ネパールは世界の屋根ヒマラヤ山脈の麓にある国です。初めてネパール旅行へ行くことになり首都カトマンズからリゾート地ポカラ、仏陀生誕地である世界遺産ルンビニの3箇所を回ります。8月に大阪のネパール名誉総領事館でビザを取得して準備を進め12月にマレーシアからネパールへ入国します。ネパールのガイドブックは日本人定番の「地球の歩き方」ではなく英語の「ロンリープラネット」を出発前日に電子書籍でダウンロード購入という準備不足ですが行き当たりばったりでも何とかなります。
空港バスでクアラルンプール国際空港へ
、ホステルをチェックアウトしてスターシャトルのバスに乗り場へ向かいます。まだ夜が明けていない早朝の時間帯ですので5分ほど歩いてバス乗り場に到着です。昼間だとプドゥセントラル前の交差点で5分ぐらい信号待ちで足止めになるので、昼間の交通量の凄さがよくわかります。
ショッピングモールのMydinの前がバス停(Puduraya)になっており、その一角に空港バスの乗り場があります。スターシャトル(Star Shuttle)の表示があり近くに机に座った係員さんがいますので購入します。
空港バスのバス停表示はありませんが、大きな荷物を持った人達もいるので遠くからでも何となく分かります。バスの到着までベンチに座って待ちます。
クアラルンプール国際空港(KLIA2)までの料金は12リンギット(333円)です。45分間隔でほぼ24時間運行です。チケットは03:15発になっていますが実際に乗車するのは06:15発のバスです。一応シートナンバーが表示されていますが実際は自由席の早い者勝ちです。
、バスの出発時刻ですがまだ来ていません。多少遅れることは折り込み済みですので慌てずに待ちます。少し遅れてバスが到着、荷物を預けて乗車します。
、クアラルンプール国際空港行きバスが出発します。早朝の時間帯ですので乗客は少なめの10人でした。
、クアラルンプール国際空港(KLIA2)に到着します。朝の時間帯でもバス乗り場には多くのバスが停車しており人も多いです。
金正男が襲撃されたチェックイン機でチェックイン
バス乗り場は1階にありますので、まずは到着フロアの2階へ上がり案内に従って歩いてきます。空港内はショッピングモールのようになっておりユニクロやH&Mがテナントとして入っています。
途中で出発ロビーのある3階へ上がります。10分ほど歩いて出発ロビーに到着です。
これからエアアジアでネパールの首都カトマンズまで移動します。
- 航空機情報
エアアジアX
D7192 クアラルンプール(KUL)→カトマンズ(KTM)
飛行時間:4時間25分料金内訳 項目 金額 運賃 14302円 klia2利用料 84円 乗客サービス手数料 1394円 GST 84円 受託手荷物 20kg 2481円 カード手数料 335円 合計 18680円
今回は航空会社コードがD7なのでエアアジアでも正確にはグループ会社のエアアジアXになります。クアラルンプール→カトマンズの航空券は受託手荷物 20kgを入れた総額で18680円になります。
まずはチェックイン機でチェックインしますが、今回は金正男暗殺事件の現場になったチェックイン機を使用します。ちょうど右端のチェックイン機の前で金正男がVXで襲撃されました。
チェックインをしたら、次は受託手荷物を預けます。チェックインカウンターへ行きバックパックを受託手荷物として預けます。
、続いて出国手続きになります。出国手続きはマレーシアの場合は出国カードがありませんのでパスポートだけでOKです。指紋採取のスキャナーがありましたが使っておらず、すぐにスタンプを押されて出国手続き完了です。
最後に手荷物検査がありますが、クアラルンプール国際空港(KLIA2)は2回手荷物検査があります。ここは1回目の手荷物検査で手荷物をX線検査機に通すだけで、財布とか持ったまま金属探知機を通っても何もいわれませんでした。出国手続き、セキュリティチェックは3分ほどで済みました。
次に出発ゲートへ向かいます。外の駐機場にはエアアジアの航空機が並んでいます。クアラルンプール国際空港はメインターミナルのKLIAとLCC専用のKLIA2に分かれており、LCC専用のKLIA2への発着便の9割以上がエアアジアなのでエアアジア専用ターミナルといっても良いくらいです。
トランジットの旅行客も多いので広い空港には免税店や飲食店がテナントとして多数入っています。
マクドナルドなどの飲食店も多くあります。
もちろんATMもありますのでトランジット客でも現金の引き出しにも困りません。
2回目のセキュリティチェックです。ここではしっかりと手荷物検査をしており金属探知機が鳴ればやり直しでちゃんとした空港でのセキュリティチェックです。
ネパール・カトマンズ行きエアアジアX 192便はP6ゲートからということですのでゲートへ向かいます。搭乗ゲートはP6ゲートですがまだ開いておらず待合室へも入れません。
、ゲートがオープンしてようやく待合室へ入れるようになります。混雑しているので20分ほど待って待合室へ入ります。
エアアジアでマレーシア・クアラルンプール→ネパール・カトマンズ
搭乗券とパスポートの確認がありますが流れ作業で写真を見ておらず搭乗券の半券を回収しているだけのようです。セキュリティは緩いようです。
外にはネパール・カトマンズ行きのD7192便が駐機しています。機材はAIRBUS A330-300になります。
、搭乗開始になります。ゆっくり後から列に並んで機内へ移動します。
、ようやく機内です。
シートは3列+3列+3列になっており今回の座席は真ん中です。ヒマラヤ山脈など外の景色が見えないつまらない席です。唯一の救いはドアに近いので降りるのが便利なことぐらいです。
、ドアが閉まりました。誘導路での移動がかなり時間がかかっており、11:45、ようやく離陸です。離陸後すぐにネパールの入国カードが配られましたので記入しておきます。
クアラルンプールからカトマンズまでのフライト時間は4時間25分、13:30到着予定になります。4時間以上も外の景色が見えない席はかなりつまらないです。これでしたら料金払って窓際のシートを選んでおいた方が良かったかもしれません。フライトの間は機内の照明が落とされた状態でしたのでほとんどの乗客は昼寝しており騒がしくなくエンジン音が響いていただけでした。この時間を利用して電子書籍でダウンロード購入しておいたロンリープラネットで情報収集です。
日本とネパールの時差は3時間15分です。日本(GMT+9:00)、マレーシア(GMT+7:00)、ネパール(GMT+5:45)というような時間関係になります。
カトマンズ上空まで来ましたが上空待機で何度も旋回しています。カトマンズのトリブバン国際空港(KTM)は滑走路が1本しかないので発着便の渋滞が発生して上空で待機する便が多発しています。
ネパール・カトマンズ到着
、55分遅れでトリブバン国際空港に到着です。タラップを降りるとマレーシアと違いかなり涼しいです。トリブバン国際空港は標高1300mの高地にありますので涼しいのも当たり前です。
そのまま歩いて到着ターミナルに入りイミグレーションへ向かいます。
ここがイミグレーションになりアライバルビザの申請と入国手続を行います。ネパールのビザは空港到着時にも取得できます。イミグレーションの前にオンライン申請する端末があり、ここで必要事項を入力して脇にある銀行窓口でビザ代を支払います。ネパールルピー、ドル、円のいづれもOK。銀行の隣には両替所もあります。入国カードを記入してビザ代のレシートと一緒にアライバルビザの入国窓口に並びビザと入国スタンプをもらいます。
カウンターでは入国カードを記入している人たちがおります。
アライバルビザのオンライン申請する端末です。
こちらがビザの料金表です。ネパールの観光ビザは出入国回数に制限のないマルチビザのみですので旅行途中にインドに行ってネパールに帰ってくる人にはちょうどいいです。
ビザ種類 | 日数 | 料金 |
---|---|---|
トランジットビザ | 1日 | 5ドル |
観光ビザ(マルチ) | 15日 | 25ドル |
30日 | 40ドル | |
90日 | 100ドル |
こちらが銀行でここでビザ代を支払います。
銀行の隣には両替所もあります。
こちらが両替所の為替レートです。
1ドル→101.4ルピー
100円→89.8ルピー
同じ日のネパール中央銀行の為替ルートと比較してみると中央銀行のレートから1%引いた数値が両替所のレートに近い数値になります。
1ドル→102.85ルピー
100円→91.6ルピー
イミグレーションはビザありとアライバルビザ申請者で入国手続の窓口が違います。今回はアライバルビザ申請者は左側1番から12番の窓口、ビザありの外国人は13番から22番の窓口での入国手続きでした。
入国を終えたら下の階へ降ります。下の階では手荷物のX線検査があります。
、手荷物検査の後にターンテーブルで荷物が出てくるのを待ちます。ネパールのトリブバン国際空港はこの荷物が出てくる時間が遅くかなり待たされ乗客が滞留しています。事前にビザを取得して入国がスムーズでも荷物が出てくるのが遅いのでは、時間の掛かるアライバルビザ申請者と大して差がありません。
荷物が出てくるまでにトイレへ行っておくこともできます。ターンテーブルのあるフロアの一角にトイレがあります。
、ようやく荷物受け取り税関へ向かいます。税関検査といってもパスポートと航空券の確認のみです。航空券と荷物タグの確認がありますので捨てずに空港を出るまで持っているのがよいようです。
税関を出るとツーリストインフォメーションや両替所があります。
両替所はかなり混雑しており誰も並んでおりません。急いでいなければ気長に空くのを待ちましょう。それか、到着出口を出て出発入口へ向かう途中にもATMと両替所がありますのでそちらへ行くのもアリです。
両替所のレートは微妙にイミグレーションにあった両替所の方が良いです。
1ドル→100.4ルピー
100円→89.2ルピー
とりあえず、空港からカトマンズの外国人旅行客が集まるタメル地区までのタクシーを両替しておきます。
空港の外に出ると目の前にタクシーのドライバーさんたちが大勢待ちかまえています。空港出口の所にタクシーの窓口がありますのでタメルまでのチケットを購入します。タメルまでは700ルピー(774円)です。
隣にはSIMカードの販売店もあります。
こちらがタクシーのチケットでタメル地区まで700ルピーです。空港の外から路線バスに乗車すれば15ルピーでタメル地区の近くに行けますが、私はネパール初めてですので今回はタクシーです。
チケットを購入するとタクシー乗り場に案内されてタクシーに乗車。
助手席に座っているのは現地の旅行会社の人で日本語ペラペラでトレッキングを頻りに売り込んできます。私はこの人とは一切面識もないのですが勝手にタクシーに同乗してきて営業トークです。カモに見えたのでしょうが見込み違いで私はヒマラヤトレッキングには行きません。空港タクシーと言えどもネパールは油断できないようです。
外国人旅行客が多いタメル地区へ
タメル地区のGarden of Dreamsで降ろしてもらいます。タメルまで来たら歩いて予約している宿へ向かいます。タメルは外国人旅行客が集まる地域で土産物屋、レストランが狭い通りにひしめき合っています。外国人が集まる人気の地区ですが道路状況はかなり悪いです。舗装がはがれ土埃が舞っており、カトマンズでも人気の観光地といってもインフラ整備はかなり遅れています。
ネパール最初の宿はタメルから少しはずれた所にあるHotel Pomelo Houseです。いつものBooing.comで予約しており部屋は1泊520ルピー(5ドル/558円)のドミトリーになります。
夕食を食べに出かけます。12月に入り日暮れが早くすぐに夜になります。ネパール料理のレストランへ入りモモ 150ルピー(165円)とチャーハン 150ルピー(165円)を注文します。ここの店主が日本語が話せ、少し話をすると岐阜と愛知で働いていたとか。
モモは蒸し餃子に近くネパール料理とチベット料理の定番料理です。ネパールらしくカレーソースが付いています。
チャーハンは米が全く粘りけのない品種なので米粒が1粒1粒でくっついておらず、今までに食べたチャーハンとは全く別物でした。同じ長粒種の米を使ったベトナムやタイのチャーハンとも違いかなりの美味です。
宿に戻りネパール旅行1日目は何とか無事に終了です。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 300ルピー | – |
交通費 | 700ルピー | タクシー 空港→タメル地区 |
合計 | 1000ルピー | – |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
交通費 | 12リンギット | 空港バス |
合計 | 12リンギット | – |