになります。街に食べに行くより夕食は頼んでしまった方が楽です。
こちらは朝食でトーストなどです。
Wi-Fiはゲルでも使用可能です。ウランバートルのサーバで速度測定すると下り1.2Mbps、上り、0.1Mbpsでかなりの低速です。
日本のサーバで速度測定すると下り0.6Mbps、上り0.3Mbpsになり、こちらも低速です。モンゴルの田舎ですのでネット環境は仕方がないですね。ネットにつながるだけでも十分と考えた方がいいかもしれません。
周辺はチベット仏教寺院の世界遺産エルデネ・ゾーがあり、大草原が広がっています。
徒歩でオルホン渓谷へも行けます。
良い点
- モンゴルの伝統的移動式住居のゲルに泊まれる。
- 世界遺産エルデネ・ゾーが徒歩圏内。
一番の特徴はモンゴルの伝統的移動式住居のゲルに泊まれることです。ゲルに泊まって遊牧民気分に浸れます。ロケーションも良くチベット仏教寺院の世界遺産エルデネ・ゾーが徒歩圏内でゲストハウスから見えています。
悪い点
- 停電したら断水もします。
- ベッドに読書灯、コンセントが無い。
4泊しましたが宿泊2日目の夜からハラホリン全体が停電になり、ウランバートル行きのバスでハラホリンを離れるまで59時間停電のままでした。電力復旧する前にハラホリンを離れていますので実際は59時間以上の停電です。水道は地下水汲み上げみたいなので停電でポンプも止まり断水も発生しました。発電機を動かしてダイニングのある建物だけ電気と水道が使えましたが、ゲルは真っ暗でした。
総合的にはゲストハウスから世界遺産エルデネ・ゾーが見えており目の前が草原と丘という絶好のロケーションにあります。設備面は田舎ですので停電が発生したりとか不便な部分もありますが、それも旅の思い出としておけばいいかと思います。ハラホリンでは定番のゲストハウスのようでゴビ砂漠ツアーの帰りに立ち寄る欧米人や、個人客の欧米人が毎日宿泊しておりました。ハラホリンでは第一候補の宿泊先ですね。