天気はあいにくの雨です。東武日光駅から06:55発、湯本温泉行きバスに乗車して中禅寺湖へ向かいます。昨日購入しておいた「まるごと日光東武フリーパス」でバスに乗車します。
山の上なら天気は多少良いかと思いましたが、中禅寺湖の天気も雨でした。
湯元温泉
湯元温泉にやってきました。湯元温泉も雨ですので温泉寺と源泉だけみて引き返すことにします。次のバス発車まで20分ぐらいですので足早に回ります。まずは温泉寺からです。
温泉寺の起源は日光開山の祖・勝道上人が788年(延暦7年)この地で湧出している温泉を発見し薬師湯と名付け、後ろの山を温泉ヶ岳と命名し山頂にお堂を建てて薬師瑠璃光如来をお祀りしました。
温泉寺の隣に湯元温泉の源泉があります。木道を歩いていくと卵の腐ったような臭いがしてきます。
湿地の向こうに小屋がいくつかありここから温泉が湧いています。小屋からは湯気が出ており辺りには硫化水素の臭いが漂っています。
ここが湯元温泉の源泉になります。小屋の中から温泉が湧いているのですが周辺の地面からも温泉が湧いている箇所もあります
華厳の滝
再びバスに乗車して華厳の滝がある中禅寺温泉へ向かいます。
中禅寺温泉で下車して華厳の滝を見物していきます。晴れていれば良かったのですけど雨が降っているのと、修学旅行の小学生たちが押し寄せてうるさいので長時間の見物に向かないですね。
半月山
10:00発の半月山行きバスに乗車します。半月山行きバスは中禅寺スカイライン半月山線を通り夏と紅葉シーズン限定運行の路線になります。
半月山行きは2017年は7月8日~8月31日・10月1日~11月12日の運行になります。
10:20、半月山に到着です。ちょうど終点は半月山駐車場になっており車を停めて半月山展望台へ行くことも可能です。半月山の道路は17:00に閉鎖されてしまいますので閉鎖時間には注意しておきましょう。ここから半月山展望台まで600mということですので登山道へ入ります。
クマザサに覆われた登山道を進んでいきます。
10:40、標高1720mの半月山展望台に到着です。
晴れていれば半月山展望台から中禅寺湖、男体山が一望できますが、この天気では雲に覆われて何も見えません。何も見えないので展望台にいてもしょうがないので半月山駐車場に戻ります。
半月山展望台からは何も見えませんでしたが、半月山駐車場からは日光の隣に位置する足尾の山々が雲の合間から見えています。
中禅寺立木観音
11:25発、中禅寺温泉行きバスに乗車して立木観音で下車します。拝観料は500円になります。
立木観音は正式名称を「中禅寺」と呼び延暦3年(784)に勝道上人によって建立されたお寺で世界遺産 輪王寺の別院になります。御本尊の「十一面千手観世音菩薩」が立木観音と呼ばれているためにお寺の名前も立木観音と呼ばれるようになりました。坂東三十三観音霊場の第十八番札所としても知られています。
境内の撮影はできるのですが御本尊の「十一面千手観世音菩薩」(国重要文化財)や初公開されている秘仏「吉祥天像」は撮影禁止でした。
五大堂から見える中禅寺。五大堂は不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王が安置された御祈祷の道場で立木観音で一番景色の良い場所です。
立木観音からは中禅寺温泉まで徒歩で戻ります。中禅寺湖の湖畔にはベルギー大使館別荘やフランス大使館別荘があります。
二荒山神社の大鳥居前を通りバス乗り場に戻り中禅寺温泉からは東武日光駅へ戻ります。
霧降高原
東武日光駅からは13:30発、霧降高原行きバスに乗車します。
霧降高原に到着です。あいにくの天気ですので名前の通り霧で周辺は見渡せずです。
霧降高原はニッコウキスゲなど高山植物保護のために鹿の進入防止柵があります。扉を開けて高原の散策へ向かいます。
霧降高原の木道を上っていきます。
八平ヶ原への分かれ道までやってきました。八平ヶ原にも鹿進入防止のゲートがあります。ここからさらに上には展望台があるのですが雲に覆われており周囲を一望することは期待できませんのでバス停へ戻ります。
14:50発、大笹牧場行きバスに乗車します。15:10、大笹牧場に到着です。しかし、この天気では何も見えません。レストハウスですらごらんの通りです。大笹牧場には10分の滞在で15:20発のバスで東武日光駅へ戻ります。
日光駅弁「ゆばちらし寿司」と「日光豚弁当」
16:05、東武日光駅に戻ってきました。
夕食は駅弁に油源のゆばちらし寿司と日光豚弁当を購入します。
油源は日光の老舗駅弁屋さんで、安政6年(1859)創業・初代油屋源七が菓子供物商として日光山輪王寺に出入りを許されて以来150年以上の歴史を持っています。安政6年(1859)は横浜港が正式に開港した年で徳川幕府の大老・井伊直弼が桜田門外の変で暗殺される1年前です。この油源は東照宮へ向かう国道沿いにお店があり、こちらでも駅弁が購入可能です。
ゆばちらし寿司
「ゆばちらし寿司」880円
まずひとつ目は湯波好きな人にはオススメの駅弁です。「ゆば」の表記が「湯葉」でなく日光では「湯波」になっているのが特徴です。
SL大樹 日光豚弁当
SL大樹 日光豚弁当950円
平成29年8月10日、大樹「C11形207号機」日光鬼怒川温泉~下今市の運転開始を記念した記念弁当です。日光産日光HIMITSU豚ロース肉を使用し、秘伝のたれで焼きあげたロース焼き肉弁当。
栃木産コシヒカリ・日光名物揚巻湯波煮・栃木のたまり漬といった栃木の食材をふんだんに使用しています。卵焼きには「C11 207」の文字でプレート、蓮根でSLの車輪、黒豆が石炭をイメージしておりSL大樹の記念弁当にふさわしい内容です。
湯波も美味しいですが、ここでは豚肉の日光HIMITSU豚が主役です。日光HIMITSU豚と栃木産コシヒカリのご飯の組み合わせで美味しくいただきます。
地酒「日光誉純米酒」
晩酌は日光の蔵元になる渡邊佐平商店の「日光誉純米酒」 180ml アルコール度数14度以上15度未満 精米歩合65% 321円になります。
渡邊佐平商店は、天保13年(1842)の創業の日光の老舗蔵元で日光山麓の水で造られた地酒が人気で造られる酒の9割が「純米醸造酒」になります。