海外から帰国してマイナンバーカードを申請して受け取る

マイナンバーカード

2015年10月から住民票を持つ全ての人にマイナンバーの発行が始まりましたが、海外転出で日本に住民票のない海外居住者はマイナンバーが発行されません。そこで、日本へ一時帰国、住民登録をしてマイナンバー通知カードとマイナンバーカード(個人番号カード)を申請してきました。

役所へ行き住民登録

帰国後に役所で住民登録をするのですが必要なものは基本的には以下の2つになります。

  1. パスポート(帰国日のスタンプがあるもの)
    *自動化ゲートを利用の場合は、帰国日がわかる航空券の半券なども必要。
  2. 戸籍全部事項証明(戸籍謄本)及び戸籍の附票の写し(本籍地の市区町村へ転入の場合は不要)

私は本籍地のある自治体へ帰ってきただけなので役所ではパスポートのみ必要で戸籍謄本は不要でした。窓口でマイナンバー通知カードや個人番号カードについて確認してみたら、2週間から3週間ぐらいで簡易書留でマイナンバー通知カードが送られてくるということで、マイナンバー通知カードが届いてから個人番号カードの申請ができるということでした。

そして、住民登録をすると私の場合は以下の負担が発生しました。

  • 国民健康保険料
  • 国民年金

お金のある人は支払いに問題ないでしょうが、私のように収入がない場合は支払えませんので国民健康保険料と国民年金保険料の免除や減免措置の相談を保険年金課の窓口でします。

住民登録が終わったらマイナンバー通知カードが届くのを待ちます。

マイナンバー通知カードが届いた

簡易書留で届いた

住民登録してマイナンバーのことを忘れた頃に「マイナンバー通知カード」が入った簡易書留の封筒が届きました。

「マイナンバー通知カード」と「ご案内」

封筒の中身は「マイナンバー通知カード」と「ご案内」の2つで「個人番号カード交付申請書の送付用封筒」がありません。この理由は後でわかります。

マイナンバー通知カード

マイナンバー通知カードには、12ケタの個人番号、氏名、性別、生年月日、住所、発行日、発行する自治体が書かれていました。

ちなみにマイナンバー通知カードの発行日は住民登録の4日後、簡易書留で自宅に届いたのは発行日から10日後となり、住民登録から14日後に届いたことになります。

個人番号カード交付申請書

そして、マイナンバー通知カードの下に付いている「個人番号カード交付申請書」なのですが、私の場合は全て「*」(アスタリスク)で埋まっています。個人番号カードの申請に必要な「申請書ID」も「*」ですの申請ができません。だから「個人番号カード交付申請書の送付用封筒」が入っていなかったのです。

個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行/更新申請書

これではマイナンバーの「個人番号カード」が申請できませんので役所へ行きます。この時に「マイナンバー通知カード」の他に運転免許証などの本人確認書類も持っていきます。役所の窓口で聞いてみたら「申請書ID」が記載された「個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行/更新申請書」がもらえました。これで「個人番号カード」を申請できます。

ちなみになぜ「申請書ID」などが「*」で埋まっているのか聞いてみたら「海外からの転入なので」ということでした。他の市区町村でも同じなのかな?

マイナンバーカードをオンライン申請する

マイナンバーカード(個人番号カード)の申請は、郵送だけでなく、インターネットでオンライン申請することも出来ます。私はパソコンを使ってオンライン申請をしてみました。

顔写真データを用意

パソコンを使ってオンライン申請をするには事前に顔写真を準備しておく必要があります。家族にデジカメで顔写真を撮ってもらうか、証明写真をスキャナーでパソコンへ取り込んでもらうとかして準備しておきます。

マイナンバーカード総合サイトから申請

マイナンバーカード総合サイト

申請用サイトへは、Googleなどから「個人番号カード」など検索したりして「マイナンバーカード総合サイト」へアクセスします。まずは「マイナンバーカード交付申請」をクリックします。

下へスクロール

ページを下の方へスクロールしていくと

申請方法と申請の流れ

「パソコンからの申請方法はこちら」をクリックします。

パソコンによる申請方法

続いて「オンライン申請用サイトはこちら」をクリックします。

利用規約の確認

利用規約が表示されますのでよく読んで確認しておきます。

確認を押す

利用規約を読んだら、画面下のチェックボックスにチェックを入れて、「確認」をクリックします。

メールアドレス登録

次の画面で「申請書ID」と「メール連絡用氏名」を入力します。「申請書ID」は通常は通知カードに付いている「個人番号カード交付申請書」に印字されているのですが、私の場合は「*」だけ印字されてIDがありません。

そこで、役所で発行してもらった「個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行/更新申請書」に「申請書ID」が記載されていますので、これを入力。「メール連絡用氏名」には交付申請書に記載された氏名を入力します。

メールアドレス登録

画面を下へスクロールして、「メールアドレス」と「画像認証」を入力して、「確認」をクリックします。

メールアドレス登録確認

「メールアドレス登録確認」画面になりますので入力内容を確認して「登録」をクリックします。

メールアドレス登録完了

登録したメールアドレスにメールが送信されましたので画面を閉じてメールを確認します。

メール

「個人番号カード交付申請書受付センター」から以下のようなメールが届いているはずです。メールに記載されたURLをクリックします。

顔写真登録

「顔写真登録」画面になりますのでパソコンに取り込んでおいた顔写真データをアップロードして、「確認」をクリックします。

顔写真登録

「顔写真登録確認」画面になりますので顔写真を確認して問題なければ3箇所のチェックボックスをチェックして「登録」します。

申請情報登録

「申請情報登録」画面になりますので生年月日を入力します。状況により電子証明書の発行を希望しない場合と氏名の点字表記の希望する場合は設定します。申請者のほとんどの人は電子証明書が必要だと思いますので、この部分は無視して良いでしょう。電子証明書はe-taxで確定申告をする際に必要ですのであった方が断然便利ですね。

「上記の申告内容に、誤りはありません」にチェックを入れて、「確認」をクリックします。

申請情報登録確認

「申請情報登録確認」画面になりますので登録内容に間違いがないか確認して「登録」をクリックします。

申請情報登録完了

これでオンライン申請が完了しましたので画面を閉じます。

メール

メールを確認すると「個人番号カード交付申請書受付センター」から申請受付完了のメールが届いているはずです。あとは役所から「交付通知書」が届くのを待ちます。

マイナンバーカードを受け取る

交付通知書が届いたらマイナンバーカード受取りの日時を電話またはインターネットで予約します。予約した日時に自治体が指定した交付会場へ必要書類などを持参して交付を受けます。

必要書類
  • 交付通知書(はがき)
  • 通知カード
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 住民基本台帳カード(持っている人のみ)
マイナンバーカード

マイナンバーカード

私の場合は海外へ行く直前に交付通知書が届いてマイナンバーカード交付の予約ができませんでした。4ヶ月ほどしてから日本へ帰国したら早く受け取りに来るように催促のはがきが届いておりました。催促のはがきにはマイナンバーカードの保管期限3ヶ月をありましたが、ネットで交付予約して役所へ行ったら3ヶ月過ぎてもマイナンバーカードの交付が受けられました。

一時帰国からマイナンバー通知カード、マイナンバーカードの交付までには2ヶ月は時間がかかると見ておいたほうがう良さそうですね。役所に転入届を出して2~3週間でマイナンバー通知カード、通知カードが届いたら次にマイナンバーカードを申請、申請してから3週間ほどで交付通知書が届いて、さらにマイナンバーカード交付の予約をしますので予約がすぐに取れればよいのですが混雑している場合も考えて2週間後の交付予約でも大丈夫なように余裕を持っていたほうがいいですね。私みたいに時間が都合でマイナンバーカードの交付が受けられず再び海外へ出てしまうと催促のはがきが来ていたり面倒です。

マイナンバーカード