海外の格安航空会社(LCC)も見逃せない!ベトジェットエアVJ853便 台湾・台中→ベトナム・ホーチミン

日本でも格安航空会社(LCC)の存在感は高まり消費者に受け入れられていますが、海外には更に多くの格安航空会社(LCC)があり激しい競争が繰り広げられています。今回はベトナムの格安航空会社(LCC)ベトジェットエアで台湾・台中からベトナム・ホーチミンへ移動してみます。

ベトジェットエアVJ853便 台湾・台中→ベトナム・ホーチミン

今回はベトジェットエアのVJ853便で台湾・台中からベトナム・ホーチミンへ移動します。ベトジェットエアはベトナムの格安航空会社(LCC)でホーチミンを拠点にアジア各地へ乗り入れています。台湾へはホーチミンから台北(桃園国際空港)、台中(台中国際空港)、高雄(高雄国際空港)へ便が乗り入れています。

フライト情報
航空会社:ベトジェットエア VJ853
区間:台中・台中国際空港(RMQ)15:45→ホーチミン・タンソンニャット国際空港(SGN)18:15
フライト時間:3時間半
航空券総額:71.68米ドル

なぜ台中からホーチミンへ?

今回は台中からホーチミンへの便を利用するのですが、なぜ台中から利用するのかという理由は簡単で安いのとチケットが確保しやすいからです。台北からホーチミンへの便ですと便数が多くても需要があるようで1ヶ月先でもチケットが取りにくく料金も高めに設定されていました。台中と高雄は便数は少ないのですが、需要と供給の関係で2週間前でも空いており料金も安めに設定されていました。

台中市内から空港へ

さて、台中国際空港へは「どうやって行くの?」という疑問が出てきますが、台中市内から台中国際空港までの公共交通機関はしっかり整っています。タクシーで楽に行けますけど、交通費を安く済ませるために空港までは路線バスが複数運行されており問題ありません。

302番の路線図

台中市内からですと302番のバスが一番利用価値がありそうです。統聯客運が運営しており緑色のバスというのが特徴で空港まで約1時間の道のりになります。

路線バス情報
302番
台中公園(雙十字路)→台中駅→台中国際空港

302番のバス

302番のバスは台中公園(雙十字路)から台鉄の台中駅を経由して台中国際空港まで運行されており、台中駅から空港へ行けますのでわかりやすいです。今回は台中公園(雙十字路)を11:30出発のバスに乗車です。台鉄の台中駅を経由して空港へ向かいます。途中で乗客の乗り降りがありますが混雑しておらず空港まで空いたままでした。

台中国際空港

台中国際空港に12:30到着です。1階からチェックインカウンターのある2階へ向かいます。ベトジェットエアのVJ853便は15:45出発ですので出発2時間前の13:45からチェックインが始まりますので1時間ほど待つことになりますが、実際は30分早く13:15にチェックインが始まりました。

チェックイン

チェックイン手続きはエバー航空の地上職員が対応しており、格安航空会社(LCC)のコスト削減で外注という事のようです。チェックイン手続きを終えたら預けた荷物がX線検査を通過するのを見届けます。

出国手続きへ向かいます

続いて3階の出国審査場へ向かいます。まずは手荷物のX線検査を済ませて出国審査場へ。パスポートと搭乗券を提出して、カメラ撮影と両手の人差し指の指紋をスキャナーで読み取り、13:45、出国手続きを終えます。

免税店など

あとは搭乗開始まで免税店を見物したりして過ごします。

もうじき搭乗開始になります

15:20過ぎにもうじき搭乗開始の案内があり移動開始になります。

格安航空会社に共通した座席です

15:30頃に搭乗開始。座席は3列+3列になります。乗客たちが続々と搭乗してきますの邪魔にならないように早めに座って待ちます。ベトジェットエアは格安航空会社(LCC)ですので座席は他の格安航空会社と同じ仕様で前の座席との間隔は狭めです。

いよいよ出発となりますが思ったより空いており3列+3列の座席のほとんどが2列+2列の状態で搭乗率は7割から8割のようです。これなら10日ぐらい前でも航空券が安く設定されているわけです。客層はほとんどがベトナム人と台湾人になり、欧米人は2人だけ確認できました。

今回の便は客室乗務員がお姉さん2人とイケメン兄さん2人の4人です。ベトナム語と英語での対応になり中国語はダメなようです。機内の自動案内放送はベトナム語、英語、中国語の3か国語対応です。欲を言えば中国語OKの客室乗務員もいるといいと思うのですが特に問題はなさそうです。

機内の様子

台中を出発すると機内販売が始まります。機内販売はそれほど売れている様子はなく早めに終了してしまいます。台湾・台中からベトナム・ホーチミンまで3時間半のフライト時間になり、ほとんどの乗客は一眠りのようで話し声はあまりない状態です。

フライト時間が2時間ほど経過すると2回目の機内販売が始まります。この頃になると喉が渇いたりする乗客がちらほらいるようで販売は好調のようです。

ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港

18:18、ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港に到着です。

ベトナムのノービザ入国厳しくなっている?

入国審査場へ向かいます

18:38、入国審査場に並びます。パスポートを提出しますが、入国審査官に帰りのEチケットの提示を求められてしまいます。今までEチケットの提示は一度も求められたことがなかったのですが、パスポートのカンボジアビザを見てもらい、カンボジアへ行くことを説明して入国スタンプを押してもらいます。厳格に入国審査をすればEチケットの提示は当然ですが、今回はカンボジアビザに助けられたようです。

ターンテーブルで荷物回収

入国したらターンテーブルで受託手荷物を回収、税関のX線検査を終えて到着ロビーへ出ます。

到着ロビーではATMで現金を引き出します。シティバンクのATMがありましたので上限の2000000ドンを引き出しておきます。ATM利用手数料は60000ドンになります。日本円だと300円ぐらいの手数料なのですが、ベトナムではこの金額は結構大きいです。ベトナムの名物麺料理のフォーがうまく行けば2杯食べられます。ちなみにシティバンクのATMは外国語は英語以外に中国語、日本語に対応していました。

ホーチミン市内へは109番バス

109番バス

19:10、到着ロビーから外へ出て右斜め前方に停車している黄色のバスを目指します。タンソンニャット国際空港からホーチミン市内へは複数の路線バスが出ておりますが一番使えそうなのが109番のバスです。ホーチミン市内まで20000ドンでバス乗り場のチケット売場でチケットを購入します。行き先を聞かれたので「ベンタイン」と答えておきます。

109番バス

この黄色の109番バスはタンソンニャット国際空港からベンタインバスターミナルを経由して9月23日公園バスターミナルへ向かいます。ちょうどベンタイン市場と9月23日公園はバックパッカーなどの旅行者たちの安宿が集まるデタム通りやファングラーオ通りが徒歩圏内になります。

109番バスは降車口付近に荷物置き場があります

19:15に109番バスが発車します。乗客は地元民、欧米人で座席がすべて埋まり利用客はそこそこいるようです。ちょうど帰宅ラッシュの時間帯に重なっており渋滞の中をゆっくりと進みます。20:00ぐらいにベンタインバスターミナルに到着です。所要時間45分ほどになります。

これで、台湾・台中からベトナム・ホーチミンまでの移動ルートが確立しました。台中とホーチミンの両方の空港と市内への移動手段は路線バスで安く済みまし、空路はベトジェットエアでも問題なく台湾からベトナムへ移動できました。