昼間からモンゴルビール
遅めの朝食で24時間営業の食堂でцуйван(ツォイワン)5700トゥグルグ(285円)を食べます。цуйван(ツォイワン)は中華料理の炒麺が原型のモンゴル焼きそばとも呼べる料理なのですが、実際は焼きうどんのようで蒸しうどんのような料理です。麺は焼きそばよりうどんに近い感じで少し塩味がきいていました。日本の油そばをあっさりした感じに近いかな?
食後はノミンデパートのスーパーマーケットでビールを購入します。昨日は毎月1日のアルコール販売禁止日でしたので今日は昼間からビールです。ラベルにスフバートルがデザインされたНийслэл(ニースレル) 500ml アルコール度数5% 1670トゥグルグ(84円)でモンゴルの定番ビールです。
今回はラベルが少し変わっておりスフバートル像が大きくデザインされています。午前中からビールを飲めるなんて旅行者の特権ですね。昨日は毎月1日の酒類販売禁止日でしたので禁酒でしたが今日は自由に飲酒できます。日本では大阪の西成警察署周辺は365日24時間、無制限で飲酒が認められていますので日本の方が規制は緩いですね。
夕食はいつものモンゴル料理の食堂へ。店員のお姉さんたちは「また来たよ。」というような感じで応対です。どうやら覚えられてしまったようです。スープ料理のЯДАРГАА ШӨЛ 4800トゥグルグ(240円)を食べます。ЯДАРГАА ШӨЛは肋骨付きの羊肉、ワンタンの皮、ネギ、ニンニクが入ったスープ料理です。
食後はノミンデパートのスーパーマーケットでビールを購入。СЭРҮҮН 500ml アルコール4.8% 1680トゥグルグ(84円)になりどこの店でもよく見かけるビールです。昼間にビール1本飲んでいたのに、夕方にもう1本ビールです。日本では1日2本なんて贅沢な飲み方できませんね。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 13850トゥグルグ | – |
合計 | 13850トゥグルグ | – |
モンゴル料理のフィツァーとフルーツビール
昼食はモンゴル料理のフィツァー(ХУЙЦАА)3800トゥグルグ(190円)を食べます。フィツァー(ХУЙЦАА)はモンゴルのスープ料理で羊肉、肉団子、春雨、ニンジン、キャベツが入ったスープで羊の大きな脂身が入っております。脂身は人によっては好みが分かれるかと思いますが、私は羊の脂身が好きです。モンゴルに来て羊肉の虜になりました。羊肉はクサミがあるとかいわれますけど、羊肉のクサミって何でしょうか?変なニオイなんて特にしませんけどね。
食後はスーパーマーケットでマンゴー、桃のフルーツビール500ml アルコール度数4.2% 2350トゥグルグ(118円)を購入します。モンゴルでもフルーツビールが生産されており、確かにマンゴーと桃の味がします。フルーツビールということで値段は少し高めでモンゴルでは高級品に入りそうですね。
ウランバートル最大のチベット仏教寺院ガンダン寺
13:00、ガンダン寺にやってきました。ガンダン寺はウランバートルで一番有名なチベット仏教寺院で参拝客や外国人観光客が大勢訪れています。入場料は4000トゥグルグなのですが入口の入場券売り場にはなぜか誰もおりません。トイレでしょうか?待っていても帰ってくる気配がないのでそのまま中へ入ります。地元のモンゴル人の人たち欧米人たちもそのまま中へ入っていますので一緒について行きましょう。
ガンダン寺は1727年に清朝第五代皇帝の雍正帝によって創建されたチベット仏教寺院です。1838年に病気で盲目となったボグド・ハーン5世(ジェプツンダンバ・ホトクト8世)の回復を祈り開眼観音像が建立されていますが、社会主義政権下の1938年にソ連によって開眼観音像が持ち去られ寺は閉鎖されます。その後、1944年から寺院の復興が始まり、1990年代の民主化後の1996年には開眼観音像が再建されます。
境内は平日の昼間でも参拝客で賑わっています。7月に入り天気も良く気温30度以上の真夏日になりますが参拝客の人たちは熱心にお参りしております。お堂の周りにはチベット仏教のマニ車が多く並んでおり、参拝客がマニ車を回しながらお堂を一周しています。
チベット仏教では寺院や聖山などを時計回りに一周することをコルラと呼び功徳を積むことができます。マニ車は中に経文が入っており1回まわすことでお経を1回読んだのと同じ功徳が積めます。
こちらがガンダン寺の観音堂になります。観音堂にはガンダン寺の本尊ともいえる高さ25mの開眼観音像があります。
本堂の入口にお坊さんがおり、外国人の私を見つけて料金表を指さしております。ここで拝観料4000トゥグルグ(200円)、写真撮影7000トゥグルグ(350円)の合計11000トゥグルグ(550円)を支払いますがお坊さんはチケットをくれません。チケットを催促してようやくチケットをくれましたが、催促しなければそのまま拝観なのでしょうか?
こちらが高さ25mの開眼観音像になります。近くから上を見上げて見ますのでかなり大きいです。
こちらは斜め下から撮影です。
開眼観音像の近くにはチベット仏教らしく怖い表情の仏像があります。
こちらはバターで作られて灯明でしょうか?
開眼観音像の周りにもマニ車がありますので地元の人達がコルラしております。
ガンダン寺の拝観を終えて外に出ると「新潟市消防団江南方面隊」と書かれたトラックが目に入ります。中古車でモンゴルに輸入されたのでしょうか?消防団のトラックがモンゴルを普通に走っているのを見ると何か不思議です。
今日は天気がよく晴れており暑いのでガンダン寺近くのスーパーマーケットでコカコーラ900ml 1600トゥグルグ(80円)を購入。バーコードが865から始まっておりパッケージもモンゴル語で正真正銘のモンゴルで生産されたコカコーラです。
モンゴルのガソリン価格
ウランバートル市内をあてもなく歩いているとガソリンスタンドが目に入ってきます。モンゴルの1Lあたりのガソリン価格を調べてみます。92、95、98の数字はオクタン価になり、92はレギュラーガソリン、95以上がハイオクになります。
92 1630トゥグルグ(81.5円)
95 1820トゥグルグ(91円)
98 1920トゥグルグ(96円)
同じ時期の日本のガソリン価格と比較すると下記のようになります。
レギュラー 130.3円
ハイオク 141円
引用元:経済産業省 資源エネルギー庁
モンゴルのガソリン価格は日本より安いですね。モンゴルの物価水準から考えればガソリンはかなりの高額品ですが、これにはちゃんとした理由があります。実はモンゴルでは石油が産出されているのです。小規模の油田ですけど、モンゴルの人口約310万人の需要に必要な原油が産出されているのです。
しかし、モンゴルには石油精製設備がないので産出されて原油は全量輸出(中国だけ?)されます。そして、ガソリン、軽油などを輸入しているのです。原油を産出できるのにガソリンなどが精製できず、中国やロシアから購入するのはモンゴルとしては危険ですね。モンゴルも中国やロシアのご機嫌取りしなくてもやっていけるように国内のヘンティー県ボル・ウンドゥル郡に石油精製工場を建設して2021年生産開始を目標に頑張っているようです。
夕食は食堂でモンゴル料理のウンドゥグテ・ビーフシテクス(ӨНДӨГТЭЙ БИФШТЕКС)4500トゥグルグ(225円)を食べます。ウンドゥグテ・ビーフシテクス(ӨНДӨГТЭЙ БИФШТЕКС)は目玉焼き付きハンバーグになります。
ハンバーグと言っても日本で食べるハンバーグとは味、形、食感が違います。羊肉を使っているのと味付けが違うのでしょう。形も日本だと丸っこく厚みがありますが、モンゴルのハンバーグは平べったい感じですね。
味は脂っこくなく美味しいです。羊肉のスープ料理だと大きな脂身が入っていたりするのですが、ウンドゥグテ・ビーフシテクス(ӨНДӨГТЭЙ БИФШТЕКС)は脂身は入っていないので、羊肉の肉の部分の美味しさが楽しめます。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 14230トゥグルグ | – |
ガンダン寺 | 11000トゥグルグ | 拝観料4000トゥグルグ 写真撮影7000トゥグルグ |
合計 | 25230トゥグルグ | – |