ラオス・メコン川をスローボートでフアイサーイからルアンパバーン

メコン川のスローボートでフアイサーイからパークベンを経由して1泊2日でラオスの世界遺産の町ルアンパバーンへ向かいます。

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メコン川下りスローボートのチケット購入

スローボート乗り場

スローボート乗り場

08:30、ファイサーイのスローボート乗り場にやってきました。ここはメコン川に架かる国境の橋「第4タイ・ラオス友好橋(Fourth Thai–Lao Friendship Bridge)」が開通するまで、外国人が利用できる国境のフェリーがありました。

国境のフェリー乗り場

国境のフェリー乗り場

現在は外国人利用不可になり地元の人たち限定で国境のフェリーが運航されています。

スピードボートの看板

スピードボートの看板

スピードボートの看板も出ており料金は以下の通りです。

フアイサーイ→パークベン 180000キープ
フアイサーイ→ルアンパバーン 350000キープ
フアイサーイ→パークベン(チャーター) 1080000キープ
フアイサーイ→ルアンパバーン(チャーター)2100000キープ

1人でチャーターだとルアンパバーンまで2100000キープになり30000円近くになります。

スピードボート

スピードボート

このスピードボートはフアイサーイ→ルアンパバーンを8時間で結んでいますが、危険も伴いヘルメットをしないといけないようです。地元の人達はヘルメットしていませんけど…。

スローボートのチケットオフィス

スローボートのチケットオフィス

スピードボートは利用しませんのでスローボートのチケットオフィスへ行きます。船着き場の坂に「Check Out」の看板がありますので階段を上がっていきます。

スローボートのチケットオフィス

スローボートのチケットオフィス

階段の上にはラオスのイミグレーションオフィスがありますが、ここからの外国人出国は不可で、イミグレーションの左隣りの建物がルアンパバーン行きスローボートのチケットオフィスになります。

スローボート料金表

スローボート料金表

スローボートのチケットオフィスがちょうど開いており今日のルアンパバーン行きチケットを購入します。メコン川のスローボートはファイサーイ - パークベン - ルアンパバーンを途中のパークベンで1泊して2日かけてクルーズしており欧米人の観光客に非常に高い人気を誇っています。ます。運賃はファイサーイ - パークベンが105000キープ、ファイサーイ - ルアンパバーンが210000キープになります。

乗船名簿に名前、パスポート番号、国籍、性別、行き先を記入します。すでに5人乗客がおりオーストラリア人とアメリカ人のお姉様たちがルアンパバーンまでのチケットを購入しております。

スローボートのチケット

スローボートのチケット

ルアンパバーンまでの210000キープを支払いチケットを受け取ります。チケットにある139の数字が乗船するスローボートの番号です。スローボートの出発時間は11:30になります。チケットは購入したのでホステルへ戻り時間まで休憩です。

メコン川スローボート1日目

スローボート乗り場

スローボート乗り場

11:00、ファイサーイのスローボート乗り場にやってきました。チケットオフィスから少し下った所に139の番号表示のあるスローボートが係留されています。

スローボート船内

スローボート船内

すでに数人の乗客がおり全員欧米人観光客です。出発時刻が近くなると乗客が集まってきて欧米人のお兄さんは1人でビアラオ大瓶を5本も買い込んで乗船してきます。ラオスの定番ビールのビアラオは欧米人のお兄さんやお姉さんたちにとっても重要な飲み物です。

メコン川

メコン川

11:30、時間通りにファイサーイを出発します。メコン川下りのスローボートでのクルーズ開始です。

スローボート船内

スローボート船内

乗客はほとんどが欧米人でアジア人は2人か3人だけです。地元の人も数人乗船しています。欧米人のお兄さんやお姉さんたちは既にビアラオ飲んでいます。

スローボートは定員50人ぐらいのようで、最後尾にはトイレと売店があります。ビアラオなどのビールやお菓子を大量に持ち込んでいる欧米人のお兄さんやお姉さんたちも手持ちのビールがなくなると売店で追加購入しています。

しばらくはメコン川がラオスとタイの国境線になりますので進行方向の左がラオス、右がタイになります。この国境線を見ていると、メコン川の右岸タイ側は石が積まれてちゃんと護岸工事がされています。それに対してラオス側は護岸工事はされておらず自然そのままの状態です。このメコン川の国境線だけでタイとラオスの違いが現れています。

スピードボート

スピードボート

メコン川のスローボートのライバル的存在がスピードボートになります。スローボートが1泊2日でファイサーイ - ルアンパバーンを結びますが、スピードボートは8時間で結んでいます。地元の人たちの交通手段にもなっているようで、時々地元の人たちを乗せたスピードボートとすれ違います。このスピードボート、乗客のほとんどがヘルメットをしておらず、船頭さんぐらいしかヘルメットしていません。かなり危ないような気もします。

村に立ち寄ります

村に立ち寄ります

12:50、途中の村に立ち寄り地元の人の乗り降りがあります。陸上の交通機関がない村だと船が重要な交通手段ということになるようです。その後もいくつかの村で地元の人たちが降りていきます。子供たちが迎えに集まって荷物を運ぶ光景も見られます。

スローボート

スローボート

スローボートは名前の通り速度は20km/hから25km/h程度のスピードでメコン川を下っていきます。

メコン川に架かる橋

メコン川に架かる橋

パークベンの手前でメコン川に架かる橋が見えてきました。ラオス国内を流れるメコン川ではラオス南部パクセーに日本のODAで建設された橋がありますが、おそらくこの橋がラオス国内で2番目のメコン川に架かる橋と思われます。

パークベン

パークベン

17:30、パークベンに到着です。ファイサーイからパークベンまで6時間の移動になりました。パークベンはスローボートでのメコン川クルーズの中継点になります。パークベン自体には観光地はないのですが、ここで1泊して明朝09:00に出発します。

船着き場には客引きさんたちが大勢待ちかまえております。毎日、外国人観光客が一定数宿泊しますので村にとっては貴重な収入源になります。船を下りた欧米人の観光客と客引きさんたちと料金交渉が始まっています。

パークベン

パークベン

船着き場周辺にはゲストハウスが多くありますので客引きさんたちと交渉せず自力で探します。以前、パークベンに宿泊したときは扇風機付きシングルで90000キープでしたので、パークベンでの宿の相場は1泊100000キープ以下でエアコン付きなら文句無しです。

探すといっても船着き場に一番近いサリカゲストハウスが無難でしょう。スローボートが到着したので外でゲストハウスの人が待っていますので、そのまま部屋を見せてもらい料金を聞きます。設備はそれほど良いわけではありませんが、エアコン付きダブルルームで100000キープ、扇風機付きシングルルームで80000キープということですので、エアコン付きダブルルーム100000キープで決定です。

パークベン

パークベン

荷物を置いて村の探検へ出かけます。船着き場から通りを歩いていくと一番にぎやかな村の中心部です。

ATM

ATM

さらに進むとATMが2台あります。ここは貴重な現金引き出し場所になります。日も沈みましたのでゲストハウスに戻り寝ましょう。