インド旅行記2018①エアアジア深夜便でタイ・バンコクからインド・コルカタまで移動

エアバスA320-200

アジアバックパッカートラベルでは以前東京のインド大使館で取得したインドビザを使いインドへ旅立ちます。インドではダージリンとダラムサラを目指していきます。旅のスタート地点は世界中からバックパッカーが集まるタイ・バンコクです。タイ・バンコクからインド・コルカタまで格安航空会社(LCC)エアアジアで移動します。

バンコク→コルカタの航空券情報

格安航空会社(LCC)のエアアジアを利用してインド・コルカタへ移動します。今回は深夜便での移動になり、以下のようインド・コルカタには深夜1時過ぎというとんでもない時間に到着します。

航空機情報

  • タイ・エアアジア FD120便
  • 機材:エアバスA320-200
  • ドンムアン国際空港(DMK)00:10出発→チネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港(CCU)01:15到着
  • 所要時間:2時間35分
  • 距離:約1600km

航空券情報

運賃、その他諸費用    7130円 運賃 4443円
空港税 2508円
事前乗客手続きサービス 125円
国際線発着便手数料(タイ) 54円
バリューパック  3157円 受託手荷物 20kg
遅延補償(DJ便除く)
ノンベジタリアンバリューパックのお食事
スタンダードシート
カード手数料 332円
総額 10609円

エアアジアのようなLCC(格安航空会社)は受託手荷物や座席指定は別料金ですので個別でサービスを選ぶのですが、バリューパックという受託手荷物や座席指定などセットになったオプションを追加しています。食事は無くても問題ないのですが今回は何故か受託手荷物だけを選ぶより、座席指定と機内食まで付いたバリューパックの方が安くなっていました。

今回の便は深夜1時にインド・コルカタ到着です。インドといえばボッタクリで有名な国です。深夜到着ですのでインドでボッタクリの餌食になる確率が非常に高いので今回コルカタ市内への移動は到着後に朝まで空港で待機してバスが運行し始めてから移動するという作戦を採ります。

エアアジアでタイ・バンコクからインド・コルカタまで移動

ドンムアン国際空港

ドンムアン国際空港

タイ・バンコクのドンムアン国際空港にやってきました。エアアジアのチェックイン手続きは国際線が3時間前から始まります。コルカタ行きFD120便は出発ですので頃にチェックイン開始です。それまで空港内で時間をつぶしますが国際線のターミナル1は古くて混雑していますので、新しい国内線のターミナル2で待つことにします。ターミナル2の方がフードコートやセブン-イレブンがありトイレもきれいですので快適です。

時刻表

時刻表

、そろそろインド・コルカタ行きFD120便のチェックインが始まる時間になりますのでエアアジアのチェックインカウンターに向かいます。

エアアジアのチェックインカウンター

エアアジアのチェックインカウンター

エアアジアのチェックインカウンターに来ましたがものすごい混雑です。どの列がどの便なのか分からない状態ですが最後尾に並んで10分ほど待つと「コルカタ!コルカタ!」の呼び声が聞こえてきます。コルカタ行きのチェックインが始まったのですが列無し、待ち時間無しでした。

先ほどまで並んでいた列は大阪行きのエアアジアFD9611便でした。大阪行きが大混雑でコルカタ行きがガラ空きという極端な差です。大阪はそれほどまでに人気があるのでしょうか?桜の季節は大阪では終わって東北地方が始まりですし、なぜ混雑するのか不思議です。

免税店

免税店

チェックイン手続きは2分ほどで終わります。続いて出国手続きとセキュリティチェックです。ここは少し混雑していましたが10分ほどで済みます。免税店を見ながら搭乗ゲートへ向かいます。

搭乗ゲート

搭乗ゲート

コルカタ行きのFD120便は5番ゲートということで搭乗ゲートまで来ました。まだ出発まで2時間以上ありますので空いています。

搭乗開始

搭乗開始

23:30、FD120便の搭乗開始です。乗客のほとんどがインド人のようです。隣の4番ゲートがエアアジアの上海行きの便なので私は中国人と間違われたりします。

エアバスA320-200

エアバスA320-200

バスに乗車して駐機場まで移動します。
、駐機場に到着、機体はエアバスA320-200です。

機内

機内

シートは3列+3列になります。インド・コルカタ行きの便ですが中国語が多く目に入ります。この機体はインドだけでなく中国にも飛んでいるようです。
、予定より15分早くドンムアン国際空港を出発します。

深夜にバンコク出発

バンコクの夜景

バンコクの夜景

、ドンムアン国際空港を離陸してバンコクの夜景を見ながらインド・コルカタへ向かいます。バンコクからコルカタまで直線距離で約1600km、所要時間2時間35分の予定です。機内を見た限りですと空席は無く満席のようです。ほとんどがインド人のようで欧米人は少数です。

エアアジアの機内食

機内食

機内食

入国カードが配られた後に機内食が配られます。機内食はFried Vegetarian Riceに水が付いてきます。味付けは薄めで油も少なめです。

時差修正

タイとインドの時差は1時間半あります。日本、タイ、インドの時差は以下のような関係になります。
日本12:00 タイ10:00 インド08:30

インド・コルカタに深夜到着

、予定より20分早くコルカタのチネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港に到着します。
イミグレーションでインドの入国審査になりますが、日本でインドビザを取得してありますので入国カードを記入して列に並ぶだけです。コルカタではアライバルビザが取れるのですが対象者は日本人だけなのでカウンターは閉まったままです。

インドの入国審査は面倒です。タイ、マレーシアなどは質問無しですぐにスタンプを押してくれるのですが、インドは入国目的、職業を聞いてきます。英語のできない私にはかなりハードルが高いです。それでも3分ほどでスタンプを押してくれました。

コルカタの空港で夜を明かす

手荷物回収

手荷物回収

、受託手荷物で預けておいたバックパックを回収して税関検査へ向かいます。荷物をX線検査機に通して税関検査は終了、到着ロビーに出ます。

チャンドラ・ボース国際空港

チャンドラ・ボース国際空港

到着ロビーは空港1階になります。まずは空港内の状況確認です。プリペイドタクシーのカウンター、鉄道のチケットカウンター、トイレ、ATM1台を見つけます。カフェも数軒あります。

2階の出発ロビーも確認しに行きますが、こちらは国内線、国際線ともに入口で自動小銃を装備した警備員(警察?兵士?)が警備しておりeチケットなどの航空券を持っていないと入れませんでした。2階のATMや店の状況は不明です。

1階に戻りますがよく見ると警備員が各所で警備しています。空港の出口でも警備員が警備しており一度出た利用客は中に入れてくれません。出発のチケットを持っていないと入れてくれないようです。道理で空港の外は人がたくさんいるわけです。こうなると外の様子を確認しに行くのは止めた方が良さそうです。インドの空港警備はかなり厳重です。

外には出られませんので1階のATMで現金引き出しを試みますがVISA、JCBなど海外カードはリードエラーが表示され使えませんでした。故障かと思ったのですが地元の人が現金を引き出していましたのでインド国内のカードのみの取り扱いのようです。ATMにはVISAやMASTERのロゴもありませんでしたし・・・。

両替所は受託手荷物受け取りのターンテーブルと税関の間に2カ所、到着ロビーに1カ所が営業していました。到着ロビーの両替所で20ドル両替を試みますが窓口のお兄さんが何か言っています。香港の両替所だと電卓を叩いて金額の確認があるのですがインドは違います。私は英語ができませんのでボッタクられそうな気配がしますので止めておきます。

朝まで空港で寝ます

朝まで空港で寝ます

こうなったらこのまま朝まで空港寝です。深夜に空港の外へ出たらボッタクリに遭ってしまいますので朝になってから外でATMを探してみます。空港寝している利用客は思った以上におり寝袋持参で寝ている人までいます。やはり深夜のコルカタは危険なのでしょう。

空港の外

空港の外

、外が明るくなってきました。あと2時間ぐらい待って移動することにしましょう。

ATM

ATM

、空港の外に出てATMなど状況確認をします。インドルピーを入手していないのでATMを探すと空港の外にATM1台が3A、3Bのゲートの向かい側にありました。ちゃんとVISA、MASTERのロゴがありましたが、ここも使えませんでした。これがインドクオリティなのでしょうか?

次は2階にやってきました。ATMを探すとパスポートやチケット無しでも入れる航空会社のチケットカウンターの奥にATM1台があり、これがVISAだけ使えて10000ルピー引き出しました。でも、ATMの利用明細が出てきません。空港でボッタクリというのはありませんでしたがATMでインドの洗礼を受けてしまいました。インドはIT技術が進んだイメージがあったのですが海外カードが使いにくい日本のATMより酷いというのは意外でした。

空港バスでコルカタ市内へ移動

空港バス

空港バス

空港の北の端にあるBUS STANDにやってきました。ここが空港バスのバス停になっておりコルカタ市内へ移動できます。
、エスプラネード(ESPLANADE)行きVS-1の空港バスがやってきました。ドライバーさんにエスプラネード行きか確認して乗車します。

車内

車内

、エスプラネード行きVS-1の空港バスが出発します。しばらくして乗務員さんが運賃徴収にやってきます。運賃は50ルピー(80円)になります。

エスプラネードバスターミナル

エスプラネードバスターミナル

、エスプラネードバスターミナルに到着します。ここから予約しておいたゲストハウスまで移動するのですがコルカタはかなり暑いです。バンコクも暑かったですけどコルカタも引けを取らず暑いです。汗を吹き出しながら歩いていきます。

サンタナ・コルカタ

サンタナ・コルカタ

、予約しておいた日本人宿のサンタナ・コルカタに到着です。

サンタナ・コルカタ

インド・コルカタ マザーハウス近くの日本人ゲストハウス「サンタナ・コルカタ」

2018年4月24日

ハウラー→ニュージャルパイグリの寝台きっぷ購入

イースタンレイルウェイのきっぷ売場

イースタンレイルウェイのきっぷ売場

、コルカタ市内にあるイースタンレイルウェイのきっぷ売場にやってきました。コルカタの後は世界三大紅茶ダージリンティーと世界遺産ダージリンヒマラヤ鉄道で知られるダージリンを目指します。ダージリンへ行くためハウラー→ニュージャルパイグリのきっぷを購入します。

イースタンレイルウェイのきっぷ売場は通常のきっぷ売り場と外国人窓口が設置されています。外国人窓口は2つあります。まずは左のドアから入ると自動小銃を持った警備員さんに外国人は隣のドアと案内されます。左のドアは地元インド人のきっぷ売り場でした。右のドアから入るとこちらにも自動小銃を持った警備員さんがおり前のベンチで待つように案内されます。

コピー屋の入っているビル

コピー屋の入っているビル

先客の外国人きっぷ購入が終わると私の番です。申込用紙を渡され斜め向かいのビルにあるコピー屋でパスポートのコピーをとってくるように指示されます。最初は窓口の係員は「Xerox」と言っていたので分からなかったのですが、コピー機のXeroxは英語ではコピーを撮るという意味にもなっています。画像の円で囲んだ所がコピー屋の入口です。

申込用紙を記入してコピーと一緒に提出します。

今回購入するきっぷは以下の通りです。

  • 乗車日:2018/04/17
    TRAIN NO.15959
    TRAIN NAME:KAMRUP EXPRESS
    HOWRAH 17:35発→NEW JALPAIGURI 0620着
    CLASS:3A
    運賃:1290ルピー(2193円)
ハウラー→ニュージャルパイグリのきっぷ

ハウラー→ニュージャルパイグリのきっぷ

コルカタは西のハウラー駅(HOWRAH)と東のシアルダー駅(SEALDAH)の2駅がターミナル駅になります。今回はハウラー駅発の3A(3等寝台)のきっぷを購入です。きっぷを発券して最後に台帳に乗客情報を記入してきっぷを受け取ります。待ち時間がほとんどありませんのでコピーを準備しておけば10分ほどの購入時間で済みます。きっぷは購入できたのであとは出発日までコルカタで過ごすだけです。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 280ルピー
宿泊費 1200ルピー 400ルピー×3
交通費 50ルピー 空港バス
交通費 1290ルピー 鉄道 ハウラー→ニュージャルパイグリ
3A(3等寝台)
コピー 1ルピー
合計 2821ルピー

ハウラー駅

ハウラー駅

、路線バスでハウラー駅にやって来ました。ハウラー駅はコルカタの西側にあるターミナル駅です。明後日にハウラー駅から列車に乗車するので駅の様子を確認しに来ました。

フェリー乗り場

フェリー乗り場

、駅前のフェリー乗り場に来ました。ハウラー駅前にはフェリー乗り場があり川を渡る事ができます。乗り場は2箇所ありますけど最寄りの対岸Fairlie Place Ghatへはどちらの乗り場でもOKですがフェリーを間違うと別の所へ行ってしまうので注意です。

フェリーのチケット

フェリーのチケット

これがチケットで5ルピー(8.5円)になります。改札口でちぎられて捨てられてしまうので撮影するなら改札口へ行く前に。

フェリー埠頭

フェリー埠頭

こちらが埠頭になりフェリーが来ています。

行き先

行き先

行き先を確認すると上流の方へ行くようで乗船してはいけません。

フェリーとハウラーブリッジ

フェリーとハウラーブリッジ

次のフェリーを待ちます。フェリはー10~15分に1隻来るようで運行頻度は多いようです。次のフェリーが来ました。後ろの橋がハウラーブリッジでコルカタの名所でもあり軍事機密でもあるようで本当は撮影禁止のようです。

行き先

行き先

行き先はCHANDPALとBABUGHATになっており下流へ行くのでこの船で行けそうです。

混雑するフェリー

混雑するフェリー

乗船すると地元の人達で結構混雑しています。フェリーはハウラーから10分ほどでフーグリー川の対岸に到着です。

沐浴する人たち

沐浴する人たち

、フェリーを下船します。フェリー乗り場の隣はガートになっており沐浴している人たちが大勢います。

フェリー乗り場近くの駅

フェリー乗り場近くの駅

フェリー乗り場を出ると駅があり近郊への列車が停車しています。

踏切

踏切

駅の脇には踏切があるのですが列車が踏切を通り過ぎた瞬間に地元の人達は渡り始めます。

駅入口

駅入口

踏切を渡り通りに出て振り返るとこうなっていますが、ここに駅やフェリー乗り場があるとは分かりません。この場所はイースタンレイルウェイの外国人きっぷ売り場のすぐ近くになります。100mも歩けばきっぷ売り場です。

入場券売り場

入場券売り場

ビクトリア記念堂(The Victoria Memorial Hall)にやって来ました。入場券売り場は人でいっぱいです。

料金表

料金表

料金を確認するとギャラリーと庭園はインド人20ルピー、外国人200ルピーで10倍の差があります。庭園だけなら10ルピーで格安です。ギャラリーは撮影禁止ですので庭園だけで充分です。

ビクトリア記念堂チケット

ビクトリア記念堂チケット

列に並んで庭園のチケットを購入します。

ビクトリア記念堂

ビクトリア記念堂

ビクトリア記念堂(The Victoria Memorial Hall)は英国のビクトリア女王を記念してインド総督により女王の死後に15年掛けて1921年に大理石づくりの記念堂が完成しました。

ビクトリア女王の像

ビクトリア女王の像

庭園にはビクトリア女王の像があります。ビクトリア記念堂内部のギャラリーは撮影禁止ですので私は外の庭園のみで充分です。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 370ルピー
交通費 8ルピー 路線バス
交通費 5ルピー フェリー
ビクトリア記念堂 10ルピー 庭園のみ
合計 393ルピー


あまりの暑さで外へ出ずに過ごします。

旅行費用
項目 金額 備考
食費 250ルピー
合計 250ルピー

タイ・バンコクからインド・コルカタまでのGPSデータ

こちらはタイ・バンコクからインド・コルカタまで飛行機・バスで移動した際に収集したGPSログです。Google マップに取り込んで表示させていますので、実際にどこから出発してどこに到着したかが分かります。下記リンクからはGPXファイルとKMLファイルがダウンロードできますので、Google EarthやGPS機器に取り込んで使うということもできます。

エアバスA320-200