白川郷・五箇山旅行記②世界遺産 五箇山合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

白川郷から加越能バスの世界遺産バスで五箇山の菅沼集落と相倉集落を訪れます。2日間有効の五箇山・白川郷フリーきっぷ3500円で五箇山、城端、高岡まで足を延ばします。

世界遺産 五箇山の菅沼合掌造り集落

五箇山・白川郷フリーきっぷ

五箇山・白川郷フリーきっぷ

昨日、白川郷バスターミナルで購入しておいた2日間有効の五箇山・白川郷フリーきっぷ3500円を使い白川郷のある岐阜県白川村から隣の富山県南砺市にある五箇山の菅沼集落と相倉集落へ向かいます。五箇山の菅沼集落と相倉集落も合掌造り集落として世界遺産に登録されています。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

白川郷バスターミナルを07:00に出発する朝一番の世界遺産バスに役場前のバス停「鳩ヶ谷」から乗車、07:31菅沼に到着です。次の世界遺産バスは09:46出発ですので2時間ほど菅沼集落の観光ができます。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

まずは国道沿いの展望台から世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落を見ます。展望台からは菅沼集落が一望できます。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

展望台から世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落は近いので建物がはっきり見えます。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落にやってきました。まだ朝早いので観光客はおりません。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産に登録されている菅沼集落ですがほとんどの合掌造りには住民の人たちが今も住んでいます。合掌造りは世界遺産でもあり個人の住宅でもあるのです。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

五箇山菅沼集落は茅葺切妻合掌造りの建物が9棟ある合掌造り集落です。合掌造りは礎石の上に大角柱を建て、桁や梁を渡し、その上に丸太の合掌を組み上げ茅葺として、内部を2階、3階の構造にしています。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

冬季の積雪に耐えるよう建てられていますので、柱や梁には太い材木が使用され急勾配の大きな屋根は重い積雪に耐え、建物内部は何層にも分けられ養蚕に利用されるように工夫されていました。菅沼集落に残る合掌造りの建物は江戸時代の天保年間(1830~1840)以前から大正14年までに建てられたものになります。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

菅沼集落は展望台と集落を30分もあれば見られます。集落にある五箇山民俗館(210円)、塩硝の館(210円)を見学する場合は共通券300円がお得で集落と資料館合わせて見学時間1時間ほどで十分かと思われます。

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

世界遺産 五箇山・菅沼合掌造り集落

朝の時間帯ですので観光客はほとんどおらず静かな五箇山・菅沼合掌造り集落を見てバス停へ戻ります。

世界遺産 五箇山の相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

菅沼から加越能バスの09:46発、世界遺産バスに乗車します。10:00、相倉口に到着。次のバスは12:30なので2時間半ほど相倉集落で観光になります。相倉口から5分ほど歩くと相倉集落に到着です

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

まずは展望台から相倉集落の全景を見ます。

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

五箇山は庄川上流と支流の利賀川の深い谷間に点在する70の集落(平村、上平村、利賀村)の総称で相倉は五箇山の集落の一つです。五箇山には古くから人が住んでいましたが史料に登場するのは15世紀末の浄土真宗が加賀に広まった頃になります。天文21年(1552)10月27日付の五箇山十日講文書によれば、集落のほとんどが記されており、その中に相倉道場(相念寺)の坊守図書了歓の名も記されています。

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

相倉集落は白川郷、菅沼、相倉の合掌造り集落の中で最も北の庄川左岸段丘に位置しており、相倉集落背後の雪持林を含む18haが世界遺産に登録されています。集落には相倉民俗館、相倉伝統産業館があり、それぞれ入館料200円、共通券350円になります。

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

こちらは相倉集落にある地主神社です。神社の歴史は説明がありませんのでわかりませんが大正の元号が見えますので100年以上の歴史はあります。

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

相倉集落ではほとんど見かけることのなくなった円筒型の郵便ポストが現役です。

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

相倉集落は1時間半ほどあれば展望台、相倉民俗館、相倉伝統産業館まで見て回れます。

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落

お昼近くになりますが白川郷と比べると観光客は少なく静かです。世界遺産 五箇山・相倉集落は穴場のような観光地でした。

バス停の待合室も合掌造り

バス停の待合室も合掌造り

相倉口に戻ってきました。バス停の待合室も合掌造りでしょうか?これで白川郷、五箇山の菅沼、相倉の3箇所の世界遺産を見ましたが、まだ昼過ぎで白川郷へ戻るには時間が早すぎます。そこで南砺市の城端まで足を伸ばしてみます。

城端別院善徳寺

城端駅

城端駅

12:30発、相倉口から加越能バスの世界遺産バスに乗車、13:00城端駅に到着します。

善徳寺山門

善徳寺山門

善徳寺にやってきました。真宗大谷派の別院になり、その歴史は古く1471年(文明3年)8代門首蓮如により道場が創建されたことに始まり、1501年(文亀元年)9代門首実如より寺号善徳寺が免許されます。1585年(天正13年)越中三郡が前田家の領地になると一向宗徒に対する懐柔策として寺屋敷が安堵され加賀藩における越中での国法・寺法の頭寺として繁栄して、1849年(嘉永2年)には加賀藩第13代藩主 前田斉泰の9男 亮麿(亮麻呂)が2歳で第16世住職達亮となりますが4歳で亡くなっています。

善徳寺本堂

善徳寺本堂

加賀藩前田家の庇護がありましたので立派な本堂です。本堂の裏手には大納言の間があり、加賀藩第2代藩主前田利長が鷹狩の際に宿泊していたそうです。

善徳寺の後は近くのAコープで夕食の買い出しをして城端駅に戻ります。14:15発、白川郷行き世界遺産バスに乗車して白川郷へ戻ります。

富山の地酒「成政」

富山の地酒「成政」

富山の地酒「成政」

夕食を食べて富山の地酒「成政」で晩酌です。越中は織田信長の家臣 佐々成政が治めていましたから、地酒の銘柄にもなっています。

成政純米300ml アルコール度数14~15% 精米歩合60% 540円

スッキリした味わいで真夏には冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むのが一番です。

明日は白川郷から富山県高岡市まで足を伸ばしてみます。

世界遺産 五箇山・相倉合掌造り集落