香港の安宿が集まる場所といえば世界中からバックパッカーが集まる重慶大厦(チョンキンマンション)でしょう。沢木耕太郎の深夜特急の世界が広がっています。今回は重慶大厦(チョンキンマンション)に集まるゲストハウスの中から「パリ ゲスト ハウス(Paris Guest House)」に宿泊しましたので紹介したいと思います。
アクセスなど
MTR尖沙咀駅のE出口やN5出口が最寄りの出口になります。E出口から出ればほぼ目の前に重慶大厦(チョンキンマンション)が見えます。
重慶大厦(チョンキンマンション)の周辺や入口ではゲストハウスの客引きが多数おります。客引きはアフリカ、中東、インドなどの人たちです。島国育ちで海外初めての日本人だとビビってしまいますが、はっきり予約していることを言えば客引きのお兄さんたちは大抵離れていきます。上級者になると客引きのお兄さんたちに連れられてゲストハウスへ行ったりもします。
ロケーションなど
パリ ゲスト ハウス(Paris Guest House)
住所:Flat D2, 10/F, Block D, Chungking Mansion, 40 Nathan Road, Tsim Sha Tsui, Hong Kong
GPS座標:N 022° 17.780, E 114° 10.363
設備
重慶大厦は雑居ビルになっておりA座からE座までの5棟に分かれています。1階、2階がショッピングセンターになっており携帯電話屋からレストランまで多くの店が入っており、1階に両替商が多く入っているのが特徴です。ゲストハウスは上の方の階に入っておりA座からE座まで各棟にエレベータがあり、奇数階用、偶数階用の2台のエレベータが設置されています。
今回、私がBooking.comで予約したパリ ゲスト ハウス(Paris Guest House)はD座の10階にありますのD座のエレベータで向かいます。D座のエレベータは比較的空いているのですが昔からゲストハウスの多いA座、B座は常に混雑しており客引きも多いので出来れば避けておきたいですね。
10階に着くと色々な宿の案内が出ています。でも、よく見るとレセプションは共通で運営元も同一のようです。同じ運営者が複数の宿を経営しているようですね。同じフロアで複数のホテル名を使うより1つにまとめた方がいいと思いますけど、これは複数の名前で営業しておけば1軒評判が悪くなっても他で穴埋めできるからでしょうか?そして、評判の悪いホテルだけ名前だけ変えて営業を続けるのでしょう。
案内の通りにそのまま奥へ進みます。
入口のドアは鍵がかかっているのでインターホン押すなり他の宿泊客と一緒に入ります。
今回の部屋は1泊76香港ドル(1080円)の6人ドミトリーです。重慶大厦のゲストハウスですので部屋は狭いです。年代物のエアコンでとりあえず外よりは涼しくなっています。鍵無しのドミトリーですので誰でも出入り自由でセキュリティは無いに等しいです。
ベッドは寝るだけの設備で読書灯やコンセントは付いておりません。今回は上段のベッドだったのですが天井が低いのですぐ頭をぶつけていました。おまけに上段のベッドはエアコンの冷気が来ないので少し暑いです。
ドミトリーには珍しく冷蔵庫、テレビ、貴重品BOXが付いています。
テレビはチャンネル数は少ないですが見られます。
部屋にトイレ兼シャワーが付いておりますがドアの鍵はありません。トイレはトイレットペーパー備え付けで水の流れは問題ないです。
シャワーは水温、水圧ともに問題ありませんが使う気にはなれず、シャワーは使いませんでした。
Wi-Fiは部屋でも使用可能ですが電波はかなり弱めです。速度は香港のサーバで速度測定をすると下り13.3Mbps、上り3.5Mbps出ており、そこそこの速度は出ているようです。
日本のサーバで速度測定すると下り8.1Mbps、上り3.7Mbps出ており少し速度が低下しています。
良い点
- バックパッカーの聖地「重慶大厦」にある。
- 立地が良い。
バックパッカーの聖地として知られる重慶大厦にあるゲストハウスです。沢木耕太郎の深夜特急の世界が目の前に広がっています。香港のド真中にありますので立地だけは非常に良いです。
悪い点
- ベッドに読書灯、コンセントが無い。
- セキュリティは無いに等しい。
ベッドに読書灯、コンセントが無いので寝るだけの環境です。部屋の鍵はありませんので誰でも出入り自由でセキュリティは無いに等しい状態です。
総合的には話のネタに1泊だけなら良いでしょう。バックパッカーの聖地・重慶大厦に泊まったという実績だけ作れればそれで十分です。設備とかは問題外ですので諦めましょう。