広島駅から芸備線、三江線、山陰本線を乗り継いで出雲市駅まで乗り鉄します。下記ルートで9時間40分かけての移動になります。山陽地方の広島市から山陰地方の出雲市まで移動するなら高速バスに乗車した方が早く到着しますが、今回は2018年3月31日で廃線になる三江線の乗り納めの乗り鉄です。あの秘境駅だらけの三江線の乗り鉄です。
芸備線で三次へ
07:53発 広島
↓芸備線
09:57着 三次
広島駅にやってきました。今日は2018年3月31日で廃線になる三江線を乗り鉄して出雲市へ向かいます。
まずは9番線から芸備線に乗車して三次駅まで移動します。キハ47の4両編成で前2両が三次行き、後2両が下深川で切り離しになります。
車両がキハ47の気動車ですので非電化区間になります。車内はエアコン効いていますが扇風機も付いています。今時、扇風機付きというのはかなりの骨董品です。キハ47という時点で十分骨董品だというのはわかっていたつもりですが、実際に扇風機を見ると改めて貴重な車両だと認識します。
朝の通勤時間帯ですが空席が見受けられ混雑はひどくなく芸備線には通勤ラッシュはなさそうです。
定刻通り三次駅に到着です。
三江線・廃止前の乗り納め
10:02発 三次
↓三江線
12:18着 石見川本
三次からは三江線で石見川本まで移動します。跨線橋には係員が配置され走らないように呼びかけています。どうやら廃線前で鉄ちゃんが押し寄せているようですね。キハ120の2両編成になります。廃止前で青春18きっぷの利用期間中ですので満席で座れない乗客もおります。ほとんどは前後の運転台の後ろに張り付いている人たちですね。
宇都井駅に到着しました。
宇都井駅は鉄橋の上にある駅として知られており眺めも良いですね。
終点の岩見川本駅に到着です。
ほとんどの乗客が駅を出て昼食を食べに行きます。一部の乗客が駅で昼食を食べたり、撮影に励んでいます。私は駅舎の撮影です。
石見川本駅のホームでは石見みえがお出迎えです。
列車はそのまま13:45発、江津行きの列車になりますので、そのまま乗車して待つこともできます。
13:45発 石見川本
↓三江線
14:54着 江津
江津行きの列車に乗車して発車を待ちます。満席だった車内がガラガラですが、発車時刻が近づくにつれ再び混雑してきます。
石見みえのお見送りで石見川本から江津へ向かいます。三次駅発車時とは違い少し混雑が緩和されています。どうやら三次行きの列車に乗車して引き返す乗客がいるようです。
それでも、車内は廃止される路線とは思えないほど乗客がいます。廃止前の特需で全国から乗客が押し寄せていますね。
三江線の周辺では撮り鉄の人たちも各地で見かけます。田んぼに車が止まってるのが見えると。
近くに三脚で撮影準備完了の人がいたりします。廃止前で人気急上昇のようですね。
終点の江津に到着して三江線の乗り鉄終了です。
列車はそのまま折り返し三次行きになりますが、乗客の下車が完了する前に座席と運転台後ろを確保しようと待ちきれずに我先にと乗車してくる人たちがいます。
乗り換え時間を利用して江津駅の駅舎を撮影しておきます。
山陰本線
15:06発 江津
↓山陰本線
17:33着 出雲市
江津駅からは山陰本線に乗り換え出雲市駅へ移動します。
キハ47の2両編成です。
出雲市行きの山陰本線も三江線と同じ2両編成のワンマンカーですが三江線より空いています。廃止される三江線の方が混雑しているというのは、かなり面白い現象です。
出雲市駅に到着するとクルーズトレインの瑞風が停車していました。
瑞風はお金持ち用の列車ですので青春18きっぷで乗り鉄する私には関係ない列車です。
無事に広島から出雲市駅まで乗り鉄できました。廃止前に三江線にも乗車できましたが青春18きっぷの時期ですと混雑が発生しています。廃止直前になると三江線の混雑はもっとひどくなるのでしょう。