青森から函館へ!青函フェリーで津軽海峡を渡る

車輛乗船口からフェリー乗船です

北海道新幹線が開業して青森から函館へ行くのに便利になりましたが、切符代が高く、運行本数も少ないなど色々と不満が出ているようですが、そこで注目されているのが青森~函館を結ぶフェリーです。時間はかかりますが運賃が安い、のんびりした船旅が楽しめる、横になって眠れる、シャワーが使えるなど新幹線とは違った旅が楽しめます。今回は青森ー函館の往復で、まずは往路、青森からフェリーで津軽海峡を渡り函館へ向かう様子。そして、復路は深夜に函館から青森へ向かうフェリーを紹介していきます。

往路:青函フェリー 青森→函館

青森港フェリーターミナルへ

朝食

朝食

まずはホテルの朝食を食べに行きます。ビュッフェ式の朝食でハンバーグ、肉団子などとご飯山盛りで頂きます。朝からしっかり食べて本州から北海道へ移動です。


09:30、青森駅近くのホテルをチェックアウトして青森港フェリーターミナルへ向かいます。場所は青森駅から海沿いに西へ歩いたところになり、昨日、三内丸山遺跡へ行く際に乗車したバス「ねぶたん号」で確認済みです。ちょうど津軽海峡フェリーターミナルから300mほど離れた場所で隣の埠頭ですね。

青森駅前のバス停から「ねぶたん号」に乗車すれば楽なのですが、今回は急ぐ旅ではありませんので歩いて行きます。

青函フェリーで青森から函館へ

青森港フェリーターミナル

青森港フェリーターミナル

10:10、青森港フェリーターミナルに到着します。

青森港フェリーターミナル

青森港フェリーターミナル

青森港フェリーターミナルが青函フェリーの窓口になり、ここで乗船券の購入です。まず乗船申込書に住所、氏名など記入して窓口へ行きます。青森-函館の運賃は2000円ですが、今回は復路が一割引になる往復乗船券で購入します。

乗船券情報

往路:7月18日 7便 青森11:35→函館15:25
運賃2000円

復路:7月19日 16便 函館23:30→青森03:20
運賃1800円

往路の乗船券

往路の乗船券

こちらは往路の乗船券とピンク色のが復路の乗船券引換券になります。乗船券引換券は函館港の窓口で乗船券に引き換えます。

下船券

下船券

乗船券にはもう一枚下船時に回収される下船券が付いています。フェリーですので海に落ちたりとかの可能性を考えて乗船時と下船時の人数確認で下船券がついているのですね。

青森港フェリーターミナル待合室

青森港フェリーターミナル待合室

11:15から乗船開始ですので2階の待合室で待ちます。待合い室は結構広めで自販機は6台設置されています。待合室は私を含めて4人だけ少ないですが、カーフェリーですのでトラック、乗用車、バイクも乗せますのでドライバーさんたちも入れるともう少し増えるでしょうか?

はやぶさ

はやぶさ

待合室からは青函フェリーのはやぶさが見えます。クロネコのトラックが見えますので函館へ行くのでしょうね。

はこだて公共交通楽旅まっぷ

はこだて公共交通楽旅まっぷ

待合室で「はこだて公共交通楽旅まっぷ」を見つけます。観光案内所とかで無料配布している観光マップですね。

はこだて公共交通楽旅まっぷ

はこだて公共交通楽旅まっぷ

函館の市電、バス、ロープウェイの路線や運行時間などがわかりますので函館観光で行く場合にはちょうどいいですので1部もらっておきます。

津軽海峡フェリーと青函フェリーの違い

この青森港からは津軽海峡フェリー青函フェリーの2つが青森-函館の航路を運行しています。

津軽海峡フェリーの特徴

  • ボーディングブリッジ対応。
  • 船体が大きいので海が時化た時に揺れが少ない(7000~8000トン級)
  • 船内にドッグルームやキッズルームがある。
  • ターミナルに売店や食堂がある。
  • 青森フェリーターミナルから青森駅へ行く「ねぶたん号」のバス停が近くにある。
  • 函館フェリーターミナルから函館駅までバスが運行されている。

観光客向け設備が整っているのが特徴です。

青函フェリーの特徴

  • 運賃が安い
  • 船体小さい(2000~2900トン級)
  • トラック野郎が多い?

売店とか観光客向けの設備はないので、その分で運賃が安くなっています。

津軽海峡フェリーと青函フェリーには以上のような違いがあります。

青森港の時刻表

青森港の時刻表

青森-函館の航路は24時間運行というのが最大の特徴です。青森港の時刻表を見るとわかるのですが深夜2時台、早朝4時、5時台にもフェリーが運行されているのです。青森-函館の所要時間が約4時間ですので、深夜に乗船して仮眠を取りながら早朝に函館到着というのも可能です。

青函フェリー「はやぶさ」

青函フェリー「はやぶさ」

11:05、フェリー乗り場へ向かいます。今回乗船するのは青函フェリーで一番新しい船の「はやぶさ」(2949トン)です。乗船する前にまずは埠頭から撮影しておきます。

津軽海峡フェリー「ブルーマーメイド」

津軽海峡フェリー「ブルーマーメイド」

ちょうど津軽海峡フェリーの「ブルーマーメイド」(8820トン)が青森港に入港してきました。

青函フェリー「はやぶさ」に乗船

車輛乗船口からフェリー乗船です

車輛乗船口からフェリー乗船です

青函フェリーの最新鋭船、2014年3月就航の「はやぶさ」に乗船します。

車輛乗船口からフェリー乗船です

車輛乗船口からフェリー乗船です

カーフェリーですのでトラックや乗用車の積み込みが始まっているので注意しながら入口の階段へ向かいます。

船室は2等室の大部屋

船室は2等室の大部屋

船室は2等室になります。大部屋になっており昼寝するにはちょうどいいですね。

船内探検に出かけます

船内探検に出かけます

まずは船内探検へ出かけます。

2等椅子席

2等椅子席

椅子席もあります。

軽食カウンターコーナー

軽食カウンターコーナー

給湯・冷水器や電子レンジのある軽食カウンターコーナーがあります。

津軽海峡フェリーの「ブルーマーメイド」

津軽海峡フェリーの「ブルーマーメイド」

隣の埠頭では先程入港してきた津軽海峡フェリーの「ブルーマーメイド」が係留中です。

津軽海峡を渡ります

津軽海峡を渡ります

11:35、定刻通り青森港を出港します。函館港まで3時50分の船旅になります。陸奥湾の抜けて14:00過ぎに津軽海峡へ入ります。

陸奥湾から津軽海峡に出ると船体が揺れ始めます。天気は晴れで穏やかなのですが津軽海峡の潮の流れの激しさ船体が揺れているのです。夏の穏やかな天気でも船体が揺れますから、冬の津軽海峡では相当な揺れになるのが想像できます。

北海道函館到着

函館港青函フェリーターミナルに到着

函館港青函フェリーターミナルに到着

定刻通り15:25に函館港青函フェリーターミナルに到着しました。先にトラックや乗用車が下船してから、バイク、自転車、徒歩の乗客が下船となります。15:35、ようやく下船です。下船券が回収されて下船します。青森から函館まで3時間50分の船旅でした。

函館港青函フェリーターミナル

函館港青函フェリーターミナル

函館の天気は曇り、これでは函館山からの夜景は無理そうです。今日は予約しているホテルへ行って終わりですね。まずは徒歩で函館駅へ向かいます。国道に出て南へ50分ほど歩いていきます。

函館駅

函館駅

16:20、函館駅に到着です。ここが北海道の玄関口になる駅です。函館駅から金森赤レンガ倉庫を抜けて北島三郎記念館の方へ歩いていきます。

函館ベイエリアのシェア ホテルズHakoBA函館

シェア ホテルズHakoBA函館 (The Share Hotels HakoBA Hakodate)

シェア ホテルズHakoBA函館 (The Share Hotels HakoBA Hakodate)

函館駅から20分ほど歩いて、Booking.comで予約しておいたシェア ホテルズHakoBA函館 (The Share Hotels HakoBA Hakodate)に到着です。このシェア ホテルズHakoBA函館 (The Share Hotels HakoBA Hakodate)は銀行と美術館だった建物をホテルに改築して2017年5月26日にオープンしたばかりということです。

銀行と美術館だった建物ですから外観の雰囲気からして「ここ本当にホテル?」と思ってしまいますがしっかり看板が出ています。

シェア ホテルズHakoBA函館 (The Share Hotels HakoBA Hakodate)

北海道・函館 ベイエリアの築85年の旧銀行をリノベーションしたホテル「シェア ホテルズHakoBA函館 (The Share Hotels HakoBA Hakodate)」

2017年8月12日
24人ドミトリー

24人ドミトリー

今回の部屋はセールで1泊1960円の24人ドミトリーです。

ベッド

ベッド

ベッドの雰囲気は船室をイメージしているようで読書灯は船舶用の照明器具が使われています。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 420円
宿泊費 1960円
交通費 3800円 青函フェリー
青森→函館
函館→青森
合計 6180円

復路:青函フェリー 函館→青森

青函フェリー函館ターミナル

函館駅

函館駅

20:20、1日だけの函館観光を終えて函館駅にやってきました。ここから青函フェリーまでは徒歩になります。バスでも近くまで行けるのですが既に最終バスは出てしまっています。

五稜郭

函館観光~1日で何箇所の観光地を見られるか?

2017年9月18日
青函フェリー函館ターミナル

青函フェリー函館ターミナル

21:05、青函フェリー函館ターミナルにやってきました。

復路:7月19日 3号はやぶさ 16便 函館23:30→青森03:20 運賃1800円
往復割引で復路は1800円になります。青森で料金は支払い済みなので乗船申込書と引換券を窓口に出して乗船券をもらいます。

待合室には数人の乗客いますが、どうやら長距離のトラックドライバーさんのようです。深夜便ですのでトラックが多くなるようです。

ダイヤモンド・プリンセス

ダイヤモンド・プリンセス

隣の埠頭にはプリンセス・クルーズのダイヤモンド・プリンセスが停泊しています。函館港にはクルーズ船も入港するのですね。乗船開始まで2時間ほど時間がありますので、今のうちに夜食で購入しておいたパンを食べておきます。

トラックなどの積載から始まります

トラックなどの積載から始まります

23:00過ぎになると、乗用車やトラックの積み込みが始まります。

3号はやぶさ

3号はやぶさ

23:15、フェリーへ向かいます。今回のフェリーは「3号はやぶさ」になります。

2等船室

2等船室

客室は大部屋になり深夜帯ですので利用客はトラックドライバーさんがメインで、北海道ツーリングの帰りなのかライダーさんが2人、徒歩の乗客は私含めて3人のようです。

自販機コーナー

自販機コーナー

船内探検ですが、まずは自販機コーナーです。清涼飲料水、コーヒーとカップめんの自販機が2台あります。トラックドライバーさんがメインの利用客ですのでアルコール類の販売はありません。

電子レンジ、給湯器、冷水機

電子レンジ、給湯器、冷水機

こちらは電子レンジ、給湯器、冷水機です。

テレビコーナー

テレビコーナー

こちらはテレビコーナー。座席の客室もありますが既に人がいるので撮影自粛です。定刻通り23:30に函館港を出港します。03:20に青森港到着予定です。3時間半ほど眠れそうです。

青森港到着

青森港到着

03:20、青森港に到着です。先にトラックが降りてバイク、徒歩の乗客は最後に下船になります。下船時に下船券が回収されます。こんな深夜なのですが港にはタクシーが客待ちしていましたが、誰も利用しないのでどこかへ消えていきました。

青森駅西口

青森駅西口

青函フェリーの青森港フェリーターミナルから青森駅まで徒歩で移動します。既にこの時間で空は明るくなり始めており移動は比較的楽です。冬だと寒さでまず徒歩は無理ですね。30分ほど歩いて、青森駅西口に到着します。青森駅は05:20に開きますのでまだ閉まったままです。それに青森駅西口は裏口ですから、青森の中心街で駅ビル、ロータリー、観光案内所のある表の東口へ移動します。

跨線橋

跨線橋

青森駅西口は裏口で何もありませんので青森駅の南側にある跨線橋を渡り、青森の中心街にある青森駅東口へ向かいます。

青森駅東口

青森駅東口

04:10、青森駅東口に到着です。駅がオープンするのは05:20ですのでそれまで外で待ちます。

以上のように、青森-函館を青函フェリーで往復してみました。深夜便を上手く使えば、朝には青森に到着できたりできますので津軽海峡24時間運行というのはかなり使えそうな気がします。

車輛乗船口からフェリー乗船です