今回のアジアバックパッカートラベルはカンボジア・シェムリアップからベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港への移動です。バスで世界遺産アンコールワットのあるカンボジア・シェムリアップからカンボジアの首都プノンペン、ベトナム最大の都市ホーチミンまで移動、路線バスでタンソンニャット国際空港へ移動、LCC(格安航空会社)バニラエアの深夜便JW102便に搭乗して成田空港へ移動という流れです。予定通りに行けば約26時間で日本へ帰れます。
メコンエクスプレスのシェムリアップ→ホーチミンのチケットをオンラインで購入しました。バスチケット代ですがチケット自体は2ドルのオンライン割引で22ドル、決済システムを提供する銀行のシステム利用料1ドルの合計23ドルです。オフィスで買うと24ドルですのでオンラインですと1ドル安いです。
シェムリアップからカンボジアの首都プノンペン
、いつもの国道6号線沿いのメコンエクスプレスの営業所にやってきましたが、Rental Houseの横断幕があります。営業所が移転しています!これは一大事です!私は新しい営業所の場所なんて知りません。このままではバスに乗り遅れてしまいます。ここはシェムリアップ中心部のシバタ通りにあるメコンエクスプレスのシェムリアップオフィスへ行くしかありません。オフィスはあたりから営業していましたので、オフィスに行けば何とかなります。
急いでメコンエクスプレス シェムリアップ オフィスへ向かいます。オフィスはシェムリアップ中心部のケンタッキーフライドチキンとガソリンスタンドの近くです。ちょうどスーパーマーケットのASIA MARKETの向かい、DHLの隣にあります。
、メコンエクスプレスのシェムリアップオフィスにやってきました。営業しており間に合いました。
早速オフィスでオンラインチケットのメールを見せてチェックインします。紙のチケットが発券され、トランクルームに入れる荷物にタグを付けてもらい待ちます。これで一安心です。そういえば1月の乾季なのに珍しく今日は朝から小雨です。
こちらはオフィスにあったバスの時刻表です。
時間が経つに連れてオフィスにホテルからピックアップされてきた乗客が集まってきました。乗客は集まっているのですが出発時間のを過ぎてもバスの気配がありません。
、プノンペン行きのバスがメコンエクスプレス シェムリアップ オフィスに到着しました。非常口の文字があり日本の中古バスです。バスには乗客が乗車していたので営業所を07:30に出発してオフィスに寄って残りの乗客を乗せるということのようです。国道6号線の旧営業所の頃はシェムリアップ オフィスにバスは立ち寄らなかったので新営業所はシェムリアップの西か南にありそうです。機会があったら調べてみます。
、バスが出発します。今回は半分以上の席が埋まっており出発後にミネラルウォーター、パン、ウェットティッシュが配られます。今回のパンはAPSARA BAKERYで作られたパンでカスタードクリームと肉の入った2種類です。
シェムリアップを出て国道6号線を南東へ走ります。この頃には雨がやんで天気が良くなってきます。アンコールワットと一緒に世界遺産に登録されているロリュオス遺跡群を過ぎると道路脇に煙を上げた露天が増えてきます。
これはクロランと呼ばれる竹筒に米やココナッツミルクを入れて蒸した名物の食べ物です。小腹が空いたときにお菓子代わりに食べるそうです。
、シェムリアップのプノンペンの中間にあるコンポントム(Kampong Thom)で20分のトイレと朝食休憩です。
町の中心部にあるコンポントムマーケットの隣にあるARUNRAS RESTAURANTが休憩場所です。
周辺は露天が色々出ておりコンポントム特産の昆虫料理もあります。
コオロギやタガメなど種類豊富です。
休憩が終わりバスに乗車して出発を待ちますが中国語を話すお兄さん1人が時間になってもバスに戻ってきません。メコンエクスプレスは置き去りにするようなことをせず乗客のお兄さんが戻ってくるのを待ってくれます。他のバス会社なら置き去りにしても不思議はありません。
、ようやくバスが発車です。国道6号線を順調に南下してプノンペンに向かっていきます。このバスはドライバーさん以外に乗務員さんが2人もいます。人件費が高く付きそうです。
、メコンエクスプレス プノンペン オフィスに到着します。このメコンエクスプレスの営業所には日野や三菱といった日本の中古バスが多くバンはトヨタのハイエースばかりです。
プノンペンでベトナム・ホーチミン行きのバスに乗り換えます。ホーチミン行きのバスは14:00出発ですのでメコンエクスプレスのオフィスで待ちます。オフィス内にはカフェがあるのでバス待ちの欧米人旅行客がコーヒー飲みながらくつろいでいます。
プノンペンからカンボジア・ベトナム国境へ
、ホーチミン行きバスの乗車が始まります。
今回のバスも日本の中古バスで日野自動車です。車内には禁煙の文字などが目に入ってきます。「関東自動車株式会社」のプレートがそのままになっていたりして、どのあたりで走っていたバスかもおおよその見当が付いてきます。
、プノンペンを10分遅れで出発します。カンボジアの首都プノンペンからベトナム・ホーチミンまで約6時間の道のりです。出発後すぐにミネラルウォーター、パン、ウェットティッシュが配られます。その後ベトナムへ行く乗客はパスポートの回収があります。まとめてカンボジアの出国手続きをしてくれるのでしょうか?
プノンペン市内の渋滞は酷く市内から出るのに1時間近くかかります。
、国道1号線を走りメコン川の橋を渡ります。この橋は日本のODAで建設された橋で2015年に完成するまでは車は全てフェリーでメコン川を渡っていました。フェリーで最低30分ほど時間がかかっていたのが、橋が完成してからは5分足らずでメコン川を渡れるようになりました。
橋は観光地化しているようで地元の車が橋の上で車を止めて記念撮影しているのが見られます。
過ぎになると夕方の帰宅ラッシュが始まったようで地元の人たちが利用するローカルバスが目立つようになります。バスといってもトラックの荷台に乗客が乗っているだけです。
日本ではあり得ない光景ですがカンボジアの田舎では人を乗せたトラックが普通に走っています。しかも夕方の帰宅ラッシュで20台以上の荷台に乗客を乗せたトラックとすれ違います。
、カンボジア・ベトナム国境の町バベット(BAVET)に入ります。バベットに入るとレストランでトイレと夕食休憩になります。この休憩時間の間に乗務員のお姉さんが全員のパスポートを持って出国スタンプをもらいにイミグレーションへ出かけます。
ここのレストランはご飯0.5ドル、おかず2.5ドルで少々高めです。バス会社へのバックマージンが入っているということでしょう。
カンボジア・ベトナム陸路国境越え
、バスが出発してバベットの国境へ向かいます。
、カンボジア側バベットのイミグレーションに到着します。
乗務員のお姉さんがパスポートを返却していき一人づつ出国窓口へ並びます。返却されたパスポートには既に出国スタンプが押されております。まだカンボジアを出国していないのに出国スタンプが押されているのです。出国窓口でパスポートと出国カードを提出します。出国カードが回収されパスポートをスキャンしてカンボジアの出国手続き完了です。今回はなぜか指紋のスキャンはありませんでした。
カンボジアを出国しましたのでバスへ向かいます。バスの前で今度は乗務員のお兄さんがパスポートを回収です。
、バスに乗車してベトナム・モックバイへ向かいます。
2分ほどでベトナム側モックバイ イミグレーションに到着です。乗務員のお姉さんが全員のパスポートを持って建物内へ走っていきます。
乗客はバスを降りて荷物を全部持ってモックバイのイミグレーションへ入ります。イミグレーションの窓口前でパスポートが返ってくるのを待ちます。
、パスポートの返却が始まります。乗務員のお姉さんが名前を呼んでパスポートが返却されます。1人1人ベトナムへ入国していき外で待機しているバスへ向かいます。入国審査官とは顔を合わせずベトナムへ入国ですので、ベトナムの出入国管理は大丈夫なのでしょうか?
、私のパスポートが返却されます。続いて税関検査で荷物のX線検査があり、最後に出口でパスポート確認がありイミグレーションの外へ出ます。
外で待機しているバスに荷物を預けて乗車します。あとは全員集まるまで待ちます。
国境の町モックバイからホーチミン
、全員集まりベトナム・モックバイを出発します。カンボジア・バベット出国からベトナム・モックバイ入国まで所要時間40分でした。ホーチミンまでの道は街灯や店が多くカンボジアと比べるとかなり賑やかで明るいです。
、ホーチミンのファングーラオ通り(Pham Ngu Lao)に到着です。カンボジア・プノンペンからのバスはほとんどがファングーラオ通りとデタム通りの周辺が終点になります。カンボジア・シェムリアップからベトナム・ホーチミンまで約13時間30分で移動しました。
外にはバイクタクシーのドライバーさんたちが待ちかまえていましたが私は路線バスで行きますのであまり相手にはしません。一応は空港へ行くと答えてあげますが、路線バス知っていると伝えるとバイクタクシーは7000ドンだと言っておりますが、ぼったくりで空港に着いたら70000ドンになっていそうです。
ファングーラオ通りを5分ほど歩いて9月23日公園バスターミナルに到着です。空港行きの109番バス以外は全て終了しているはずなのでバス停には私一人のみです。
路線バスでタンソンニャット国際空港へ
、9月23日公園バスターミナルから109番バスでタンソンニャット国際空港へ向かいます。発車後に乗務員さんが運賃回収に来ますので支払います。空港までの運賃は20000ドンになります。
乗客は私を含めて2人でしたが途中のバス停で5人ほど乗車してきました。空港行きバスとしてそこそこ知られているようですがこの利用状況からして赤字のような気がします。
、ホーチミンのタンソンニャット国際空港に到着です。昼間なら渋滞で1時間はかかるはずですが夜遅くになると30分で空港到着です。バス乗り場のある1階は到着ロビーになりますのでエスカレーターで2階の出発ロビーへ移動します。
2階にやってきました。チェックインカウンターが並び広い空港です。
これから搭乗する便はバニラエアJW102便、02:15出発、台北経由成田行きの深夜便です。
東京の大雪で欠航、空港寝する
頃、欠航の放送が流れます。なんと東京が大雪でJW102便が欠航しました。ホーチミンで折り返しJW102便になる成田→台北→ホーチミンのJW105便が欠航したのが原因です。昼過ぎまでは成田空港は遅れが出ながらも何とか発着していたようですが大雪で滑走路が一時閉鎖されたりして夕方からはどうにもならなくなったようです。
大雪で成田閉鎖、関空に続々着陸 上空で順番待ちも:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASL1Q7THFL1QPTIL02M.html
欠航自体は夕方の段階で連絡が来ているはずですがチェックインの時間になって欠航の表示です。バニラエアのホームページを確認しておけばもっと早くわかっていたのですが、私のスマートフォンはWi-Fiのあるところでしか使えませんのでカンボジア・シェムリアップから移動中は知る術も無しです。
日付が変わりました。ここからは欠航というのが判明してどうやって日本へ帰るかが問題です。バニラエアはLCC(格安航空会社)ですので払い戻しか別の日に振り替えるぐらいしかしてくれません。
空港のWiーFiを使って空いている日に振り替えますが明日24日の便は満席、明後日25日の便に振り替えます。これで2日間もホーチミンで足止めなのですが、宿の確保ができていません。
今からファングーラオ通りやデタム通りへ戻っても足元見られますので、このままタンソンニャット国際空港で1泊します。私と同じように空港寝の欧米人も見られます。空港で一眠りして夜が明けてからゲストハウスを探します。
東京の大雪で飛行機が欠航というオチがつきましたが、カンボジア・シェムリアップを朝出発すれば夜にはベトナム・ホーチミン、タンソンニャット国際空港に到着することが可能です。
カンボジア・シェムリアップ→ベトナム・ホーチミンのGPSデータ
こちらはカンボジア・シェムリアップからベトナム・ホーチミンまで移動した際に収集したGPSログです。Google マップに取り込んで表示させていますので、実際にどこから出発してどこに到着したかが分かります。下記リンクからはGPXファイルとKMLファイルがダウンロードできますので、Google EarthやGPS機器に取り込んで使うということもできます。