2017モンゴル旅行記㉒MIATモンゴル航空OM503便で成田空港へ

MIATモンゴル航空OM503便

モンゴル旅行最終日です。チンギスハーン国際空港からMIATモンゴル航空で成田空港へ移動、日本へ帰国します。飛行機は以下のようにMIATモンゴル航空OM503便を利用します。

MIATモンゴル航空OM503便
ウランバートル(ULN)13:45 成田(NRT)19:30 5時間45分

航空券代は片道で購入しておらず香港 (HKG) → ウラン バートル (ULN) → 東京成田 (NRT)の周遊(オープンジョー)での購入になり合計金額83050円になります。

航空券情報
香港 (HKG) → ウラン バートル (ULN)
ウラン バートル (ULN) → 東京成田 (NRT)
航空券 78400 円
税およびサービス料 4650 円
合計 : 83050 円

路線バスでチンギスハーン国際空港へ移動

10:00、遅めの朝食を食べてホステルをチェックアウトします。ナーダムの連休中は私以外の宿泊客は欧米人でしたので完全に欧米人宿でした。朝になると定番のロシア製UAZ3909をよく見かけたのでほとんどの宿泊客は何らかのツアー客だったのでしょう。

ブンブクル・ザハ(Бөмбөгөр зах)

ブンブクル・ザハ(Бөмбөгөр зах)

10:30、ブンブクル・ザハ(Бөмбөгөр зах)近くのバス停から9番バスに乗車してチンギスハーン国際空港へ向かいます。運賃は500トゥグルグ(25円)になり、ICカードのU moneyカードで乗車です。

関連記事:モンゴル・ウランバートルのICカードと路線バスでチンギスハーン国際空港へ行く方法

バス車内

バス車内

バスは空いており席は問題なく確保しました。乗客のうち空港利用者は自分一人のようで他は地元の利用客といった様子です。

空港近くで下車

空港近くで下車

11:05、チンギスハーン国際空港近くのバス停「БУЯНТ УХАА-1」で下車します。

チンギスハーン国際空港への道

チンギスハーン国際空港への道

チンギスハーン国際空港は目の前に見えていますので後は歩いていくだけです。

空港駐車場入口

空港駐車場入口

空港の駐車場入口まで来ました。

チンギスハーンの肖像画

チンギスハーンの肖像画

入口の表示の後ろはチンギスハーンの肖像画になっています。

7番バス

7番バス

ちょうどウランバートル市内から7番バスが空港駐車場のバス停「Чингис хаан ОУНБ」へ向かうのが見えます。

MIATモンゴル航空OM503便で成田空港へ

チンギスハーン国際空港

チンギスハーン国際空港

11:15、チンギスハーン国際空港に到着です。1階は到着ロビーですので2階出発ロビーへ向かいます。1階の到着ロビーにはカフェやATMがあります。

2階出発ロビー

2階出発ロビー

11:20、2階出発ロビーにやってきました。国内線と国際線に出発ロビーが分かれており国際線出発ロビーへ向かいます。国際線出発ロビーの入口ではパスポートチェックがありチェックを終えて国際線出発ロビーへ入ります。成田行きのMIATモンゴル航空OM503便のチェックインがすでに始まっていたのでチェックインカウンターへ向かいます。列はほとんどなく待ち時間は2分ほどでチェックイン完了です。

クビライハーン、グユクハーン、チンギスハーンの肖像画

クビライハーン、グユクハーン、チンギスハーンの肖像画

出発ロビーには左からクビライハーン、グユクハーン、チンギスハーンの肖像画があります。チンギスハーンたちの肖像画が空港にもあるところがモンゴルらしいですね。

クビライハーン

クビライハーン

クビライハーンはモンゴル帝国第5代皇帝になりチンギスハーンの孫になります。

グユクハーン

グユクハーン

グユクハーンはモンゴル帝国第3代皇帝になりチンギスハーンの孫になります。

チンギスハーン

チンギスハーン

チンギスハーンはモンゴル帝国を建国した人物で誰でも知っている英雄ですね。

チェックインは終えましたが出国手続きはまだ始まっておらずロビーで待つことになります。この待っている時間でチェックインカウンターの様子をうかがいますが、成田行きOM503便の客層は欧米人が思いのほか多いです。モンゴル人の乗客は大相撲名古屋場所が行われていますので力士の家族が応援に行くのかと勝手に思い込んでしまいます。

国際線ゲートエリアの免税店

国際線ゲートエリアの免税店

11:45、出国手続きが始まります。保安検査を済ませイミグレーションで出国スタンプをもらいます。搭乗開始時刻は13:15になりまだ90分ほどありますので免税店を見て回ります。

モンゴルの騎兵像

モンゴルの騎兵像

奥の方へ行くとモンゴルの騎兵像がいます。

モンゴルの騎兵像

モンゴルの騎兵像

最後までモンゴルらしさ全開で楽しませてくれます。

TURKISH AIRLINES(トルコ航空)

TURKISH AIRLINES(トルコ航空)

外にはモンゴル・ウランバートル - キルギス・ビシュケク - トルコ・イスタンブールを結ぶTURKISH AIRLINES(トルコ航空)の航空機が駐機しています。モンゴルからTURKISH AIRLINES(トルコ航空)で中央アジアやトルコへ一気に飛べますね。

MIATモンゴル航空OM503便

MIATモンゴル航空OM503便

12:30、MIATモンゴル航空OM503便がボーディングブリッジへ牽引されてきました。

機体にはクビライカーンの名称

機体にはクビライカーンの名称

13:15、時間通りに搭乗開始となります。今回の機材はボーイング社のB737-800です。機体にはクビライカーンの名称が付けられております。日本だとポケモンジェットやハローキティジェットがありますが、MIATモンゴル航空はモンゴルらしく硬派な名前の付け方ですね。

エコノミークラス

エコノミークラス

座席数はビジネスクラス12席、エコノミークラス150席の合計162席になります。今回の座席もエコノミークラスで3列+3列になります。香港から搭乗したB767-300ERと比べると座席に液晶モニタは付いていませんのでB737-800は少し見劣りするような気もしますが、余計なものを搭載していないのでメンテナンスや維持費で有利でしょうか?

チンギスハーン国際空港を出発

チンギスハーン国際空港を出発

13:25、ボーディングブリッジを離れ滑走路へ向かいます。成田や香港と違い離陸の順番待ちはなく滑走路に着くと、そのままエンジン全開で離陸します。

ウランバートル上空

ウランバートル上空

ウランバートル中心部の上空を通過して南東へと進路をとります。

雲の上

雲の上

ウランバートルを飛び立ち10分もすれば雲の上です。成田空港までは約3600kmの飛行距離になります。

トイレへ行って席に戻る際に空席の状況を確認してみましたが空席がかなり多いですね。搭乗率は6割程度で4割は空席といってもいいほどです。私の座っている席も隣2席は空席で肘掛けをあげれば昼寝ができてしまいます。この空席の多さは色々と原因があるでしょう。平日は1便で運行しているところを土曜日だけ朝、昼の2便で運行しているのも原因の一つでしょう。

機内食

機内食

14:00になり機内食が配られ始めます。機内食はビーフとチキンの2種類から選べるようになっており、今回はビーフを選択します。

機内食

機内食

牛肉のスープ煮込みにジャガイモといった組み合わせになります。個人的にはMIATモンゴル航空の機内食はモンゴルらしさを出すために羊肉メインでやって欲しいのですが牛肉の方がコスト面などで有利なのでしょうか?

15:10、北京上空を通過して東へ進路を変えます。ウランバートルから成田への最短ルートは北朝鮮を通過するルートなのですが、平壌行きの航空機以外は領空通過は認めておらず北朝鮮の友好国モンゴルの航空会社といえども撃墜されてしまいますので遠回りしているのです。黄海、韓国、日本海を越えて日本へ入ります。

成田空港近く

成田空港近く

日本とモンゴルの時差は1時間ありますので、ここで時計を1時間進めます。18:50、茨城県上空に入りました。この時モンゴルは1時間遅れの17:50になります。外は暗くなり始めており日没は18:55になりますが、モンゴルは21:00ぐらいに日没だったので日本はかなり早い日没ですね。

成田空港到着

成田到着

成田到着

19:13、成田空港に無事到着です。19:25、降機して入国審査場へ向かいます。入国審査場は日本人、外国人の両方の窓口が混んでいますので、ここは自動化ゲートへ行き帰国します。あらかじめ指紋登録してあるので、こういう時に混雑回避ができます。自動化ゲートだと帰国のスタンプが押されていないので近くの入管の職員さんに聞いて帰国スタンプを押してもらいます。

19:35、ターンテーブルで荷物を回収して税関検査を受けます。行き先だけ聞かれて荷物の検査なしで終了です。モンゴルからの帰国なので流行の金の地金を密輸とかは関係なしのようです。

成田空港到着ロビー

成田空港到着ロビー

19:45、到着ロビーに出て無事に日本帰国です。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 1610トゥグルグ
交通費 500トゥグルグ
合計 2110トゥグルグ

モンゴル旅行まとめ

  1. 日本語を話せるモンゴル人が意外と多いです。
    3週間ほどモンゴルに滞在しましたが宿泊したホステル2軒は日本語だけで過ごせましたし、ウランバートルの主要観光地ボグドハーン宮殿博物館はチケット売り場のお姉さんが日本語OKだったりと私の経験上では台湾に次ぐ日本語OKの国です。大相撲で旭鷲山、朝青龍、白鵬たちが頑張ってくれたおかげですね。
  2. ゲストハウスやホステルは1泊7ドルからが相場。
    宿泊費は旅の重要事項ですが、ウランバートルで安い所は1泊5ドルとかでありますが、宿の数が多くなるのが1泊7ドル、8ドルからになり選択肢が増えてきます。カンボジア、タイなどの東南アジアに比べると宿泊費はやや高めになります。
    関連記事:バックパッカー必見!モンゴルのゲストハウス・ホステル一覧
  3. ゲストハウスやホステルはアパートの一室というのが多い。
    モンゴルではアパートの一室をゲストハウスやホステルとして利用しているところが多く、看板も何も出ていないというのが一般的です。ですので、現地に到着して電話して迎えに来てもらわないといけないというのが多いです。看板が出ていても建物のドアが閉まっていて入れないというのもあり、結局電話しないといけないとなります。電話しないといけないというのはモンゴル語や英語ができない旅行者にとっては非常に高いハードルです。モンゴル初めての旅行者はアパートの一室とかの宿は避けた方が無難です。
  4. モンゴルの博物館は入場料と撮影料が分かれている。
    モンゴルの博物館は日本や他の国の博物館とは料金システムが少し違っており、入場料と撮影料が別々になっています。見るだけの人にとっては影響はありませんが写真撮影する人は撮影料が別料金というのは注意が必要です。ボグドハーン宮殿博物館のような有名な観光地は撮影料50000トゥグルグ(2500円)でかなり高額です。格安航空会社(LCC)と同じように必要なサービスを追加していくという料金体系ですね。
  5. ビール安くて酒好きには天国です。
    モンゴルのビールは500ml缶で価格帯1500~2000トゥグルグ(100円)の商品が多いです。しかも、モンゴルではペットボトルで2.5Lの大容量ビールもあります。2.5Lの価格帯は6000~7000トゥグルグ(350円)になっており毎日浴びるようにビールが飲めます。モンゴル以外にも少し高くなりますがロシア、オランダ、中国、韓国のビールもあり種類も豊富です日本で発泡酒などの第3のビールで我慢している人には本物のビールが安く飲めますので天国といっても良いでしょう。
  6. ウランバートル市内からチンギスハーン国際空港へは7番、9番、15番のバスで行けます。
    3路線が市内からチンギスハーン国際空港へ行けますが空港内の駐車場にあるバス停まで直接乗り入れているのが7番バスになります。9番、15番のバスは空港前の幹線道路のバス停に停車します。
    関連記事:モンゴル・ウランバートルのICカードと路線バスでチンギスハーン国際空港へ行く方法
  7. 食堂では1食5000トゥグルグ(250円)が相場。
    モンゴルの地元の人たちが利用する食堂ですとモンゴルの定番料理ホーショール、ボーズ、定食のゴリヤシ、スープ料理のショルが4000~5000トゥグルグで食べられます。
MIATモンゴル航空OM503便