大阪の空の玄関口といえば多くの外国人旅行客が利用する関西国際空港(KIX)ですね。今回のアジアバックパッカートラベルは関空から世界遺産アンコールワットのある東南アジアのカンボジア・シェムリアップまで格安航空会社(LCC)エアアジアで移動しましたので、その様子を紹介したいと思います。
関西国際空港
11:55、JRで関西空港駅にやってきました。関西国際空港にはJRと南海が乗り入れておりますので鉄道での移動が便利です。
駅の改札口を出て隣の建物が関西国際空港(KIX)です。関西国際空港はターミナル1とターミナル2がありLCC専用はターミナル2なのですが、エアアジアはターミナル1になりますので注意が必要です。間違えても時間ギリギリでない限り間に合いますので慌てず確認しましょう。
今回はエアアジアで関西国際空港(KIX)からマレーシア・クアラルンプール国際空港(KUL)を経由してカンボジア・シェムリアップ国際空港(REP)へ移動します。利用する便は以下のようになります。
- 航空機情報
エアアジアX
D7537 関西国際空港(KIX)16:40→クアラルンプール(KUL)22:50
飛行時間:7時間10分
エアアジア
AK542 クアラルンプール(KUL)06:45→シェムリアップ(REP)07:50
飛行時間:2時間5分料金内訳 項目 金額 運賃 14860円 空港税 3040円 受託手荷物 20kg 6200円 事前座席指定料金 2200円 カード手数料 155円 合計 26455円
マレーシア・クアラルンプールで約7時間の乗り継ぎ時間があります。D7537便に関しては正確にはエアアジアではなくグループ会社のエアアジアXの運行になります。エアアジアとの違いはほとんどないと思われます。強いて言えば機体の塗装や座席にあるエアアジアのロゴが微妙に違うぐらいです。
関西国際空港からマレーシア・クアラルンプール
ターミナル1でエアアジアのチェックインカウンターを確認して時間までその辺のベンチで待ちます。
13:40、チェックイン手続きが始まります。列に並んで気長に順番を待ちます。
14:10、ようやくチェックインの順番がきました。今回はバックパックを1個預けます。チケット代には20kgの受託手荷物も入っており、バックパックは14kgで制限重量内です。
関空→クアラルンプール、クアラルンプール→シェムリアップのチケットを同時に予約していますのでスルーチェックインが適用されチェックイン時にカンボジア・シェムリアップまでのチケットも一緒に発券されます。
14:20、10分ほどでチェックイン手続き完了です。今回はFly-Thru (フライスルー)が適用ですのでマレーシア・クアラルンプール国際空港(KUL)での乗り継ぎ時に預けた受託手荷物を回収する必要がありません。預けた受託手荷物はそのままカンボジア・シェムリアップ国際空港(REP)で受け取れます。
クアラルンプール→シェムリアップのチケットも受け取りましたのでクアラルンプール到着時にマレーシアに入国する必要が無く、そのまま国際線出発ゲートへ行けます。
続いて保安検査場でセキュリティチェックを受けて出国審査場で出国手続きです。関空は自動化ゲートが導入されていますので出国審査の列に並ばず自動化ゲートで出国します。保安検査場から出国まで5分ほどで済みました。
免税品店を少し見てから搭乗ゲートへ向かいます。
今回はマレーシア・クアラルンプール行きD7537便は41番ゲートからの搭乗になります。
まだ2時間前ですので搭乗ゲートには誰もおりません。
D7537 関西国際空港(KIX)16:40→クアラルンプール国際空港(KUL)22:50
16:10、搭乗開始になります。今回の機材はエアバスA330-300、中型機でシートは3列+3列+3列になります。
こちらがシートになります。
あとは乗客の搭乗が完了するのを待つだけです。
16:40、定刻通り関西国際空港を出発、マレーシア・クアラルンプールまで7時間10分の旅になります。高度12000mで飛行していきます。機内は見た感じでは満席のようです。
17:40、機内食の配布と販売が始まります。今回は機内食込みでチケットを購入していますので機内食が付きます。機内食はチキンミートボールとガーリックライス、ミネラルウォーターになります。いづれもマレーシア産でしたのでクアラルンプールから積んできたようです。味の方ですが酢豚のチキン版といった感じで美味しく頂きましたが量が少ないので空腹が消えることはありませんでした。
日本時間からマレーシア時間へ時差を調整
19:00、沖縄を過ぎて日本を離れます。クアラルンプールまで4時間ほどありますので、ここで少し寝ておきます。ここからは時計をマレーシア時間に設定します。
日本(GMT+09:00)とマレーシア(GMT+08:00)の時差は1時間になります。日本(GMT+09:00)が19:00の時、マレーシア18:00といった具合になります。
マレーシア・クアラルンプールに到着
22:10、着陸態勢に入り高度を下げ始めます。外にはマレーシアの夜景が見えてきました。
22:40、マレーシア・クアラルンプール国際空港(KUL)に到着です。エアアジアはクアラルンプール国際空港のLCC専用ターミナルのKLIA2を利用しています。
22:55、飛行機を降りて国際線出発ロビーへ向かいます。関西国際空港でカンボジア・シェムリアップ行きのチケットを受け取っていますので、そのままマレーシアには入国せず国際線の乗り継ぎになります。
セキュリティチェックにやってきました。クアラルンプール国際空港はセキュリティチェックが2回あり、まずは1回目の手荷物検査を受けて通過すると国際線出発ロビーです。
23:10、国際線出発ロビーに到着です。
2階にはマクドナルドなどのフードコートがあり食事には困りません。マレーシアの通貨リンギットが無くても1階にMayBankのATMや両替所もあります。明日のカンボジア・シェムリアップ行きのAK542便は06:45出発ですので05:00ぐらいまで国際線出発ロビーで一眠りです。周辺には同じように国際線乗り継ぎで空港泊の利用者が多数おります。
クアラルンプールからカンボジア・シェムリアップ
04:50、2回目のセキュリティチェックが始まっている頃なので向かいます。シェムリアップへは06:45出発のエアアジアAK542便を利用します。
手荷物検査でなぜかGPSの単3ニッケル水素電池が問題になり取り外すように言われます。警備員にデジカメのリチウムイオンバッテリーについても聞いてみましたがリチウムイオンバッテリーは外さなくてもよいということでした。ニッケル水素よりリチウムイオンの方が危険度が高いはずなのですが基準がよく分かりません。
搭乗ゲートの近くで約1時間待ちます。
06:00、搭乗ゲートがオープンします。
06:20、搭乗開始で機内へ移動します。今回の機材はエアバスA320-200neoになります。
シートは3列+3列になります。
06:45、時間通りにクアラルンプール国際空港を出発します。見た限りではほぼ満席、ほとんど旅行客のようで日本人の乗客も10人ほどおりました。2017年12月に同じ便を利用したときは半分以上の空席で空いていたのですが季節によって違うのでしょうか?
出発時はまだ夜が明けていませんでしたが離陸するとすぐに夜が明けます。タイランド湾を北上してカンボジアへと向かいます。
機内食が配られ、今回はチキンパスタCHICKEN PASTA ARRABIATA
です。味は問題ないのですが量は少なく空腹には物足りません。
マレーシア時間からカンボジア時間へ時差を調整
マレーシア(GMT+08:00)とカンボジア(GMT+07:00)の時差は1時間になります。マレーシア(GMT+08:00)が07:00の時、カンボジア06:00、日本08:00といった具合になります。
カンボジア・シェムリアップ到着
カンボジア最大の湖のトンレサップ湖を越えてシェムリアップに入ります。
シェムリアップでは空港上空での待機無しでそのまま着陸します。
07:38、カンボジア・シェムリアップ国際空港(REP)に予定より約10分早く到着です。
シェムリアップ国際空港ではタラップを降りてそのままターミナルへ歩いて向かいます。他の空港ですとタラップを降りてバスでターミナルへ移動するのですが、シェムリアップは歩いてターミナルへ行きますので写真撮影に適した環境です。ターミナルはカンボジアらしくクメール様式のデザインになっており世界遺産アンコールワットへの玄関口としての雰囲気をしっかりと出しております。
今回は乗客が多かったので入国審査から受託手荷物の受取りまで30分ほど掛かりました。カンボジアの入国審査では両手10本の指紋をスキャナで読み取り、WEBカメラでの写真撮影があるのですが、窓口によってちゃんとやっていたり、写真撮影のみ、一切無しと対応がバラバラでした。私は写真撮影のみの窓口から入国、受託手荷物を回収して誰もいない税関を通り抜けて空港の外へ出ます。
空港の外では予約しておいたゲストハウスに頼んでおいた送迎サービスのトゥクトゥクに乗り込んでシェムリアップ市内のゲストハウスへ向かいます。空港からゲストハウスまでのトゥクトゥク代は5ドルです。空港のタクシーサービスの窓口でチケットを購入するとタクシー10ドル、トゥクトゥク9ドルでかなり高額ですので、料金条件が合えば空港ピックアップサービスをやっているゲストハウスで手配した方が安く済みます。
大阪・関西国際空港からカンボジア・シェムリアップまでエアアジアで無事に移動できました。