ベトナム北西部のディエンビエンフーからラオス・ルアンパバーンまで国際バスで移動します。ディエンビエンフーはベトナム戦争でフランスが立てこもり北ベトナムと激戦を繰り広げた地で日本でも世界史の教科書に出てくるほど有名な場所です。ルアンパバーンはラオス中部の古都で仏教寺院などがある旧市街が世界遺産に登録され毎朝行われる僧侶たちの托鉢が外国人観光客に人気です。
ディエンビエンフーから国境へ
ルート情報
出発地:ベトナム・ディエンビエンフー
目的地:ラオス・ルアンパバーン
ベトナム側国境:TAY TRANG
ラオス側国境:PANG HOK
ラオス側中継点:ムアンクア、ウドムサイ
大まかな経路図
07:00にゲストハウスをチェックアウトしてディエンビエンフーのバスターミナルへ向かいます。徒歩30秒ほどでバスターミナルへ到着、07:30発車のラオス・ルアンパバーン行きのバスがすでに待機しております。荷物の積み込み具合から1時間ぐらい前から乗車可能な様子です。隣にはラオス・ポーンサリー行きのバスも待機しています。
ルアンパバーンまでのチケットは昨日購入しておいたのですが、空席があり当日でも問題なく購入できます。ディエンビエンフーからルアンパバーンまでの料金は495000ドン(2450円)になります。
07:30出発なのですが、3分早い07:27にバスが発車します。発車時の乗客は8人だけでしたが、ゲストハウスで欧米人たちをピックアップして乗客10人でラオス・ルアンパバーンへ向かいます。外国人は自分と白人のお兄さん1人、お姉さん2人で残りは地元の人たちになります。ディエンビエンフーの街を出て水田の中の田舎道を南下していきます。
30分ほど走ると山道へ入り国境の山岳地帯へ近づいていきます。
ベトナムTAY TRANGから出国
08:30、ベトナム側国境TAY TRANGのイミグレーションに到着です。イミグレーションの建物に入り出国審査の窓口へ。特に問題もなくパスポートに出国のスタンプを押してもらいます。地元の人の中には50000ドン紙幣を書類に挟んで提出していたりしており何かあるようです。
イミグレーションの建物を出て外のチェックポストで係官にパスポートを提示して出国完了です。
08:40、外で待機していたバスに乗車します。
08:50にベトナム側国境のTAY TRANGを出発してラオス側国境PANG HOKへ向かいます。山道を走り国境の石碑が見えてきます。ここがベトナムとラオスの国境線のようです。
ラオスPANG HOKから入国
09:00、ラオス側国境PANG HOKのイミグレーションに到着。イミグレーションの入国審査場へ向かいます。
ラオスでは観光目的であれば日本人は15日以内のノービザでの滞在が可能です。まずはアライバルビザの窓口でパスポートを提出します。係官に滞在日数を聞かれ10日と答えるとノービザということで出入国カードをもらい記入します。欧米人たちはアライバルビザの申請書類ももらい記入しています。
出入国カードの記入を終えたら窓口にパスポートと出入国カードを提出、滞在日数を確認され10日と答えてノービザ適用となります。Sop Hunのイミグレーションでは出入国管理はオンライン化はされておらず台帳での管理になっており、係官の手書きでパスポート情報を台帳に記入していきます。
ここで入国税16000キープを徴収され2ドルと記入された領収書をもらいます。入国税を支払ったら隣の窓口で入国スタンプを押してもらいますが、今度はスタンプ代30000キープを徴収されます。スタンプ代には領収書は発行されませんでした。続いて検疫で体温測定がありますが、測定器当てるだけで5000キープ徴収されます。これも領収書は発行されませんでした。
最後にイミグレーションの外でパスポートの確認があり入国完了です。
ラオス入国に以下の金額が徴収されました。
入国税16000キープ(215円)
入国スタンプ30000キープ(402円)
体温計測5000キープ(67円)
おそらく公式な入国税は最初に領収書を発行してくれた16000キープだけと思われます。領収書が発行されない部分の金額はどこへ行ってしまうのでしょうか?
09:25、先にイミグレーションを通過して待っているバスに乗車します。
ルアンパバーンへ移動
09:30、ラオス側国境PANG HOKを出発してルアンパバーンへ向かいます。まずは西へと走り中継点のムアンクアとウドムサイを目指します。
10:55、ムアンクア(MUANG KHOA)に到着。ムアンクア(MUANG KHOA)は小さな町ですがルアンパバーンからポンサーリーまでナムウー川をスローボートでクルーズする際に立ち寄る中継点になり欧米人観光客を見かけます。このムアンクア(MUANG KHOA)で欧米人や地元の人たちが乗車してほぼ満席となります。
11:40、ムアンクア(MUANG KHOA)を出発します。13:30、ウドムサイの手前でルアンパバーンからのベトナム・ディエンビエンフー行きの国際バスとすれ違います。どうやらルアンパバーンまで半分の道のりを通過したようです。
ウドムサイの町に入ると急に建物が多くなります。交通の要衝となる町ですので人も集まっているようです。
13:50、ウドムサイ中心部にあるウドムサイバスターミナルに到着します。ここで地元の乗客たちの入れ替えと荷物を下ろして、14:05、ウドムサイを出発します。ここから進路は南へと変わります。
山道を走りますが舗装道路なので順調に山を越えていきます。途中、自転車でウドムサイへ向かう欧米人とすれ違ったりもします。
そして、山道で突然渋滞になります。前方にトレーラーが停車していますが、これが渋滞の原因のようです。
原因だと思われたトレーラーの後ろにタイヤが浮き上がっているトレーラーが見えてきました。これは事故のようでこちらが渋滞の本当の原因でした。
大したことはないかと思ったのですが…。
急カーブでトレーラーの後部が横転しており、かなり大きな事故になっております。
夕方になり日が暮れ始めますが、ルアンパバーンにはまだ到着しません。
19:00、ルアンパバーンの街へ入ります。このまま国際バスターミナルまで行ってしまうと旧市街から遠くなりトゥクトゥクでの移動になってしまいます。私はルアンパバーンを何度か訪れているので道を何となく覚えているので、国道13号からオールドブリッジへの道と交差するロータリーで下車してオールドブリッジへ向かいます。
オールドブリッジを渡れば旧市街は1km足らずで目と鼻の先です。ですが、このオールドブリッジの歩道には照明がありません。足元分からない状態で橋を渡りますのでかなりの恐怖感があります。
昼間のオールドブリッジはこんな感じで歩道は板を金具で留めただけです。下にはナムカン川が流れていますが高所恐怖症の人は昼間でも渡りたくないでしょう。
19:20、ルアンパバーン旧市街に到着です。夜は名物のナイトマーケットが開かれています。ベトナム・ディエンビエンフーからラオス・ルアンパバーンまで約12時間の移動になりました。朝出発でもルアンパバーン到着は夜になってしまうので初めての人は注意が必要ですね。